(C)SuperKombat
2014年11月22日にイタリアで『SuperKombat World GP 2014 Final』が開催された。
K-1、グローリー、レジェンドが世界戦略というか全世界で大会を開催している中、このルーマニアのスーパーコンバットは、本拠地ルーマニアを中心に、欧州圏(過去にブラジルでも大会を開いた事があるが)で定期的に大会を開催している。2014年は上半期は本拠地ルーマニアで興行、下半期はルーマニア以外の欧州圏で大会を開催しており、今大会はイタリアでの開催となった。
毎大会トーナメントを開催しており、今大会でもライトヘビー級トーナメントを開催。そして実質メインなのが、SuperKombatヘビー級エースであるカタリン・モロサヌが、なんとベラトールで活躍するMMA戦士、ロン・スパークスと対戦するという異種格闘技戦的な異色マッチが組まれた。しかし、入場式の後、選手が負傷したとして、このメインイベントは突然、消滅。とんでもない事態となってしまった。
ライトヘビー級トーナメントは、ジョージ・ローレンとアリストテ・クイツシサが決勝に勝ち残り、セミファイナルで激突。前に出てプレッシャーをかけるローレンと、バックスピンなど多彩な足技を駆使するクイツシサだが、クイツシサにクリンチが目立ち、レフェリーに注意を受けた事もあり、ローレンが判定勝ち。見事にトーナメント優勝を果たした。
また、SuperKombat中量級エースであるアンドレイ・ストイカも登場。エミリオ・ヴァレシロと対戦した。このエミリオ・ヴァレシロもアメリカ人で北米ローカル大会ながらMMA4戦全勝というMMA戦士。これまた異種格闘技戦という感じだ。試合はストイカが圧倒。まず、ストイカがスタンドで棒立ちのヴァレシロにパンチラッシュを叩き込み、スタンディングダウンを奪う。続いて飛び膝からの打撃でまたストイカがスタンディングダウンを奪い、最後もパンチで3度のスタンディングダウンを奪ってTKO勝利。ストイカがその強さを見せつけた。
ミドル級王座決定戦が行われ、当初はメルヴィン・マヌーフの弟セドリックが出場予定だったが、欠場となりジュリアン・イメリとナデル・ファーホウの間で争われた。試合はイメリが前に出て優位に進め、見事に判定勝ちで新王者に輝いた。
■ SuperKombat World GP 2014 Final
日時:2014年11月22日
場所:イタリア
<メインイベント ヘビー級>
カタリン・モロサヌ
試合中止
ロン・スパークス
<ライトヘビー級トーナメント決勝戦>
○ジョージ・ローレン
判定
●アリストテ・クイツシサ
※ローレンが優勝
<ミドル級王座決定戦>
○ジュリアン・イメリ
判定
●ナデル・ファーホウ
※イメリが新王者
<スーパークルーザー級>
○アンドレイ・ストイカ
1R TKO
●エミリオ・ヴァレシロ
<ミドル級>
○アマンシオ・パラシフ
1R KO
●リカルド・レッカ
<ライトヘビー級>
○ギウセップ・デ・ドメニコ
判定
●エロール・コーニング
<ライトヘビー級トーナメントリザーブファイト>
○ボグダン・ストイカ
3R TKO
●アレクサンドル・ネグレア
<ライトヘビー級トーナメント準決勝>
○ジョージ・ローレン
2R KO
●マイケル・テリル
<ライトヘビー級トーナメント準決勝>
○アリストテ・クイツシサ
判定
●ダウィッド・カスペルスキー
電子書籍版は11月28日発売のマット界舞台裏に収録されます。
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