移籍AJスタイルズがバロン・コービンに勝利!3時間でも長いRAW

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 日曜のRIZINに7時間拘束され、日本時間火曜には3時間のRAWを見る必要に迫られると、お茶の間向き、大衆相手のテレビ番組とハードコア層のご意見という課題を考えさせられることになる。本誌もスグに活字に残したように、GACKTの実況席起用はほかでも不評のようだ。しかも、あとから録画してあったフジテレビ2時間版をみたら、メインのイリー・プロハースカvs.キング・モーがカットという、唯一の世界レベルでは格闘技マニアの関心のカードが地上波にはなかったという、笑い話のような現実に気が付くのは、現場組は疲れ果てた翌日になってからという・・・。

 まして、「マニー・パッキャオからの刺客」フィリピンの選手が、「パッキャオとは会ったこともない」となって、その昔、アントニオ猪木と闘うザ・モンスターマンが、「モハメド・アリの刺客」と煽っておいて、いざ来日して週刊ファイトが聞いたら「会ったこともない!」だったのを引き出しから披露すれば、古すぎると言われてしまうのだろうか?

 それにしても、スーパースター・シェイクアップが不評のみならず、視聴率でも前年比で急激に落ち込んだWWEだが、同じくハードコア層のご意見というか、いきなりNXTのことはなかったことにして新タッグチーム名は「バイキング・エキスペリエンス」と説明もなくテロップに流したら、案の定非難の嵐に。今度はわずか一週間で「バイキング・レイダーズ」らしいが、ハンセン&ロウの選手名は改名(エリック&アイバン)のままにするそうだ。日本のファン含め、世界的には「ウォー・マシーン」が馴染みのままだと思うのだが・・・

 行き当たりばったり計画だから、編成替えは今週も続いていて、アリスター・ブラックとゼリーナ・ベガの新婚組は、先週ではRAW発表だったのに、SmackDown行きという。ところが、ハードコア層なら誰もが知っているシャーロットとアンドラデのカップルは、2つのブランドに分かれたままなのだ。お仕事なんだから、カップルだからと配慮してやる必要なんかないと言われればそれまでだが、文句をオモテにしたサーシャ・バンクスは自宅謹慎のままなのである。また、リコシェはRAWに出ていたから、アリスターとのタッグは分かれたのか。ここではボビー・ルードからロバート・ルードに改名?したグロリアス様とのカードが組まれ、タッグ戦で負けていたからそうなる(行って来い)とケツは誰でもわかるんと思うんだが、リコシェはテレビ番組登場以来、初のフォール負けとなっている。但し、”The Ricochet Family Fund”の設立が発表された。

 そのサーシャを怒らせることになった『レッスルマニア』でのアイコニックスの女子タッグ王座戴冠なのだが、いつも勝手なフランス語圏モントリオールの客は、(隣の家の愛嬌あるお姉ちゃん)ベイリーにブーイングしてしまうという、シナリオ班の思惑通りには聖なるLIVE空間のプロレスは、お客様はリアクションしてくれないのである。
 そして、アイコニックの登場には、「世界で最も影響力のある100人」のアリアナ・グランデを、スターバックスのグランデ・カップにかけたジョークはまるで笑えないのだが、誰がこんな陳腐なシナリオ書いてるのだろうか。で、ナオミにビリー・ケイはロープ越しの回転エビ固めという、マイティ井上かよという古典技でたぶん1分位で丸め込まれて負けるのだ。どっちが勝とうがどうでもイイんだが、わざとのオーストラリア訛りの英語の入場マイクの方が試合時間よりもはるかに長いという・・・。それに、ハードコア層の予想を裏切ってアイコニックスを新女子タッグ王者に就けたというのに、いくらシングルだと弱いというキャラ設定なのかもだが、わずか1分で負けさせるんですかねぇ。大人のファンが離れだすと、それは大衆層も離れていく前兆というのが業界の方程式なのだが。そこは日本もアメリカも同じなので、あとから見たRIZINフジテレビ版の「なんじゃ、これは!」は危険な兆候なのではないかと。

 マイクということなら、ヒールなのに地元モントリオールで最高だったサミ・ゼインが、ここでもマイクだけで登場。例によってお客をバカにするこき下ろし内容なのだが、とにかくしゃべりが上手い。日本での覆面エル・ジェネリコの時は、そりゃ言葉の問題もあるからこんなにプロモが出来る逸材だとはわからなかったのだが・・・。

 番組は、冒頭からRAW移籍したAJスタイルズの強調から。途中にトリプルスレッドを2つも入れて、3時限目の最後まで興味を繋ぐ引っ張り方なのだが、ダレるなぁ。そりゃみんな途中でチェンネル変えるよ、という。だって、どうせバロン・コービンがなんとか勝ち抜いて、最後にAJに・・・という展開は、ライト層ファンでもお見通しなんじゃないか。

 新作Tシャツにもあるように「ベッキー2ベルト」だから、ベッキー・リンチは両方に出てくるらしいが、対戦相手はしばらく謹慎だったアリシア・フォックス。なにしろ重鎮オレイ・アンダーソンがエージェント職からクビにされたのは、そのアリシアが酒臭いまま会場入りしたのに、ビンスに報告せずに庇って試合させたことを理由にされていたのだが、なんかさらに細身になったアリシアを、実況席が「ヘルシーなアリシア・・・」と強調していたのが言わされた台詞なのだろうか。

 3時間を通して、イチバン意外かつ驚きだったのは、怪奇派だったブレイ・ワイアットが、キッズ向けロンパールームの先生のような、善良人?に変身したことだろうか。いずれにせよ、番組改革に必死のWWEなのである。

 なお、番組ではなにも触れないままという、ロンダ・ラウジーの去就だが、公式に本人が子作りに入ると発表している。ありがとう。ありがとう。ありがとう。

■ WWE RAW
日時:4月22日(現地時間)
会場:アイオア州デモイン ウェルズ・ファーゴ・アリーナ

◆AJスタイルズが王座挑戦権獲得!PPV「マネー・イン・ザ・バンク」で王者ロリンズと激突!

 ユニバーサル王座を狙う6人のスーパースターがトリプルスレット戦でしのぎを削り、AJスタイルズがユニバーサル王座挑戦権を奪取した。AJスタイルズ、レイ・ミステリオ、サモア・ジョーがトリプルスレット戦で対戦すると、3人は必殺技の攻防を展開。ジョーがコキーナ・クラッチを繰り出せば、ミステリオが619でジョーを撃沈。さらにAJスタイルズが倒れ込んだジョー目掛けてミステリオにスタイルズ・クラッシュを炸裂。これでAJスタイルズがジョーから3カウントを奪ってトリプルスレット戦に勝利した。
 もう1つのトリプルスレット戦ではザ・ミズ、ドリュー・マッキンタイア、バロン・コービンが激突。マッキンタイアがミズに豪快なクレイモアを叩き込むも、隙を突いたコービンがマッキンタイアを投げ飛ばしてミズを3カウント。ピンフォールを盗んだコービンが三つ巴戦を制した。一騎打ちとなったメイン戦ではAJスタイルズとコービンが白熱の攻防を展開。AJスタイルズはスタイルズ・クラッシュやカーフ・クラッシャーをコービンに回避されたものの、最後はフェノメナール・フォアアームを叩き込んで3カウント。これが真性スーパーマン・パンチと言える正確さだった。
 この勝利でAJスタイルズがユニバーサル王座挑戦権を獲得すると、王者ロリンズがリングに姿を現してAJスタイルズと対峙。2人はお互いの健闘を祈るように大一番に向けて握手を交わした。王者ロリンズ対AJスタイルズのユニバーサル王座戦が行なわれるPPV「マネー・イン・ザ・バンク」は日本時間5月20日にWWEネットワーク(日本語実況版有り)でライブ配信される。

◆レイシーがウィメンズ・ライト2発で王者ベッキーを奇襲!

 2冠女子王者ベッキー・リンチがアリシア・フォックスとのシングル戦に快勝するも、因縁のレイシー・エバンスに襲撃された。試合前、リングに登場したベッキーと王座挑戦権を獲得しているレイシーは舌戦を展開。レイシーは「マネー・イン・ザ・バンクではレディへのリスペクトを教えてあげるわ」とベッキーを挑発した。さらに試合でベッキーがディスアーマーを決めてアリシアからタップ勝ちを収めると、その直後に背後からレイシーが奇襲。不意打ちを食らったベッキーはレイシーの強烈なウィメンズ・ライト2発を顔面に叩き込まれて戦闘不能となると、レイシーは満足した様子で赤いハットをかぶり直してエレガントにリングを後にした。ベッキー対レイシーのRAW女子王座戦ga
「マネー・イン・ザ・バンク」で公式発表となった。

◆ブレイ・ワイアットがイメージを一新してRAWに復帰

 ブレイ・ワイアットがイメージを一新して番組に復帰した。「ファイヤーフライ・ファンハウス」というコーナーに登場したワイアットは笑顔を見せながら「僕がいなくて寂しかったかい?」とファンに話しかけると、「きっと彼らを好きになるよ」と友達として不気味なタカと魔女の人形を紹介。さらにワイアットは「僕はかつてとても悪い奴だったんだ。でも罰せられて悪い部分はなくなったよ」と以前の姿をした自身のスタンディングパネルをチェーンソーで楽しそうに切り裂くと、「また来週ね~!」と手を振りながらコーナーが終了した。


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▼ビック・ジョン・クイン訃報-WWE株価100ドル-新日AEW-影響TIME誌

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’19年05月02日号平成RIZIN Cボリショイ引退 TIME100ロック 新日キック パンクラス