[ファイトクラブ]新戦略発表記者会見で見えたKNOCK OUTの新たな風景

[週刊ファイト5月30日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

[ファイトクラブ]新戦略発表記者会見で見えたKNOCK OUTの新たな風景
Photo & Text by こもとめいこ♂
・REBELS山口代表プロデューサー就任で変わる事
・公式サポーターは相羽あいなさん
・YouTube配信にはない囲み会見20分弱を再現
・KNOCK OUT新しい風景を妄想

 小野寺力前プロデューサーの電撃退任からおよそ2週間経った5月20日(月)、KNOCK OUTの新戦略発表記者会見がグランドヒル市ヶ谷芙蓉で行われた。
 キックスロードの会見と言えば、中野坂上のブシロード本社内スタジオ(筆者含む声豚にはHIBIKI STYLEの収録などブシロード関係の配信でお馴染み)というのが定番なのだが、老舗ホテルというところに期するものを感じつつ会場入りすると、卓上にREBELS山口元気代表の名前があった。

 肩書きが書いてなかったので、
「ほう」
といったところだったが、先日惜しまれつつ最終回を迎えた『ラジオKNOCK OUT』の名コンビ、村田晴郎アナと声優の橘田いずみさんの呼び込みで、木谷高明オーナー、キックスロード原田克彦社長と供に、新プロデューサーとして紹介されたのでかなり驚かされた。

 当日の模様は、公式YouTubeチャンネルで公開されているので、詳しくはご覧頂きたいが、会見のメインは、山口元気新プロデューサー就任と、1DAYトーナメント、スーパーファイト1試合の発表。


山口代表と、サポーターに就任した響所属声優の相葉あいなさん

<MTMプレゼンツ KING OF KNOCK OUT初代スーパーバンタム級王座決定1DAYトーナメント>

小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺)
 vs.
レダ・ナライン(チーム・ナライン)

江幡塁(伊原道場本部)
 vs.
6・9 REBELS.61後楽園大会『KING強介vs.大野貴志』の勝者

会見に、1DAY トーナメントに参加する小笠原瑛作と江幡塁が登場。
残り 2 選手は、オランダの強豪レダ・ナラエンと、6・9REBELSでのKING強介vs.大野貴志戦の勝者となるが、木谷オーナーの発案で会見場で組み合わせ抽選を実施。相羽あいなさんの手にした封筒を引いて、小笠原瑛作はレダ・ナラエン、江幡塁が決定戦の勝者と 1 回戦を闘う事になった

木谷オーナーは、
「トーナメント 1 回戦は KO じゃなくても…」
と、2 人がノーダメージで勝ち上がっての、昨年 6・8 後楽園の名勝負の再現をリクエスト。KNOCK OUT初となる参戦選手4名による、1DAYトーナメント1回戦の対戦カードが決定した。

※プレスリリースによるレダ・ナライン プロフィール
チーム・ナライン所属
1992年05月27日生 オランダ国籍(スリナム民族)
身長 169cm ファイトウエイト 55~60kg
戦績 27戦26勝(11KO)1敗
 
UMC国内王者、FTS国内王者、FTS欧州王者
ジュニア時代から毎週のように試合をこなし通算62戦。
プロとなってからの戦績27戦で唯一の敗北は2016年1月開催のオトマニジム主催大会でのソフィアン戦でこれは試合中の負傷による敗北で内容的には互角であった。
サウスポースタイルでアグレッシブファイトを展開する。
所属はルシアン・カルビンジムでキックの基本を構築し現在はチーム・ナラインとして活動している。
今秋にエンフュージョンファイトで57㎏世界タイトルマッチが内定している。

<REBELS提供試合 KNOCK OUT スーパーファイト>

日菜太
 vs.
ジョムトーン・チュワタナ

日菜太

3月でK-1との契約が切れている事を山口プロデューサーが明かした日菜太は、
「ヒジがあろうがなかろうが、KNOCT OUTする」
とKO宣言し、さらに
「勝ったら来年1・4&5の東京ドーム出場でキックボクシングの凄さを伝えたい」
と横の木谷オーナーに直訴して現場のメディアを湧かせた。これに木谷オーナーは
「(新日本プロレスに関しては)自分が10言ったうちの1実現すれば良い方」
と、明言を避けたが、現状の新日本プロレス主流派の格闘技アレルギーを考えれば中々厳しい話なのは、現場にいたプロレス兼業の格闘技記者はみんな解っていた。
 もし実現すれば青天の霹靂と言っていいが、果たしてどうなるか。

◎プレスリリースより
 日菜太は2月のREBELSで現ラジャダムナンスタジアム認定スーパーウェルター級王者シップムーンをKOで倒した。
 今回同じジムで遥かに格上のジョムトーンと対戦。ジョムトーンはクンルンファイトなどの世界的なリングで活躍し、ボクシングでも東洋太平洋スーパーフェザー級王者に輝いている。

■ キックスロード MTM PRESENTS K.O CLIMAX 2019
日時:8月18日(日) 
会場:東京・大田区総合体育館

■チケット情報
6月2日 ファンクラブ先行発売
6月9日 REBELS. 61 後楽園ホール大会 会場先行発売
6月10日 一般発売 

2019年 KNOCK OUT×REBELS 大会スケジュール
6月9日 REBELS.61 東京・後楽園ホール
8月10日 REBELS.62 東京・後楽園ホール
8月18日 KO.CLIMAX 2019 東京・大田区総合体育館
10月4日 KNOCK OUT 東京・後楽園ホール
10月6日 REBELS.63 東京・後楽園ホール
11月1日 KNOCK OUT 東京・後楽園ホール

 また、会見には、

新日本キックボクシング協会から江幡睦・勝次・重森陽太・斗吾・リカルド・ブラボ


REBELSから良太郎・ぱんちゃん璃奈・丹羽圭介・T-98、ムエタイオープンの壱・センチャイジムが登場。8・18での参戦選手は未定ながら、今後KNOCK OUTに出場予定で、それぞれ意気込みを語った。

良太郎

「コワモテ枠」として頑張るとの良太郎は、第3代REBELSライト級王者。かつて木谷オーナーは「怖い人はちょっと…」と語っていたのでお手柔らかにといったところか。

丹羽圭介

初代 REBELS 63kg級王者。「世の中のネガティブを楽しくするため、ちょっとでも楽しくなる、ヒントになるような戦いをしていきます」

 会見終了後、木谷オーナー、原田社長、山口プロデュ―サーによる囲み会見が行われた。

(REBELSと掛け持ちとなるが大変なんでは?)
山口代表「お話頂いて、引き受けないと(KNOCK OUTが)無くなっちゃうって言うんであれば、やるしかないって思ってました。『KNOCK OUT』は良い面、悪い面あるのは解ってたんで…

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