全日本プロレスが今年最初のビッグマッチを2月24日(日)横浜文化体育館で開催!”宮原健斗vs諏訪魔”の三冠ヘビー級王座頂上決戦!!


“王道”“明るく楽しく激しいプロレス”を
標榜する老舗プロレス団体、全日本プロレス。旗揚げから47年目となる今年、1回目のビッグマッチ「2019 EXCITE SERIES最終戦」が2月24日(日)、横浜文化体育館で開催される。今年度はビッグマッチを凝縮する方針というだけに、今大会に対する選手たちの意気込みは大きいだろう。同大会では“宮原健斗vs諏訪魔”の三冠ヘビー級王座頂上決戦をはじめ、大日本プロレスに流出した世界タッグ王座戦、ジュニアヘビー級戦士がシングルマッチで覇を競う「2019 Jr BATTLE OF GLORY」の優勝決定戦がおこなわれるなど、盛りだくさんの内容。現時点で発表されているカードは以下の通りだ。

■「2019EXCITE SERIES」最終戦
日時:2月24日(日)
会場:神奈川・横浜文化体育館(15:00)
http://eplus.jp/aj/

【対戦カード】
<三冠ヘビー級選手権試合>
〈王者〉宮原健斗vs.〈挑戦者〉諏訪魔
※第62代王者、初防衛戦。

<世界タッグ選手権試合>
〈王者〉関本大介、岡林裕二vs.〈挑戦者〉ジェイク・リー、崔領二
※第84代王者、初防衛戦。

<2019 Jr.BATTLE OF GLORY優勝決定戦>
〈Aブロック1位〉岩本煌史vs.〈Bブロック1位〉吉岡世起

<シングルマッチ>
野村直矢vs.ディラン・ジェイムス

<The Bal presentsスペシャル6人タッグマッチ>
石川修司&青柳優馬、KAIvs.ゼウス&ヨシタツ、吉江豊

<渕正信デビュー45周年記念Vol.2スペシャルタッグマッチ>
渕正信、大森隆男vs.秋山準、百田光雄

<タッグマッチ>
西村修、大森北斗vs.ギアニー・ヴァレッタ、青柳亮生
※追加対戦カードは決定しだい発表。渕正信のデビュー45周年を祝い、川田利明が来場する。

“西村修&大森北斗組vsギアニー・ヴァレッタ&青柳亮生組”のタッグマッチは、大森と青柳の若手2人がカギを握ると言っていい。大森は昨年11月の札幌大会でデビュー。その名前からして大森隆男に「同じ団体に大森はふたり要らない」と言われリングネーム変更のピンチに見舞われるも、そんなネタ(?)にたよらずとも大成できる素質の持ち主。むしろ、将来的には大ベテランで大型、かつ全日本を体現する大森隆男のパートナーとして、“ふたりの大森”でベルトに挑戦できるようになればおもしろい。それだけに、ベテラン西村とのタッグ、大型外国人レスラーとの対戦は大事な経験。もちろん、あとからデビューした青柳を意識しながらの闘いになるだろう。その青柳は今年1・2後楽園で田村男児(2人とも19歳)とともに初マットを踏んだ。青柳も大森と同じく団体内にふたりの同姓がいるが、こちらの青柳はれっきとした実の兄弟。兄の青柳優馬は現アジアタッグ王者であり、将来の全日本を背負って立つべき存在だ。早くも兄弟タッグを経験しており、いずれはベルトも狙ってくるだろう。このカードから全日本の未来が見えてくる。2人の若手が西村とヴァレッタを食うような試合になれば痛快だ。


1972年旗揚げの全日本で1974年にデビューして全日本一筋45年。“渕正信&大森隆男組vs秋山準&百田光雄組”のカードは、渕の「デビュー45周年記念Vol.2スペシャルタッグマッチ」としておこなわれる。第1弾は1・2後楽園での6人タッグマッチ“秋山準&丸山敦&鈴木鼓太郎組vs渕正信&西村修&TAJIRI組)で、今回も秋山社長との対戦がポイントか。空気を読んだ(?)秋山がブーイングを浴びるさまは、ある意味でファンもお待ちかね。ここに70歳キャリア48年の百田が入り、味わい深い攻防が展開されることだろう。ヘッドロックからの打撃連打は、グーではなくてパー、である。

スペシャル6人タッグマッチとしてラインナップされた“石川修司&青柳優馬&KAI組vsゼウス&ヨシタツ&吉江豊組”は、これぞ全日本というヘビー級バトルが展開されること必至だ。なかでも注目は今年1月1日付けで全日本に正式入団した石川か。全日本を主戦場にしヘビー級戦線で大暴れしてきた石川は、諏訪魔との“暴走大巨人”で2年連続プロレス大賞の最優秀タッグ賞を受賞。そんな選手が団体を背負って立とうというのだから、これほど頼もしい話はない。ただし、入団直後に大日本の関本大介&岡林裕二組に敗れ世界タッグ王座から転落というまさかの事態を味わってしまったのはまったくの計算外。その鬱憤をこの6人タッグでぶつけてくるか。この試合ではチーム以上に個人として誰が最も目立つのかが大きな見どころ。そのあたりを各自が狙ってくるだろう。6人タッグでありながらも個人闘争。ここから次期三冠ヘビー級王座挑戦者がでてきてもおかしくない。

“石川組vsゼウス組”が全日本らしいヘビー級同士のぶつかり合いなら、“野村直矢vsディラン・ジェイムス”は一対一でヘビー級の迫力を体現する試合になるだろう。昨年末の世界最強タッグ決定リーグ戦では、現アジアタッグ王者の青柳&野村組が前年以上の飛躍を予感させながらも早い段階で優勝争いから脱落、期待を裏切った。対照的にディランはジョー・ドーリングとのザ・ボンバーで大躍進。諏訪魔&石川組の連覇を阻止し、見事に優勝をかっさらってみせたのだ。この瞬間、フィニッシュを取ったディランがジョーと並ぶ外国人のエース格にのし上がったと言っていい。世界タッグ王座取りこそ逃したものの、実力でつかんでみせた地位をさらに確固たるものにするためにも、野村とのシングルでは圧倒する必要がある。もちろん、野村にとっても三冠王者・宮原を追う者として負けられない。この試合も6人タッグマッチ同様、三冠王座挑戦を睨んでの闘いになるのではなかろうか。

ヘビー級バトルでプロレスの醍醐味を味あわせてくれる全日本だが、ジュニアもヘビーに負けじと奮闘中。2・7後楽園でスタートを切ったジュニア戦士による恒例のシングルリーグ戦「2019 Jr.BATTLE OF GLORY」が2・24横浜で優勝決定戦を迎える。12選手で争われたリーグ戦を勝ち上がったのは、岩本煌史と吉岡世起。現・世界ジュニアヘビー級王者でもある岩本は、ベテランの鈴木鼓太郎を1点差で振り切り2度目の決勝進出、2度目の優勝に王手をかけた。吉岡は2・20新木場での最終公式戦で佐藤光留と時間切れドロー、先の試合で青木篤志がブラック・タイガーⅦに敗れていたため、ギリギリで決勝戦に滑り込み。初出場で初の決勝戦、17年の岩本以来となる初出場初優勝が見えてきたのである。吉岡はまた、ホームリングでのトーナメント「クルーザーフェス2019」と同時進行、横浜大会の3日後には準決勝がおこなわれるため、全日本、WRESTLE-1の両団体でジュニアの祭典を制すれば、これ以上ない快挙となるだろう。吉岡にとって、全日本は古巣でもある。レッスルゲートでデビューした吉岡は心機一転、全日本の練習生となるも退団、WRESTLE-1で再デビューを果たした。17年3月には待望のクルーザー級王座を奪取し、18年11月にはCIMA率いるストロングハーツに加入、活動の幅を広げている。かたや岩本は名古屋のスポルティーバエンターテインメントから17年1月に全日本に移籍、柔道を駆使した切れ味最高の必殺技“孤高の芸術”とともに、全日ジュニアに新しい風を吹き込んだ。青木、佐藤らが中心のジュニアに風穴を開けたのである。そして現在が2度目の世界ジュニア戴冠で、今回の決勝進出。岩本、吉岡ともにローカル団体からの成り上がりとあって、実に興味深い顔合わせとなった。王者としても負けられない岩本と、さらなる飛躍を目論む吉岡。新しいジュニアの風景に期待大の決勝戦だ。

大日本プロレスのリングで、全日本のタッグの至宝が流出してしまった。1・13後楽園でおこなわれた世界タッグ王座戦で、“暴走大巨人”諏訪魔&石川組がまさかの王座転落、“マッスルモンスターズ”関本大介&岡林裕二組が死闘を制し、3度目の戴冠を果たしたのである。関本組の挑戦は、1・2後楽園で電撃決定。全日本に入団したばかりの石川に関本と岡林がアピールし、“敵地”での防衛戦がアッという間に決まったのだった。石川が最強タッグで関本に敗れており、負い目があったというのが受諾理由。それでも心機一転の思いが伝わっていただけに、ここで石川組が敗れるとは誰が予想できたか。それ以上に、関本に気合いが入っていたということなのだろう。関本は世界最強タッグで秋山準と団体の垣根を越えた異色タッグを結成、想像を超える連係殺法が功を奏し好成績を残している。これで関本に火がついた、ということなのだ。長期欠場から復帰した岡林も満点のモチベーション。だからこそ、いまの関本&岡林組は圧倒的強さを誇っている。そして今回、この牙城に挑むのがジェイク・リー&崔領二組である。このチームは昨年の世界最強タッグ決定リーグ戦にエントリー。4勝6敗で黒星先行も、秋山&関本組には勝っている。最強タッグを試運転と考えれば、世界タッグ戦線参入には十分資格ありととらえていい。リーと崔による化学反応がどんな爆発を見せるのか。ジェイクがベルトを全日本に奪回できれば大手柄だが…。

メインはもちろん、全日本が誇る三冠ヘビー級選手権試合だ。“全日本の若きエース”宮原健斗に“全日本の強さの象徴”諏訪魔が挑む、文字通りの全日本頂上対決。現王者・宮原は全日本の歴史において史上最年少(26歳11カ月)で三冠を獲得し、平成生まれで初めて同王座に輝いたレスラーでもある。その宮原は横浜大会から3日後の2月27日が30歳のバースデー。よって、こんどの諏訪魔戦が20歳代最後の三冠戦となるのである。そして、平成最後の三冠王者として名を残すことを目先の目標として考えている。そのためには6回という最多戴冠記録を持つ諏訪魔をなんとしても乗り越えなければならない。が、諏訪魔は石川とともに日頃から「全盛期」をアピールしており、時代を明け渡すつもりは毛頭ない。両者が三冠を賭けて対峙するのは、これが3度目。過去2度はいずれも宮原が王者というシチュエーションで1勝1敗だ。ということは、今回が完全決着戦と言っても過言ではないだろう。振り返ってみれば、宮原が初めてこのベルトを巻いたのが、3年前の16年2・16後楽園、諏訪魔負傷欠場からの王座決定戦(vsゼウス)だった。初の宮原vs諏訪魔の三冠戦は16年11・27両国で宮原が6度目の防衛、2度目が17年10・9後楽園で諏訪魔が勝ち6度目の戴冠を果たした。そして2・24横浜文体が3度目となる宮原vs諏訪魔の三冠戦。「力で押してくる」諏訪魔と「綿密に考えてくる」宮原(ともに秋山談)の激突はまったく異なるタイプだけに、どちらが王者になるかで団体の方向性にも大きく影響してくるだろう。なお、2月19日に両国国技館で開催された「ジャイアント馬場没後20年追善興行~王者の魂~」で、宮原はメインに出場。大日本の関本と組み、新日本の前IWGPヘビー級王者・棚橋弘至、ヨシケンタッグを組むヨシタツと対戦した。最後は必殺のシャットダウンスープレックスホールドでヨシタツをフォール。“パートナー対決”を制するとともに棚橋との“エース対決”も現・三冠王者が勝利してみせた。試合後にはヨシタツとタッグ王座を狙うことを約束。さらに棚橋とは「プロレスをサイコーに」「愛してまーす!」と絶妙なマイクの連係を披露。全日本の創設者、馬場さんの功績を振り返る大会で主役の責任を果たしたのである。そして全試合終了後、棚橋は宮原を「ボクを超える素材」と高評価。宮原は逸材のお墨付きで2・24横浜に乗り込むことになる。これで宮原にさらなる勢いがついたとすれば、三冠戦では王者有利か。とはいえ、その勢いを打ち砕くのが諏訪魔でもある。宮原の防衛か、それとも諏訪魔の奪回か。いずれにしても現在のプロレス界における最高峰クラスの闘いとなることは確実だ。メイン後、リング上に現出する風景とは…。2月24日、全日本プロレス横浜文体を見逃すな! 
(新井 宏)


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