[ファイトクラブ]AEWシカゴ15分完売-新日GMと外道-MOX米巡業禁-DBスミス離脱

[週刊ファイト6月27日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼AEWシカゴ15分完売-新日GMと外道-MOX米巡業禁-DBスミス離脱
 タダシ☆タナカ+シュート活字委員会編
・ちゃんと読んでからにせよ!小見出し表記が曲解されて犯人独り歩き
・BOSJブッカーが別の者担当はこれまでもあったがDOMINIONまでも?
・マイケル・クレイブン新GM体制での合議制ブッキング委員会での葛藤
・7・6 G1開幕戦ダラス棚橋vs.オカダとAEWジョン・モクスリー米国不可
・ランス・アーチャー5年ぶりG1出場もデイビー・ボーイ・スミスが離脱!
・新日の誤算!新体制の不協和音~マスコミの見出しはどうあるべきか
・インサイド告発版:CIMA、岡村隆志氏がドラゲーから去った本当の真相
・8・31『ALL OUT』記録短縮Sold Out!Sオースチン番組トニー・カーン


―― AEWの8・31『ALL OUT』シカゴ大会が15分で前売り完売です。現地時間金曜なんですが、週刊ファイトのサイクルは日本時間木曜〆切の金曜発売なんで、ニュースが間に合わなかった。なのでトップ画像は毎週恒例のAEWなんですが、それは後半にやりましょう。

オフレコ まずは、新日本プロレスの考察から。ファイトクラブ会員向けの順番構成も、本来は区切りからあとが深淵分析ネタなんだけど、今回に限って一部は冒頭に出さざるを得ないから。ちゃんと有料版を読んでくれてないから曲解が独り歩きしたケースなんだけど。

―― 「外道辞任」という強い表記の見出しを書いたのはカクトウログなんですが、それがGedo Quitと訳されて英語サイトで大騒ぎになると。記事には「辞任」なんて言葉はありません。だいたい現場監督にまで登りつめた者が辞める、(業界用語としての)ブッカー辞任となれば、それは会社から退任となるのがこの業界の掟みたいな歴史すらあります。でも外道は辞めてないばかりか、マッチメイク実行委員会から出てもいません。そんな噂すら聞いてません。ところが、カクトウログが出したあとに英語メールが大量に届いていて「な、な、なんですか?」という・・・。

オフレコ 曲解になりかねない表記を拡散されてしまい、しかも悪者が週刊ファイトにされるんだからなぁ。いかにオカシイことか(とほほ)。

―― こっちももっと正確に詳細を書けばよかったと言われるのかもですが、(今回のに限らず)今度は正確過ぎると「一体誰に聞いたんだ?」とか、漏らした者の犯人捜しが始ってしまう。なのであえてぼかして書かざるを得ないというのがジャーナリストの宿命であって、情報源を守る必要もあります。常に世界をリードして先行スクープ世界No.1を自信を持って公言できる根拠でもあるんですが・・・。

オフレコ 残念ながら、食わず嫌いで読まないままばかりが大半なので、あまり知られてない、認められてない課題もあるやろ。それに、そういうのは有料箇所でやるお約束だから、無料で見せる冒頭箇所に出すわけがないだろうに。

―― あと、「レスリング・オブザーバーが否定!」という日本のブロガー・リンクも送られて「はぁ?」と思いましたが、この方もカクトウログからの英語圏拡散だけを見たのでは? 正直腹立たしいというか、そりゃ海外の連中が有料で隠されている記事なんか読めるハズもなく、一般公開の冒頭箇所とか小見出し列挙の印象が(今はWebサイトなら自動翻訳とかもあるので)独り歩きするというのはネット時代なら仕方ないのですが・・・

’19年06月13日号BOSJオスプレイ鷹木 NXTテイクオーバー W1才木 RIZIN神戸 青木篤志

オフレコ ただ、あとで色々経緯を聞いてみたら、まず金曜7日発売の週刊ファイト6月13日号が大元なんだと。今回驚いたのは、「あれ? BOSJのブッキング(日本表記だとマッチメイク)は外道じゃないと断言したのは今週号じゃなくて、前週なんだけど」というのがあるから。

―― やはり、そりゃ夕刊タブロイド紙の時代から、一般のファンだけでなく業界関係者や選手の定期購読者の割合が高い本誌ですから、6月13日号が出た直後から、米国では掲示板のことをフォーラムと言うんですけど、そこで誰かが本誌を読んで、日本からの情報だとピーチク、パーチクやり出した。例によってどんどん妄想が膨らんでいったんだという・・・。それを拾って、英語の専門媒体も音声番組とかで指摘出していたそうです。

オフレコ ただズルいというか、その週の段階では週刊ファイトと書いてくれてなかったそうで、こっそり情報というか盗まれて海外のフォーラムに出してる泥棒がいたんだと。だから海外の各通信員からの確認メールはなかった。ところが、本誌では2度目になるんだけど、金曜14日発売の6月20日号が出て、カクトウログが「週刊ファイトから」と出展をちゃんと書いてくれてはいるんだけど、その大見出しが「外道辞任」やからなぁ。「え、え、え?」となるわな。

’19年06月20日号DOMINION大阪城 G1KENTA WWE新日 Wウィリアムス 覆面マニア Jewels

―― そこから一気に海外にも拡散で、今度は本誌にもアチコチから問い合わせがくるという。

オフレコ 派手な見出しで注意を惹こうとするのは我々も、というかどこのマスコミでもやっている。それが「見出し」の役割でもある。また、それは諸刃の剣のリスクがあり、確かにそれが誤解を生みやすい面はあるんだが・・・それにしても。

―― 今回は無料でチラ見せする冒頭箇所にも、そこだけは解説しておく必要がありますかね。

BOSJブッカーが別の者担当はこれまでもあったがDOMINIONまでも?

オフレコ 要するに、自分の意見とか書けない輩ばかりがネットの自称”情報サイト”とかやってしまっている大枠の現状認識から始めないといけないんだけど・・・。活字プロレス元祖・I編集長が生きていたらレベル低下を嘆くだろうなぁと。
また、ファンが保守的な自分教ばかりの氾濫になってしまい、小宇宙完結のヲタク向けマイナー・ジャンルに落ちている点も、毎週のように指摘してるんだけどなぁ。

―― ちゃんと見解を出している本誌が、海外専門媒体のネタ元というのすら、知られてないんでしょう。

オフレコ こっちは「NEW JAPAN CUPに優勝、MSGでオカダが戴冠して、DOMINIONではジェリコにも勝利するという大まかな年間計画こそ、長期で展開を練る外道の道筋」とも、有料箇所にきっちり明記してるんやけど。まぁこの件は注釈必要なんで後半で再度掘り下げるけど・・・。

▼危険!内藤哲也x飯伏幸太~オカダCジェリコ不発:課題残した6・9DOMINION

[ファイトクラブ]危険!内藤哲也x飯伏幸太~オカダCジェリコ不発:課題残した6・9DOMINION

―― だいたい、BOSJの(業界用語としての)ブッカー(日本ではマッチメイカー)が、ヘッドブッカーの外道じゃないとかは、これまでの歴史でもよくあることです。ジュニアの古参選手が担当とか、珍しいことでもなんでもありません。

オフレコ ただ、これまでのパターンと明らかに違ったのは新鮮だった。鷹木信悟がデビュー以来、全勝で決勝に上がってくるという。

―― 詳しくは「定期購読しましょう」とだけにしますけど(笑)。きっちり書いてますから。

オフレコ ところが、DOMINIONもいつもの外道スタイルじゃなかったからね。メインのケツとかは長期計画のままやけど、MOXが第1試合、特に第2試合をプッシュしている鷹木とかの配列は、これまた作る側から見ているスマートなら、一発で「これも外道じゃない」と。それで、「あれれ、BOSJだけやないなぁ」と。

―― 有料版には、BOSJのブッキングは外道ではないと2週間前の号にも書いた続きだけなんですが、ちゃんと買わずに、読まずに犯人扱いで頭に来てます。

オフレコ カクトウログに抗議したら追加で訂正は出してたけど、「確かに記事には”辞任”という言葉はありませんでした」とか、そう書いて欲しかったけどな。

―― まぁどう解釈するかは読み手の自由になりますが、皆さん読まずに騒ぐのでなく、どうか元記事をちゃんと正確に読み解いて下さい。問われているのは自身で考える姿勢なんですけど。

オフレコ WWEとかフォローしてるブロガーにせよ、どんなカードが今回の番組にあり誰が勝ったとかの紹介に終始しているだけ。意見もなければ、なにが今週の肝だったのかも評されてない。

―― 分析力のない、そんな無味無臭の報告だけで満足している読み手側も問題なんですけど・・・。

オフレコ 話を戻して、マンネリの外道じゃないのなら、それでは誰が現在、中心的にアップ・ダウンの星取り進行表や試合順を練ってるのかとなるんやが・・・

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