きたる来年７月25日（土）、26日（日）二日間に渡り、新宿FACEにて「24時間プロレス」を開催する事が本日正式に記者会見で広く発表された。大会のスタートは25日18時より。
　24時間プロレスとはプロレスの夏フェス、言わばプロレス版FUJI ROCK！　プロレス三昧、プロレス漬けになりたい・・・そんなプロレスファンの皆様の声に応えたい。暑い夏に、熱いプロレス24時間ぶっ通し。プロレス界切っての人気選手が一手に大集合。十数団体のご協力のもと、ついに開催が決定。
　プロデュースはプロレスリング・ファイブ代表・椿志保、選手会長・真霜拳號（KAIENTAI-DOJO）、コミッショナー・十枝利樹（株式会社クリエイティブ・アドバンス）。
24時間プロレス実行委員会

■　24時間プロレス記者会見
日時：11月21日　　開始：14：00
会場：神保町、ニコ生スタジオ

　この話を初めて耳にしたのは、今年上半期、プロレスリング・ファイブ主催のイベントでの事であるが、あれから時間が経過、水面下で計画は着々と進行していた。
　プロデューサーの椿志保は、プロレスリング・ファイブの代表であり、2年前に自ら立ち上げた団体が3年の期限、つまり来年解散予定。解散を前に、どうやら、また新たな目標に向かい走り出した。記者会見の案内が、各マスコミに一斉に送信されたのは、2週間少々前、本日の発表に至る。

　会見は和気あいあいとした中、定刻通り14時よりスタート。プロレスマスコミより、一般マスコミの方が多いという、ある意味嬉しい？状況下、記者会見の模様は同時にニコプロで無料生中継された。
　先ずは十枝コミッショナーの挨拶から会見はスタート、続いて真霜選手より大会の概要と開催の経緯が説明された。
　会場、新宿フェイス、10-12の団体参加。当日、大会の模様はニコプロで24時間完全配信される事も決定。
　開催の経緯としては、2012年に旗揚げしたプロレスリング・ファイブで行われた会議で真霜選手が提案。今年夏、その事を覚えていた椿代表より、どうですかと真霜に話が振られ急展開、十枝コミッショナーより協力頂き、今回、発表できる段階に至る。

　十枝コミッショナー『各団体によるチケット販売でなく、24時間通して観戦できるパスポートの販売を行い、こちらで出入り自由となる。また、各企業との提携で飲食店、アミューズメント等にも協力頂き、新宿フェイス界隈でも楽しめるよう構想している。』

椿『基本的にはプロレス興行となるが、深夜の時間帯の集客が課題だと考える。24時間ぶっ通しだと、見る側も辛いものがあると思うので、新宿界隈のネットカフェ、カラオケボックス、ホテル、サウナ、飲食店だとか、アミューズメント施設などとコラボの話をしてみるつもりです。飽きさせないようにイベントを運営する事を視野に入れています。』

質問タイムとなり
―　参加はだいたい何団体位になるのか？
『現在参加が見込まれるのは10-15団体位です。イメージとしては団体ごとに分けて興行が基本的に行われる。基本的には各選手との交渉ではなく、各団体と交渉をしていきます。』
現段階で参加を発表できる団体は、KAIENTAI-DOJOとプロレスリング・ファイブ。その他の協力団体も追って発表される。
―　これまでプロレスリング・ファイブと繋がりがあった団体以外の参加もあるのか？
椿『ファイブ以外も、十枝コミッショナーや、真霜選手のルートなど、繋がりのある団体にも参加を呼び掛けています。』

十枝コミッショナー『弊社では小売業、ベンダー業、コンサル業、等業務を行うが、海援隊を通して真霜選手とも繋がり、新宿・フェイスとの繋がりもたまたまあったので、今回の話に発展していった。』
椿『普段、真霜選手は何も言わないので分からないが、2年前、彼の口から24時間プロレスの言葉が出たのは意外であり、面白いと思って、頭に残っていたものを、今年、話をして実現へ向けて動き出しました。』

―　ニコプロでのネット配信を視聴者が見るのは有料となるのか、それとも無料で考えているのか。』
十枝コミッショナー『配信については、有料、無料両方考えいます。真霜選手がギネスに挑戦などというプランも考えています。新宿・フェイスの空調、等、休ませないとならないという事もあり、システム上、どうしても1時間半の休憩が必要となりますが、それ以外はずっとプロレスが行われる予定です。』

―　通しのパスポートという事で料金設定はどの位で考えているのか？
十枝コミッショナー『一万円以上になると高いと思うので、入場料一万円以下で検討しております。決まったら追って発表致します。
椿『そうですね、一万円以下でにしたいですね。今まで、見たことない団体を見て頂いて、好きになって頂ければと思う。そういった機会を作って、業界全体の底上げに繋がっていけばいいと思う。』

―　何故日程を7月のこの時期に設定したのか。
十枝コミッショナー『寒いと、大会の性質上、お客様が外に出たとき大変という事もありますし・・弊社では、名前言えないけど、コンビニ運営なども手掛けていて、季節柄、夏がお客になりやすい客がくと見込まれる点もあります。』

―　パスポートを購入されたお客様は出入り自由という事だが入場はどの位見込んでいるのか？
椿『会場のキャパが480人なので、出たり入ったりで、1000人が回るイメージで考えています。当然、人気団体のときは観客が多くなる事が予測されますので、その団体の試合前になったら入場制限も視野に入れています。あと何人で入れないというように告知しながら、超えた場合は入れないという事も考えられます。』

―　パブリックビューイングなども考えているのか？
椿『考えています。』

―　時間の割り振りは団体でどのように決めるのか。
椿『KAIENTAI-DOJOで権利を奪う試合なんていいかも（笑）』

―　真霜選手は大会開催にあたり、何かこれをやりたいという事は・・
真霜『せつかく、24時間やるので、出来る限りリングの上にいたい。』

来年の話をすると、鬼が笑うと言われるが、確かにまだまだ、問題は山積みであろう。構想は広大であり、プロレス界の枠を越え、一般社会を巻き込んでの話題性としては面白いものがある。準備期間は充分にあるだけに、プロレス界の発展の為にも、抜かりなく大会の成功を祈りたい。

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