RISE後楽園激闘白鳥大珠ライト級王者に! 秀樹無念TKOに場内大荒れで再戦決定!!

 RISE130後楽園大会は、休憩を挟んでまるで違う興行かのような表情を見せた。
 OPファイトの須田翔貴以外は、判定決着の連続。1ラウンドに2度ダウンを奪いながらその後判定という試合もあり、観ている側にはフラストレーションの溜まる展開。
 だが、休憩前、引退した清水賢吾がエキジビションで登場すると、現役ウェルター級王者“ブラックパンサー”ベイノア相手に
「倒しにいった」
という壮絶な打ち合いをみせて流れが変わった。

 まず、「勝っても負けてもKO決着」が信条の山口裕人と壮絶な打ち合いで北井智大が鮮やかな3ノックダウンでのKO勝ち。
 

 続いて、PLACE-K/MAとRISEのスーパーフライ級王者対決は、
「練習した事はない」
というトリッキーな蹴りを繰り出した田丸辰が快勝。

 場内一気にヒートアップして、いよいよメインのライト級王者決定戦を迎えると満員の場内を2分する大歓声で沸き返る。


神童・那須川天心が白鳥のセコンドについた


秀樹の傍らにはお馴染みいつか夫人

 序盤、ハードパンチャー白鳥の拳にぐらついた秀樹は、ローキックを突破口に一気に形勢逆転。
 だが、そのローキックが徒となり、お互いの脛を大きく切り裂いてしまったのが誤算。

秀樹の脛が朱に染まる

 秀樹の足首のサポーターが鮮血に塗れ、白鳥の脇腹まで汚すに至ってドクターチェックが要請される。この結果、秀樹の脛の傷が深く、試合続行不可能としてTKO負けとなった。
 レフェリーが事情を説明している間、秀樹が「まだやれる」とデモンストレーションをしてみせた事もあり、判定に秀樹サイドのファンが猛反発。怒号が飛び交い、場内は一時騒然となった。
 秀樹が判定を受け容れ、白鳥と握手するとようやく沈静化、マイクを握った白鳥が、
「初防衛戦は秀樹選手と! 決着をつけます」
と宣言して歓声を浴びての大団円となった。

 
 3・10大田区大会のAbemaTVによる生中継も決定したRISE。この日も立ち見席以外は完売の大盛況となり、K-1との興行戦争、ONE上陸へ向け、2019年春期攻勢を加速させていきそうだ。

■ RISE 130(ライズ ハンドレッドサーティ)
日時:2月3日(日) 本戦開始18時 ※開場後17時10分よりオープニングファイト
会場:後楽園ホール

<第5代RISEライト級(-63kg)王座決定戦 3分5R無制限延長R>
●秀樹(新宿レフティージム/同級1位、K-1 REVOLUTION FINAL-65kg級世界王者)
 3R 1分41秒 TKO ※ドクターストップ
〇白鳥大珠(TEAM TEPPEN/同級2位、スーパーフェザー級4位)
※白鳥大珠が第5代RISEライト級王者に

試合後白鳥は、秀樹のローキックで脚が動かなくなった為、パンチのみで防戦していたと明かした。
技術的に、受けてカットするのもテクニックとの見方もあり、秀樹が不運とばかりも言えないところだ。
 
<SuperFight! -53kg契約 3分3R延長1R>
〇田丸辰(平井道場/初代RISEスーパーフライ級王者)
 1R 1分56秒 KO ※左ストレート
●一樹(PLACE-K/MA日本スーパーフライ級王者)

田丸辰

無敗をキープした田丸だが、成長期で今回減量に苦しんだ為、今年後半には、-55kg級に転向を予定しているとのこと。 

<ライト級(-63kg)3分3R延長1R>
●山口裕人(山口道場/WPMF世界スーパーライト級暫定王者)
 1R 2分35秒 KO ※3ノックダウン
〇北井智大(チームドラゴン/同級3位)
  
<清水賢吾引退エキシビションマッチ 3分1ラウンド>
△清水賢吾(極真会館/第3代RISEヘビー級王者、SB日本ヘビー級王者)
 エキジビションで決着つかず
△“ブラックパンサー”ベイノア(極真会館/第2代RISEウェルター級王者)


引退試合で叶わなかった
「愛娘をリングにあげる」
夢を果たした清水に10カウントが贈られた。

<バンタム級(-55kg)3分3R延長1R>
〇良星(平井道場/同級2位、Bigbangスーパーバンタム級王者)
 3R 判定3-0
●竹内将生(エイワスポーツジム/MAスーパーバンタム級王者、WMC日本スーパーバンタム級1位)
 
<バンタム級(-55kg)3分3R延長1R>
●金子梓(新宿レフティージム/スーパーフライ級1位)
 3R 判定0-3 
〇堀尾竜司(TRY HARD GYM/第4代Krushスーパー・バンタム級王者)
 
<-58.5㎏契約 3分3R延長1R>
〇篠塚辰樹(TEAM TEPPEN/RISEフェザー級5位)
 3R 判定3-0
●Ryuki(RKS顕修塾/英雄伝説2017年-60kg級アジア王者)
 
<スーパーライト級(-65kg)3分3R延長1R>
●高橋幸光(はまっこムエタイジム/元MA日本ライト級王者、元J-NETWORKライト級王者)
 3R 判定0-2
〇山田洸誓(正道会館 高知/同級2位)
 
<フェザー級(-57.5kg)3分3R延長1R>
●津田鉄平(新宿レフティージム/同級10位)
 3R 判定0-3
〇澤谷大樹(HAWK GYM/同級11位、2018年RISING ROOKIES CUPフェザー級優勝)
 
<フェザー級(-57.5kg)3分3R>
●YA-MAN(TARGET SHIBUYA/2018年RISING ROOKIES CUPフェザー級準優勝)
 3R 判定0-3
〇門口佳佑(EX ARES/那須川天心挑戦者決定トーナメント優勝)
 
<スーパーフェザー級(-60kg)3分3R>
〇中澤良介(TRY HARD GYM)
 3R 判定3-0
●大日方景都(TARGET/2015年KAMINARIMON全日本大会 -60㎏級優勝)
 
<フェザー級(-57.5kg)3分3R>
〇須田翔貴(TEAM TEPPEN/2018年KAMINARIMON×新空手アマチュア最強決定戦-57.5kg級優勝)
 2R 1分58秒 KO
●松元アウトサイダー仁志(FLUT UP)

 

大田区大会への参戦が決定したベイノワと鈴木真彦がリング上から挨拶


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’19年02月14日号オメガAEW 寒波WWE 仙女 P’s Party Rise HATASHIAI Quintet 馬場4