[週刊ファイト5月30日号]収録 [ファイトクラブ]公開中
▼記者座談会
長州力の功績を称え新日本プロレスも6・26引退興行に協力
・それでも他のレジェンドと比べたら長州人気は高い
・騒動を起こすたびにギャラとランクが上がっていったのは長州ぐらい
・長州の引退興行に絶対に招待されない人を言いましょう
・ラストマッチなので内容に関係なく盛り上がるでしょう
5月19日、プロレスリング・フリーダムの沖縄・宮古島大会に出場した長州力(67)にとって、6・26後楽園は文字通りラストマッチ。いよいよ見納めのときが訪れた。そこで本誌のこのコーナーでも長州についてラストトークを行うこととなった。
(*編注 A=『マット界舞台裏』特約記者、B=スポーツ紙記者 C=フリーのべテラン記者)
A 6・26長州引退興行のチケットは2月下旬までに完売。生観戦できない長州ファンのために全国の映画館でライブビューイングされることになりましたが、『SAMURAI TV』が同大会をノーカットで生中継するので映画館の方は閑古鳥が鳴きそうです。
B 1回、東京ドームで引退試合をやってますからね。それでも他のレジェンドと比べたら長州人気は高い。プロレス単行本にしても前田ネタがたっぷり入ったUWF本と長州本はよく売れました。
C 良くも悪くもデッカイ騒動を起こしてマット界を賑わせたからね。レスラーとしての商品価値がなければ、WJプロレスが崩壊した時点で長州は消えていた。
A 騒動を起こすたびにギャラとランクが上がっていったのは長州ぐらいでしょ?
C それは猪木さんがレスラーにスキャンダル性を求めたからですよ。ただ、新日プロに損害を与える形で飛び出しているので最初に復帰(87年5月)したときも長州に対する選手たちの反発は凄かった。その急先鋒は山田恵一時代のライガーですよ。
A 橋本真也じゃなく山田ですか?
C 橋本も反発してたけど、山田は面と向かって長州に食ってかかっていた。2人の犬猿関係は10年近く続いていたんじゃないかな。
A じゃあ、殴り合いのケンカもやってますね?