カイリ&アスカ”Kabuki Warriors”とSデヴィル&Mローズ組がロンドンSmackDownをスピードアップ!

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 ロンドンO2アリーナからの連続興行、冒頭にローマン・レインズ、そしてミズ、シェイン・マクマホンと出てくるから、実況は”Thanks to Wild Card Rule”とか言うんだが、なんか前夜のデジャブを見せられているようで間違って前夜のを放送してるのかと混乱する。ぼーっと見てたらチコちゃんに叱られそうだが、これじゃブランドごとの差別化があったモンじゃない。ライト層ファンなんか、誰がどこに所属しているのか、さっぱりわかってないんじゃなかろうか。まぁ、どっちみちPPV大会『マネー・イン・ザ・バンク』の直前前宣伝大会なんだから、同じような内容になるのは仕方ないのかもだが・・・。


 それを救ったのは凱旋帰国のペイジGMに伴われたカイリ・セイン&アスカ組であろうか。マンディ・ローズ&ソーニャ・デヴィル組とは手が合って、試合スピードが上がって白熱戦になりSD LIVEらしさが出たかもなのである。相手が上手かったから見栄えしたんであって・・・。

 トリはKO(ケビン・オーエン)ショーで、当然ながらコフィ・キングストンとの対峙になるんだが、リングに先にあぐらをかいているのはコフィの方で、また前夜に続きサミ・ゼインが出てくるが、やられ役というのは勿体ないと思うのだが・・・。せっかくしゃべりで皆に受けているのに、起用法が不味いんじゃなかろうか。まぁ、『マネー・イン・ザ・バンク』は毎年結構面白い大会にはなるとは思う。

■ WWE SmackDown
日時:5月14日(現地時間)
会場:英国ロンドン O2アリーナ

◆切り札3対4ハンデキャップマッチは視聴率低下を食い止められるのか!?

 番組的にはシャーロット独白の編集ビデオが良い出来で、ベッキーとは親友だったが今は・・・というのが面白かったのだが、二時間目はバスケの強力裏番組が始まるから時間またぎ構成がお茶の間の興味を惹かせないといけない。そこでシェイン・マクマホン&ダニエル・ブライアン&アライアス&ローワン組が、ローマン・レインズ&ウーソズと闘うという、いわゆる顔見世のカードを持ってきていた。ハンデキャップマッチというのは、まぁ誰も気にしてないからいいんじゃないか(笑)。

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 それにしても、ワイアット家だった頃は商品ヤギの頭Tシャツだったのに、ダニエル・ブライアンと組むようになってからのエリック・ローワンのメタルTシャツぶりはどうだろう。ドイツのKreator、Powerwolf、チルボト、森の番人コルピクラーニ、TYRときて、HammerFallのBuilt to Last(屈強)でひっくり返り、やはりというか、アモン・アマースの正装ではSDタッグ王座を戴冠。同じくPVに出演しているジョシュ・バーネットと一緒にヴァイキング道を布教している。なにしろ、古代宇宙人説によれば、海賊船は北欧の天空を飛んでいたという。事実、海人という定説に反して、山の頂に補給基地の拠点が直線上に複数あったというから、ケルト神話の王道を継承するのがローワンなのだ。今回、北欧も巡業したWWEの欧州遠征なので、特筆しておくべきだろう。


試合ケツはBest In The Worldのシェイン・マクマホンがコースト・トゥ・コーストを決める絵だった。

◆“カブキ・ウォリアーズ”アスカ&カイリが女子タッグ王座へ前進!

 WWE女子タッグ王座を狙うアスカ&カイリ・セインがマンディ・ローズ&ソーニャ・デビルと対戦した。王者アイコニックスがゲスト解説で見守る中、代理人ペイジからタッグ名“カブキ・ウォリアーズ”を披露されたアスカ&カイリは強敵相手に躍動。カイリはカブキエルボーをマンディに叩き込めば、アスカがヒップアタックをソーニャに決めて攻め込んだ。一時はスライディングDをポストに誤爆したカイリがマンディ&ソーニャに捕まって苦戦するも、交代したアスカがマンディに波状攻撃で圧倒すると、最後はマンディの隙を突いた丸め込みで3カウント。カブキ・ウォリアーズが勝利して女子タッグ王座へ向けて前進した。

タイミングに格段の進歩を魅せ「しまった、やられた」の表情も満点だったマンディ・ローズ

 試合後、アスカとカイリは「ついに私たちのタッグネームが決りました。その名もカブキ・ウォリアーズ!アイコニックスもビビってるんじゃないですか。カブキ・ウォリアーズが必ずベルト取りますよ」と王座奪取を宣言した。

◆PPV直前に王者キングストンとオーエンズが激突

 WWE王者コフィ・キングストンがPPV「マネー・イン・ザ・バンク」で対戦するケビン・オーエンズの“KOショー”にゲストとして登場した。先に現れたキングストンがホストのオーエンズを呼び出すと、映像として姿を現したオーエンズは「お前の夢はもう終わる。WWEで最も危険な男と対戦するからな」と挑発。さらに観客の前に登場したオーエンズとキングストンが乱闘に発展すると、ここで突如、サミ・ゼインが加勢してキングストンは数的不利となってしまう。
 エグゼビア・ウッズの救援も返り討ちされてピンチに陥ったキングストンだったが、「お前のタイトルを奪ってやる」と罵倒するオーエンズのキャノンボール、ゼインのヘルヴァキックを寸前でかわすと、ゼインにトラブル・イン・パラダイスを放って何とかピンチを凌いだ。キングストン対オーエンズのWWE王座戦が行なわれるPPV「マネー・イン・ザ・バンク」は日本時間5月20日にWWEネットワーク(日本語実況版有り)でライブ配信される。


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’19年05月23日号AEW放送発表 巌流島 DEEP JKAプレ旗揚 Sキング死 安倍健治 A猪木