[ファイトクラブ]第54回カリフラワ-アレイクラブに参加して:ラスベガス遠征記

[週刊ファイト5月16日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼第54回カリフラワ-アレイクラブに参加して:ラスベガス遠征記
 photo & text by 藤井敏之
・ゴールドコースト・ホテル&カジノは亡くなったレジェントへの黙とうから
・WWE離脱のディーン・アンブローズ!現NWA王者ニック・アルディス
・Kサリバン、サヴゥー、アタ・メイビア&ハク、ブロディ夫人バーブラ
・ノスタルジー・フェアーと第46代NWA王者ドリー・ファンクjr.セミナー
・異常な長さになった授賞式スピーチ!キング・ハク、バンビ&Mホサカ
・温和?デビット・ショルツ、ファンク家参謀Nコザック、Dウエストブルック
・しんがりはマーク・ヘンリー!本誌優先仕切るマーテイ・ファンクの愛情
・新旧NWA王者揃い踏みニック・アルディス、ドリー、ジェリー・ブリスコ
・ブライアン・ブレアー会長以下、執行部が替わりWWE色が強まったCAC総括


 2月に行われたジャイアント馬場没20周年追善興行において来日された、ドリー・ファンク・ジュニアが、今年のCAC(カリフラワ-アレイクラブ)においてルー・テーズAWARDを受賞される事が決まったので、その御祝いをかねて挨拶するなり一緒に行こうと誘われ、その成り行きで久々にラスベガスに行くことにした。4月のレッスルマニアや5月末の新興行団体AEW行きも検討したが、やはり筆者のヒーローであるドリー・ファンクJr.の受賞ゆえ、前回のWWEでの授賞式に行けなかったこともあったので即決した。
 前回のCACは確か2013年の48回だったので6年ぶりの同年次総会の参加となる。今回はエアカナダのバンクーバー経由でラスベガス入りした。

 現地5月1日の夕刻、ここ最近の開催会場ゴールドコースト・ホテル&カジノに旅装をとく。
 早々、夕刻からニック・ボックウィンクル氏の偉業を記念した夕食会が行われた。昨年からこの3月まで亡くなった方の黙祷が行われた。日本でおなじみのアレックス・スミルノフ、ペドロ・モラレス、キングコング・バンデイ、ディック・スレーター、マサ斎藤、ドン・レオ・ジョナサン、ウォーリー山口、ダイナマイト・キッド、そしてザ・デストロイヤー他名前が上がるごとに拍手がおこる。日本で有名なスターがこの一年で多く逝ってしまった事に寂しくなる。筆者の世代の憧れのスーパースターに感謝しかないのである。

 特にデストロイヤー氏とドン・レオ・ジョナサン氏は力道山と対戦歴がある唯一の大物ゆえ、昭和プロレスが終わった事を実感する。


 今宵は裏方さんの授賞式が執り行われたが、特にトレーナー部門での受賞者コディー・ホークさん(写真・中央)において、プレゼンターとしてWWE離脱で話題になっているスーパースター、ディーン・アンブローズの参加に喝采がひときわ大きく響いた。

アンドリュー・アンダーソン&ハリー・スミス、筆者とトニー・ガレア

 会場には日本で馴染みのデイビー・ボーイ・スミスJr.ことハリー、グレッグ・バレンタイン、ジョー・ディートンの姿を発見。WWEからはサージェント・スローター、ジェリー・ブリスコ、トニー・ガレア、ジェリー・ローラー、ジム・ロス、JJディランらの顔が見える。

下段にアタ・メイビアとハク、バーブラ・グーディッシュとケビン・サリバン

 珍しい顔ぶれではケビン・サリバン、サヴゥー、マグナスことニック・アルディス、ロック様ことドウェイン・ジョンソンの母親にしてマット界の大物でもあったアタ・メイビア・ジョンソン、レンジャー・ロス、それにブルーザー・ブロディ夫人バーバラ・ グディッシュの姿も見られる。壮観な集合であろう。

デストロイヤー・ファミリー集結:クリス、ウィルマ夫人、カート・ベイヤー

 プレジデントであるブライアン・ブレアーも挨拶に忙しくテーブルを回られる。今年2月にお亡くなりになったデストロイヤーのファミリーも、みなさん元気な姿を見せてくださいました。

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