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日本時間木曜配信開始のNXT最新回は、この二週間続いているRAWやSmackDownへの侵攻おさらいから。しかし、お返しとばかりにサーシャ・バンクス&ベイリー組がホームカミングしてくれたから溜まらない。ファンの少女なんか涙を流すという、お客さんの感情を揺さぶる大歓迎会となった。
RawやSmackDownで世界に紹介されたジョニー・ガルガノ&トマソ・チャンパ(通称#DIY)組は、ダスティ・ローデス・クラシックのタッグ・トーナメントに出場すると。しかし、妻キャンディスは心配そうに「共闘」を見つめるスキットが挿入される。これでいいのだ。
巨体のキース・リーとぶつかった長身ドミニク・ダイジャコビックが、浅井ムーンサルトを披露してお互い場外カウントアウトの痛み分けに持ち込んだ試合も「マンマ! ミア~!」が飛び出す凄い内容だったのだが、録画収録だから順番を変える番組構成が可能なNXTなのに、トリを奪ったのはシェイナ・ベイズラーとミア・イムのまさにクラッシックな試合だ。
以前に痛めたミアの右足を執拗に攻め、非常な攻撃を次々に繰り出す悪役のシェイナ。表情だけでセールを完璧にお客さんに伝えるミアの職人度は満点だ。大技をボンボン出せばいいってモンじゃない。こういうストリーのあるプロレス魔術の展開は、教科書として日本の若手選手たちにビデオを配りたい衝動に駆られた。
◆イオが女子王座を射程圏内!挑戦権をかけたビアンカ戦決定
ついに紫雷イオがNXT女子王座を射程圏内に入れた。日本時間2月28日に配信されたNXTで共に王座挑戦権を主張するイオとビアンカ・ブレアがバックステージで口論。アスカのように、「お前なんか・・・、お前なんか」と、なんか日本語でわめくイオだが、なにを言っているのか日本のファンにもわからない(笑)。イオのお母さんは英語教師をしていたとかもあるんだが、どうやら内部評価は「英語はまだ」ということのようだ。
これにウィリアム・リーガルGMは「2人とも王座挑戦権を主張するなら、両者の試合を2週後に組む。そして勝者はテイクオーバー:ニューヨークで王者シェイナ・ベイズラーと対戦することになる」とツイッターでコメントした。
If Bianca Belair and Io Shirai both think they deserve an NXT Women’s Title opportunity, in two weeks they can fight it out, and the winner will go on to face Shayna Baszler at Takeover: New York!
— William Regal (@RealKingRegal) 2019年2月28日
先日行われた6人タッグ戦ではイオが王者シェイナからピンフォールを奪って「私が次のチャレンジャーだ」と挑戦をアピールしており、ビアンカ戦は両者の意地が激突する好勝負となるのは間違いないだろう。また、同日のNXTでは王者シェイナがミア・イムをキリフダクラッチで仕留めて貫禄勝ちを収めており、テイクオーバーに向けて女子王座戦線が動き出した。
ダスティ・ローデス・クラシック決勝を含む「NXTテイクオーバー:ニューヨーク」は日本時間4月6日にWWEネットワークでライブ配信される。日本の様々な団体まで大会を開催する「レッスルマニア」週間だが、専門家が最重要視しているのはこの大会なのだ。その昔、「隅田川決戦」というのがあったが、今回は日程をずらしたとはいえ「イーストリバー決戦」である。WWEの報復が火ぶたを切った。
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▼今週のマット界~レッスルマニア決戦NXT-新日ROH~前田Friday上井KENTA他
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’19年03月07日号全日横浜 新日ROH迎撃WWE マーベラス ボリショイ引退 KrossOver WLC