NXT紫雷イオ「マンマ、ミア~!」KUSHIDAドリュー・グラック職人芸!ダニー・バーチ勝利

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 ありゃ、なんかいつもと違うなぁと見ていたら、メリーランド州のベル・エア会場の遠征ハウスショーからの収録配信だ。
 冒頭はキャンディス・レラエと紫雷イオがMMAフォース・ウーメンを迎え撃つ。実況マウロ・ラナーロはジーニアス・オブ・スカイ(天空の逸女)の華麗なムーンサルトに、しばらく我慢していた「マンマ、ミア~!」を爆発させた。
 KUSHIDAとドリュー・グラックが遠征でも尺を貰ってサブミッション限定試合を披露できるって、これがいかに凄いことか。24/7王座がサウジ遠征の飛行機の中でもベルト移動とか、漫画にすらなってない惨状は後出しジャンケン組からもアチコチで非難されている通りだが、同じWWEなのに、NXTでは実況がKUSHIDAの高田道場から始まり、ノブヒコ・タカダ対ヒクソン・グレイシーも語りだして、「パンクラス・ルールなのか!」まで、マニアックなNXTファンは大喜びになると。
それにしても、ゴリー・スペシャルを繰り出すドリュー・グラックの職人芸が肝なのである。


 トリはダニー・バーチ(マーティン・ストーン)&オニー・ローカンが、アンディスピューティド・エラ(カイル・オライリー&ボビー・フィッシュ)と対戦。いや、これはレッドラゴン(reDRagon)時代からのカードになるんだが、最後はフォゴットン・サンズのジャクソン・ライカーが入場廊下に出て来てと、介入はあったものの、苦節の英国人ダニー・バーチがオライリーをピンフォールして勝利という、インディーに詳しいアメプロ者にはHappy Endingなのであった。

◆場外乱闘となったイオと王者シェイナのスチールケージ戦が決定!

 紫雷イオ&キャンディス・レラエが「NXTテイクオーバー:XXV」で因縁が激化したマリーナ・シャフィール&ジェサミン・デュークと激突した。NXT女子王者シェイナ・ベイズラーが見守る中、キャンディスがドロップキックやスライディングキックでジェサミンに先制するも、マリーナに捕まるとジェサミンのエルボーやストンピングを食らって劣勢となってしまう。しかし、キャンディスが辛うじて交代すると、イオは619からシェイナを模倣したストンピングでジェサミンの左腕を破壊してシェイナを挑発。続けてムーンサルトを狙ったイオだったが、堪らずシェイナが介入してジェサミンを救援すると、代わりにイオは場外のシェイナにムーンサルトを炸裂。さらにキャンディスもトペ・スイシーダでマリーナ&ジェサミンを蹴散らすと、両チームはそのまま場外乱闘に発展。

 ゴングが鳴って試合はノーコンテストとなったが、イオはお構いなしにシェイナをステップに叩き付け、さらに客席でも殴り合って会場は大混乱となった。

 さらにエスカレートしたイオとシェイナの因縁に決着を付けるべく、6月27日のNXTにてイオ対シェイナのスチールケージ戦が行なわれると発表された。

◆KUSHIDA、サブミッション戦勝利でグラックを返り討ち

 KUSHIDAがドリュー・グラックの挑戦を受けてサブミッション戦で激突した。2人は白熱の寝技の攻防を展開し、KUSHIDAは序盤からホバーボードロックやアームバーで攻め込み、試合中盤でもトルネードDDTから再びアームバーで積極的に一本を狙った。一方、グラックはボディスラムやアンクルロックで反撃するも、KUSHIDAが打撃の応酬をマサヒロ・タナカで制すると、ハンドスプリング・エルボーから最後はホバーボードロックでグラックを捕まえてタップ勝ち。KUSHIDAは前回の試合に続き、サブミッション戦でも勝利してグラックを返り討ちにした。


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