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アリゾナ州フェニックス『ロイヤルランブル』4連戦の最後は、SmackDown生中継である。RAWでも、ランブルでは余り出番のなかったベイリーが、ロンダ・ラウジーと長い尺を与えられてのカードになったものの、スポットをミスりまくってダメ試合になってしまった反省もあるのか、今回は短くの構成に変えたのは正解だろう。SmackDownのシナリオ班の方が、RAW班より臨機応変というのはこれまでも明白だったのだが・・・。
せっかくランブル30番目登場が約束されていながらサモアの怪女ナイア・ジャックスに入場段階で吹っ飛ばされる役割だったRトゥルースにも、『Mixed Match Challenge』優勝(カーメラ組)のご褒美はPPV大会のフォローアップ回に用意されていた。中邑真輔がルセフに勝ったkick offショーは、WWEネットワークで視聴可能ではあるんだが、そもそも本戦が6時間もあった『ロイヤルランブル』なので、真面目に見ているWWEユニバースは非常に少ないと推定されるが、お茶の間の大勢の大衆が見ているSmackDownで、Rトゥルースに移動というのは正直、拍手喝さいかも。中邑ファンの皆様、ごめんなさいです。ただ、続いてもルセフ戦もCMの間に始まって、実際に流れたのは短いという構成にしたのは考えてるなぁと。当然、Rトゥルースが初防衛に。前夜のRAWの番組構成の反省も加味されていると思われる。
続いて同会場で収録され生配信された205 LIVEでは、新体制になったプロレスリング・ノアへの復帰が噂されているヒデオ・イタミことKENTAが登場。日本人対決は戸澤陽が制している。首脳陣がリスペクトを表したのはAkira Tozawaの方だった。
■ WWE SmackDown
日時:1月29日(現地時間)
会場:アリゾナ州フェニックス トーキング・スティック・リゾート・アリーナ
◆ベッキーが上から目線のシャーロットと乱闘
前夜のRAWにも登場。PPV「レッスルマニア35」でロンダ・ラウジーに挑戦を表明した“ザ・マン”ベッキー・リンチが番組オープニングで大声援の中SmackDownに登場すると、例によってアンライクと言わずにオンライク・ロニー(ロンダ様と違って)と、アイリッシュ発音で演説を始める。「この足1本でロイヤルランブルを制覇した。昨年のレッスルマニアはプレショーだったが、今年はメインイベントを勝ち取ったことを誇りに思う。そしてロンダの腕をへし折ってやる!」とレッスルマニアに向けて意気込むと、そこへお待ちかねの音楽が鳴りシャーロット・フレアーが登場。シャーロットは「おめでとう!でもすべて私から学んだおかげね」と恩着せがましく振舞う。
ベッキーは上から目線のシャーロットの顔面に一撃を食らわしてリングを降りた。これに怒り心頭のシャーロットは帰るベッキーを背後から襲撃。止めるレフェリーを振り切りながら両者は馬乗りの乱闘となった。『レッスルマニア』史上初の女子トリプルスレッド・メインイベント計画に向けての序章が始まった。
◆中邑不覚!Rトゥルース相手に王座陥落
US王座に返り咲いたばかりの中邑真輔がRトゥルースとの王座戦でまさかのピンフォール負けを喫した。中邑はライダーキックからリバースパワースラムで先制すると、キンサシャを狙って序盤からRトゥルースに猛攻を仕掛けた。完全に自身のペースに持ち込んだ中邑だったが、ファイヤーマンズキャリーの体勢でRトゥルースを持ち上げると、隙を突いたRトゥルースに丸め込まれてまさかの3カウント。中邑はカウント2だと抗議するも判定は覆らず、王座奪還したばかりの中邑が不覚にもRトゥルース相手にUS王座から陥落した。
その後、Rトゥルースは難癖をつけるルセフと王座戦を闘うと、なんとルセフからも3カウントを奪って勝利。納得のいかない中邑とルセフは腹いせにRトゥルースを滅多打ちにすると、ブーイングの中でマチカキックとキンシャサを叩き込んだ。さらにバックステージではこれまでいがみ合っていた中邑とルセフがタッグを組んでルーク・ギャローズ&カール・アンダーソンの挑戦を受けると表明した。
@SportsQueen_5 from #Bellator214 last night (Jake Hager) Jack Swagger's debut & R Truth. Now that's WHAT'S UP!!! pic.twitter.com/JRiAyytVfb
— BB5akaTHECHAMP (@PaulWalters19) 2019年1月27日
総合格闘技ベラトール214でダニー・ホッジの孫弟子オクラホマのジャック・スワガーがMMAデビュー戦勝利。そしてRトゥルースが入場でラップを歌ったことが記憶に新しい。やはりみんな見てたんだ!
◆WWE王者ブライアンのエリミネーションチェンバー戦が決定
WWE王者ダニエル・ブライアンが『ロイヤルランブル』の勝因になったパートナーのエリック・ローワンと共にリングに登場すると、「WWE王座のベルトはお牛さんの皮が犠牲になっている」と言ってベルトをゴミ箱に捨て、さらに「これがニューシンボルのWWE王座だ。これは地球にやさしいオーガニックでできている」と新しい木製のチャンピオンベルトを掲げた。するとこれに異を唱えるAJスタイルズ、ランディ・オートン、ジェフ・ハーディ、ムスタファ・アリ、サモア・ジョーが次々に登場して王座挑戦を表明。乱闘に発展する中でトリプルHが映像で現れると、PPV「エリミネーションチェンバー」でこの5人を対戦相手にブライアンのWWE王座エリミネーションチェンバー戦を決定した。
PPV「エリミネーション・チェンバー」は日本時間2月18日にWWEネットワーク(日本語実況版有り)で生配信される。
◆ヒデオ、敗戦と裏切りのダブルパンチに見舞われる
205 Liveメイン戦でヒデオ・イタミと戸澤陽の日本人対決が行なわれた。戸澤がセントーンから騙し討ちパンチを繰り出して先制すれば、「戸澤、今日がお前の終わりの日だ!」と意気込んだヒデオは戸澤のダイビング・セントーンをヒザで迎撃すると、得意の打撃で猛攻を仕掛けた。お互いを良く知る両者は激しい攻防を展開するも、試合終盤では戸澤がヒデオのドロップキックを避けるとそのままセコンドのアリーヤ・デバリに誤爆。戸澤はすかさず動揺するヒデオをスープレックスで投げ飛ばすと、コーナートップから必殺のダイビング・セントーンを炸裂。戸澤がヒデオからピンフォールを奪って日本人対決を制した。
試合後には敗戦してフラフラになったヒデオをデバリが突如裏切ってクローズライン葬。ヒデオは試合に負けただけでなく、パートナーにも裏切られるという悪夢に見舞われた。
THANK YOU.
— KENTA (@HideoItami) 2019年1月30日
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’19年02月07日号NXTランブル5日間WWE 新日 ベラトールOne Reina 覆面マニア 馬場3