[ファイトクラブ]危険!内藤哲也x飯伏幸太~オカダCジェリコ不発:課題残した6・9DOMINION

[週刊ファイト6月20日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼危険!内藤哲也x飯伏幸太~オカダCジェリコ不発:課題残した6・9DOMINION
 photo by泉南友香 編集部編
・飯伏の首がエプロンの角を直撃する事故!痛め合いセミIC戦の功罪
・伏魔殿大阪城なのか?オカダ防衛Cジェリコ暴れる不完全燃焼幕切れ
・外道がブッカー降りての試金石だったが、棚橋の救出もスロー露呈に
・豪華なG1メンバーの割に2019年の折り返し大会で不安が過る新日プロ


 前売り完売の調子に乗って、来年は2月9日(日)にNEW BEGINNING、6月14日(日)にDOMINIONと、大阪城ホール大会が年2回開催となる発表がなされた程の大盛況だった『DOMINION 6.9 in OSAKA-JO HALL』である。
 しかし、2018年のDOMINIONがベスト興行賞、ベストマッチ賞とアチコチで話題にされる素晴らしさだったこと、さらに6月5日の『BEST OF THE SUPER Jr.26』決勝大会が、内容的に凄すぎたこともあり、比較される運命だったのかも知れない。よって、不完全燃焼、消化不良といった語り口になってしまう宿命を背負ってしまったのだろうか。本稿には検証編をお届けする。

飯伏の首がエプロンの角を直撃する事故!痛め合いセミIC戦の功罪
<第8試合 IWGPインターコンチネンタル選手権試合 1/60>
○[挑戦者]内藤哲也
 22分06秒 デスティーノ⇒エビ固め
●[第21代王者]飯伏幸太
※飯伏が2度目の防衛に失敗。内藤が新王者

 ある日は安全運転モード全開の内藤哲也なんだが、良くも悪くも鬼門の大阪で迎えるDIMINIONはそうはいかない。左目の上が大きな瘤になり、翌日の飯伏幸太のTwitterでは真紫に変色していたが、もちろん両雄に責任があるのであって、内藤だけが一線を越えてしまった訳ではない。よって、この試合を凄いと褒めてしまうのはいかがなものか。海外でも注目の大会と煽られたわけだが、日本のマスコミだけが気兼ねして悪くは書かないお約束に縛られているものの、世界からの評価は芳しくない。
 DOMINION関連は6月20日号に合計4本になる手前、西尾智幸記者の超拡大版大会評は電子書籍ジャーナルのみの収録、本稿はファイトクラブと両方にさせていただくが、冒頭箇所はサイトから見えるようにする書式なので、ツッコミは後半箇所になる。
 
伏魔殿大阪城なのか?オカダ防衛Cジェリコ暴れる不完全燃焼幕切れ
<第9試合 IWGPヘビー級選手権試合 1/60>
●[挑戦者]クリス・ジェリコ
 25分43秒 エビ固め
○[第69代王者]オカダ・カズチカ
※オカダが2度目の防衛に成功

 大人のファンにはケツはわかっていたことなんだが、メインの幕切れはやはり不完全燃焼であり、昔のような暴動にはならないにせよ、ブーイングは出ていたし、モノを投げていた客も複数目に付いた。次につなげる命題や、ジェリコの希望もあり、こうするしかなかったという作る側の苦労を理解するものの、内藤哲也にまたブーイングするかと思えば、手のひら返しで応援する大阪のうるさい客を満足させたかと問われるなら、魅せ方に課題を残す大会だったかも知れない。

金玉掻いて出てきた中年のオカマには大笑いだったんだが・・・

近年のWWEでは滅多に飛んだりしなかったジェリコだが、もとはジュニア戦士である。

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