[ファイトクラブ]記者座談会:青木篤志さん、失意のドン底の泉田純さんに掛けた思いやりのある言葉

[週刊ファイト6月13日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼記者座談会
 青木篤志さん、失意のドン底の泉田純さんに掛けた思いやりのある言葉
・青木さんの事故死の衝撃度はあまりにも大きかった
・全日プロを激励しようというファンが6~7月の大会に押し寄せるんじゃないですか
・ノア出身の選手はみんな性格が良い。GMと広報の評判が悪かっただけで・・・
・我々も改めて青木さんの冥福を祈りましょう


2915年12月15日、青木篤志デビュー10周年記念より

 去る6月3日、バイク事故により41歳の若さで急死した全日本プロレスの青木篤志さん。自衛隊出身らしく、自分の出世よりも団体の発展を考えるレスラーで秋山準社長ら同団体の首脳陣も全幅の信頼を寄せていた。

 青木さんの目標は全日プロのメジャー復帰。その兆しが見え始めた矢先の事故死だけに彼の無念は計り知れない。

(*編注 A=『マット界舞台裏』特約記者、B=スポーツ紙記者 C=フリーのべテラン記者)

A 現役の世界ジュニア王者ということもあって青木さんの事故死の衝撃度はあまりにも大きかった。日本テレビが4日夕方の報道番組でノア時代、現・全日プロでの試合映像を流して彼の訃報を伝えたほどですから。

B ウソだろ!? というのが関係者、家族、ファンの心境でしょう。秋山社長にしても警察から連絡があって病院に到着するまでは大きなケガ程度と思っていたらしい。

C 過去、ハル薗田さん(全日プロ)が新婚旅行中(87年11月)に飛行機の墜落事故で亡くなられていますけど、日本マットで交通事故死は初めてですかね? 青木さんは車も持っているはずなのにバイクで目的地に向かったのはあの時間帯に渋滞することを知っていたためじゃないですか。電車という交通手段もあっただけに本当に悔やまれます。彼の死を無駄にしないためにも各団体とも早急に「バイク禁止」を実施してもらいたい。

編集部注:NOWの直井敏光選手も交通事故でおなくなりになっている


Jr.タッグ・バトル・オブ・グローリー優勝

A 全日プロの戦力面への影響も心配されています。

B 観客動員数が激減することはないでしょうが、全日ジュニアのレベル低下は避けられない。テコ入れが必要になってきますが、今は補強とか新王者決定トーナメントをどうするとか、そこまで頭が回らない状況でしょ? ただ、全日プロの興行日程に変更はなく、7月下旬の大阪府立2連戦とか重要な大会もすぐ迫ってきますからね。

C 青木さんの写真が入った『サマーアクション・シリーズ』のポスターはすでに開催地の飲食店などに貼られていますが、払い戻しを求めるファンが出ないばかりか、逆に全日プロを激励しようというファンが6~7月の大会に押し寄せるんじゃないですか。

A マスコミ側から見て青木さんはどんな人物でした?

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