カリスティコ、ボラドールJr.、ミスティコが勝利!CMLLアレナメヒコ金曜定期戦

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 2月22日(現地時間)にメキシコ・アレナメヒコで『アレナメヒコ金曜定期戦』が開催された。
 CMLLの活動中心はメキシコシティでアレナ・メヒコでの定期興行が有名である。かつてはEMLL(Empresa Mexicana de la Lucha Libre)と呼ばれていた。今日現存するプロレス団体において世界最古の歴史を持つことが特徴である。1931年、サルバトール・ルテロ・ゴンザレスがアメリカとメキシコの国境にあるエルパソでプロレス興行を見たことからメキシコでのプロレス興行を企画してメキシコシティの廃墟同然のボクシング会場「アレナ・モデロ」と賃貸契約を結び会場を修復して会場名を「アレナ・メヒコ」に変更。1933年、EMLLとして設立。9月21日、アレナ・メヒコにて興行が開催されたのが団体の興りである。
 今大会のメインはカリスティコとミスティコの新旧ミスティコとボラドールJr.が組んだテクニコ黄金トリオが新世代ダイナマイト兄弟と対戦した。初代ミスティコことカリスティコと、二代目となる現在のミスティコだけにライバル心もあったが、ここ最近は連携も上手くゆき、ベストパートナーとなっている。今回も一本目はテクニコ軍の連携が冴えわたり、ラ・ミスティカでカリスティコがサンソンを仕留めて先取する。しかし二本目はテクニコ軍の同士討ちを誘い、逆にサンソンがカリスティコを仕留めてルード軍が取り返した。そして三本目は両軍が入り乱れるが、最後はボラドールJr.とミスティコが決めて見事勝利。テクニコ黄金トリオの三人がそれぞれ見せ場を作って勝利という事で会場は大いに盛り上がった。そして三人はこのチームをドリームチームと名乗る事を宣言。テクニコにドリームチームが誕生した。
 セミファイナルでは、カンペオン・ウニベルサルで因縁が勃発したエル・テリブレとニエブラ・ロハが6人タッグマッチで激突。ロハはテリブレに対し、カベジェラ戦(敗者、髪切りマッチ)を要求しており、試合の勝敗いかんでは、この究極の決着戦が実現する可能性もある。試合は、当然、因縁のあるロハとテリブレが激しくやりあうが、最後はロハとオロの兄弟が連携で上手くレフェリーの隙をついて反則のローブローでフォール勝ち。ロハがテリブレに借りを返した形となったが、今後、究極の決着戦が組まれるのかが期待される。

■ CMLL アレナメヒコ金曜定期戦
日時:2019年2月22日(現地時間)
会場:メキシコ・アレナメヒコ

<6人タッグマッチ>
○カリスティコ、ボラドールJr.、ミスティコ
 2-1
●サンソン、クアトレロ、フォラステロ

<6人タッグマッチ>
○アンヘル・デ・オロ、ニエブラ・ロハ、ディアマンテ・アスール
 ピンフォール
●ジルベール・エル・ボリクア(エル・メシアス)、エル・テリブレ、ベスティア・デル・リング

<シングルマッチ>
○ティタン
 2-1
●バルバロ・カベルナリオ

<6人タッグマッチ>
○ショッカー、フェリーノ、エチセロ
 2-1
●ストゥーカJr.、クラネオ、ボルカノ




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