[ファイトクラブ]新人抜擢とベテランの奮起 SEAdLINNNG刺激の要因

[週刊ファイト3月14日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼[ファイトクラブ]X=松本浩代強行参戦! SEAdLINNNGの刺激
 Photo & Text by こもとめいこ♂
・世志琥のパートナーXは追放された松本浩代
・フレッシュ! メイ&芽依ハイスピードでオバさん翻弄
・メインのシングル蝶戦は1周年の水森由菜
・SEAdLINNNGの刺激を生み出すパッケージ力


 毎晩の様にどこかしらの興行が打たれている新木場1stRING。となると、さすがに日程や他団体の興行次第で、寂しい客席を見る事も珍しくない。
 しかしSEAdLINNNGの1stRING興行は毎回盛況で、この日も良く入っていた。

■ SEAdLINNNG~SHINKIBA 10th NIGHT!
日時:2月28日(木)
会場:東京・新木場1stRING
観衆:251人(=主催者発表)

<第1試合 20分1本勝負>
○中島安里紗
 13分3秒 ドラゴン・スープレックス・ホールド
●長浜浩江(WAVE)


<第2試合 ハイスピードタッグマッチ 20分1本勝負>
○真琴(フリー) 朱崇花(フリー)
 10分57秒 雁之助クラッチ
駿河メイ(我闘雲舞) ●星月芽依(Marvelous)


<第3試合 タッグマッチ 20分1本勝負>
水波綾 ○彩羽匠
 17分36秒 ランニングスリー⇒エビ固め
●高瀬みゆき(アクトレスガールズBeginning) 有田ひめか(アクトレスガールズBeginning)





<第4試合 タッグマッチ 20分1本勝負>
世志琥 ○X⇒松本浩代(フリー)
 6分41秒 ロックドロップ⇒体固め
●結奈(名古屋ドリームガールズプロレスリング) 沙恵(名古屋ドリームガールズプロレスリング)




<メインイベント SEAdLINNNG BEYOND THE SEA Single Championship 30分1本勝負>
○高橋奈七永
 20分37秒 冷蔵庫爆弾⇒片エビ固め
●水森由菜(我闘雲舞)
※初代王者高橋奈七永が2度目の防衛に成功


 3人+闘うレフェリー1人という少数精鋭主義のSEAdLINNNGだけに他団体からの参戦は欠かせないが、レギュラー参戦組とスポット参戦組が上手い具合に溶け込んで興行を構成している。
 中島安里紗は因縁のPURE-Jとの抗争に続いては、アクトレスガールズを「アイドルくずれ」発言で嘲笑。大会毎にアクトレスガールズコンビとやり合ってきたが、前回後楽園ホールでは自ら乗り込んで来た御大堀田祐美子組を撃破。この日は、盟友笹村あやめの負傷によるベルト返上というアクシデントがあったが、アクトレスガールズコンビがそこをチャンスとばかりにベルト挑戦を表明した。

 さらに堀田祐美子は試合が無かったにも関わらず乗り込んで来て世志琥を挑発、いよいよSEAdLINNNGパッションとアクトレスガールズに受け継がれた全女魂の全面抗争に突入する。

 一方で世志琥は高橋奈七永をつけ狙い、この日は「2度とロープを跨ぐな」と、追放された松本浩代をXとしてリングに招聘して戦火拡大を図っている。
 そのシングル王者、高橋奈七永はデビュー1周年を迎えたばかりの我闘雲舞の新人・水森由菜を相手に防衛戦を行い、試合後
「想像以上だったよ、こんなデビュー1年目の選手、見た事ないよーっ」
と、絶叫。喝采を浴びた。

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