KNOCK OUT新プロデューサーはREBELS山口元気代表! 相羽あいなさんオフィシャルサポーター就任!!

 小野寺力前プロデューサーの電撃退任からおよそ2週間経った5月20日(月)、KNOCK OUTの新戦略発表記者会見がグランドヒル市ヶ谷芙蓉で行われた。
 先日惜しまれつつ最終回を迎えた『ラジオKNOCK OUT』の名コンビ、村田晴郎アナと声優の橘田いずみさんの呼び込みで、木谷高明オーナー、キックスロード原田克彦社長、新プロデューサーとなったREBELSの山口元気代表、オフィシャルサポーターに就任した響所属声優の相羽あいなさんが登壇。


左から山口プロデューサー、木谷オーナー、原田社長

「キックボクシング団体の上位概念を構築する理念はそのままに、それに加えて選手育成に取り組む」
との目標が掲げられた。

 続いて、木谷オーナーが大成功を目指すと力を込めて語った8・18大田区総合体育館大会『K.O CLIMAX2019』でのスーパーバンタム級王座決定1DAYトーナメントが発表され、小笠原瑛作と江幡塁が登場した。
 残り2選手は、オランダの強豪レダ・ナラエンと、6・9REBELSでのKING強介vs.大野貴志戦の勝者となるが、木谷オーナーの発案で会見場で組み合わせ抽選を実施。相羽あいなさんの手にした封筒を引いて、小笠原瑛作はレダ・ナラエン、江幡塁が決定戦の勝者と1回戦を闘う事になった。

 木谷オーナーは、
「トーナメント1回戦はKOじゃなくても…」
と、2人がノーダメージで勝ち上がっての、昨年6・8後楽園の名勝負の再現をリクエスト。
 KNOCK OUTとして初の1DAYトーナメントがどうなるか、要注目となる。
  

 続いて、この日最大のサプライズと呼んだメディアもあった、日菜太が登場。ジョムトーン・チュワタナとのスペシャルワンマッチが発表された。
 2・17新木場で、現役ラジャダムナンスタジアム認定スーパーウェルター級王者シップムーン・シットシェフブンタムをKOした日菜太が、タイからの刺客ジョムトーンを迎え打つ事になる。

 3月でK-1との契約が切れている事を山口プロデューサーが明かした日菜太は、
「ヒジがあろうがなかろうが、KNOCT OUTする」
とKO宣言し、さらに
「勝ったら来年1・4&5の東京ドーム出場でキックボクシングの凄さを伝えたい」
と横の木谷オーナーに直訴してメディアを湧かせた。

 そして今後のKNOCK OUT出場予定として、新日本キックボクシング協会とREBELSから選手が登場し、今年3戦のKNOCK OUTでの激闘を誓った。

新体制での記者会見に新日本キックボクシング協会の5選手で参加してます。これから、キックボクシング選手全員の力でキックボクシングを盛り上げていきましょう。勝次Twitterより


 この日の女子選手はぱんちゃん璃奈のみ


 会見終了後、囲み取材に応じた木谷オーナーは、
「キックスロードはずっと赤字だが、アプリを開発・リリースして半年で閉じたらもっと損害は大きい」
と、今回の体制刷新の要因が単に収益面が理由では無い事を明かした。
 その上で、キックボクシングのマーケットは
「ぺっちゃんこに潰れてる」
と、市場規模そのものを見誤っていた事を率直に認めた。
 しかし
「興行での黒字は無理、IP(知的財産)を構築して、売っていく」
との姿勢は不変と語り、今後の『KNOCK OUT』2ndシーズンでは、マニアと初心者しか居ないキックボクシングの市場にライトユーザーを増やし、ピラミッドを構築していくと改めて目標を設定した。

 会見は2時間弱の長時間に渡ったが、REBELSとの間で未だ細部のすり合わせが行われていない部分もあり、今後さらなる施策が発表される事になる。
 本誌が神興行と推奨するKNOCK OUTが2ndシーズンでその座を失うか否か、引き続き注目していく。


響声優のKNOCK OUT応援団は、6月から英国留学が控える橘田いずみさんから、相羽あいなさんへバトンタッチ。
ガールズバンドプロジェクト『バンドリ! 』Roseliaのボーカルとして、今年は紅白やレコ大も視野に入る超売れっ子だけに、KNOCK OUTとしても期待が大きいところ。

※詳報は電子書籍版5月30日号でお届け予定。