[ファイトクラブ]新日_WWE舞台裏AEW開戦_方舟の行方_NXTロイヤルランブル深淵

Photo by George Napolitano
[週刊ファイト2月7日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼新日_WWE舞台裏AEW開戦_方舟の行方_NXTロイヤルランブル深淵
 タダシ☆タナカ+シュート活字委員会編
・憶測呼ぶケニー・オメガ&ベストフレンズ、アメリカ新日大会の謝罪
・ディーン・アンブローズ退団発表!疲労困憊WWE長時間拘束5日間
・ベラトール!ヒョードル撃沈とジャック・スワガー勝利の控室にWWE勢
・ヒデオ・イタミの退団!行く人来る人、KUSHIDAが棚橋弘至と有終の美
・方舟とオクタゴンKENTA帰還とケネリス夫妻の残留ノアだけはガチ!
・NXT質凌駕ジョニー・ガルガノMVP!ロイヤルランブル7時間の失策
・マシュー・ブルームとセリーナが仕切るNXT女子パフォーマンスセンター


―― 1月30日過ぎた31日になると、いろいろ情報解禁になるというか、2月1日になるプロモーションもあるようだけど、業界の動きが表面化するのが恒例です。前からこのカードというのはわかっていたことなんですが、『ジャイアント馬場没20年追善興行〜王者の魂〜』メインが棚橋弘至&ヨシタツvs. 宮原健斗&関本大介になるとか、上井駅長の『闘将・マサ斎藤 追悼試合』に、ノアから中嶋勝彦&マサ北宮、リアルジャパンからスーパータイガーの参戦まで、他団体との調整があるカードの公表があります。

オフレコ やっぱり最大公約数のファンの関心は、ケニー・オメガとか飯伏幸太かと。まぁケニーは仲間との忠誠を優先して、単純な金額よりもAEWとなるのだろうけどね。飯伏は3月末に合流という・・・。

▼オスプレイ-飯伏孝太のストレッチャー・ジョブ、外志向KUSHIDAの決断

[ファイトクラブ]プロレス年末年始総括!1・4東京ドーム~AEW決起ウラ~相次ぐ訃報

―― 新日プロには試練ですね。トランプ政権の政府シャットダウンを受けて就労ビザが下りず、日本からの選手遠征ナシでのアメリカ大会という珍事も起きています。柴田勝頼が、「“ごめんなさい”の一言がないのが一番良くない」と挨拶したそうですが。

オフレコ 悪いのはトランプ政権なんだけど、もっと早く申請とか出しておくべきだったなどの反省はある。新日側の落ち度はゼロではないやろ。だから「ごめんなさい」になるんだろうし。

―― バレッタとチャッキーTは新日と口頭合意こそしていたのに、書類にサインはしてなかったということで、こちらもAEW行きという。

―― ただ、離脱があるのは新日プロだけではない。WWEからディーン・アンブローズが抜けました。解除を申し込んでいる選手の数が増えている。彼のケースに関しては、あえてWWE側も公式発表したんで、AEWに行くにしても金額の駆引きができなくなってしまう措置にしました。

オフレコ あくまでAはxxxxと言ってるが、お前のところはいくら出すんだとなって、初めて天秤ゲームやからな。レバレッジはなくなった、それもあって公式サイトにも発表したと。

―― WWEだと最低保証で100万ドル超えているハズなんで、まぁ本人も公言するように「カネじゃない」と。最近の使われ方に不満があったということのようです。

オフレコ シナリオ班に言わされるマイク台詞も自分のキャラじゃないとか、つくづく嫌になったんだとは思うけど。

ディーン・アンブローズ退団発表!疲労困憊WWE長時間拘束5日間

―― 実況のレネー・ヤング女史はどうなるのかと心配する向きもありますが。

オフレコ 奥さんは関係ない。残りたければ残ればいいし、ロンダ様じゃないけど、子供作りに入ると考えればそうすればイイ。もっとも、RAWの実況がダメ過ぎる問題は、本誌はずっと以前から活字にしてる課題なんだけど、それとこれはまた別だから。

―― 実況以前に、番組構成が「なにやってるのか!」と。その台紙にせよ、ロジックになってないとか、サーシャ・バンクスはベビーなのかヒールなのか、台詞からは混乱するだけというのはもう本誌でやってます(笑)。

オフレコ そんなの言い出せば、無理やりベッキー・リンチをヒールにしようとして、お客さんが買ってくれなかった。

―― いや、今週の話題でいくなら、いきなりルセフはヒールになったんかいという、中邑真輔と今度は共闘とか、会場客もリアクションに戸惑ってました。

オフレコ WWEユニバースですら見ている数が少ないダークマッチで、中邑真輔がUS王者に返り咲いたんだけど、その際にラナを突き飛ばしたから、それで足をくじいたことにして、女子ランブルではラナに替わってベッキー・リンチが出てくるという展開にしたんやけどな。

―― それもロジックおかしいんですけどね。なんか、ベッキーも足を引きずるセールを今週ずっとやってましたけど。

オフレコ もっと不可解だったのは、30番目の登場が約束されていたRトゥルースが、ナイア・ジャックスに吹っ飛ばされて、サモアの怪女が男子ランブルに出るという・・・。まぁ、チャイナも男子ランブルに出ていたとか、初めてではないんだけど、それをアリにするなら、もう最初から男女混合のランブルにしてくれと。

―― その2つがあるから、6時間とか異常なことになってしまいましたからね。おかげでダニエル・ブライアン対AJスタイルズなんか、ちょうど飯の時間とかで誰も集中して見ないという・・・。

ベラトール!ヒョードル撃沈とジャック・スワガー勝利の控室にWWE勢
(c)Bellator

オフレコ ベラトールの視聴者数は150万人と 良かったみたいだけど。エメリヤーエンコ・ヒョードル対ライアン・ベーダー、それにジャック・スワガーのMMAデビュー戦勝利に、Rトゥルースが入場でラップを歌っていたという。みんな、見てるんだなぁと(笑)。それで新US王者やで。


ヒース・スレーターらWWE勢

―― カリフォルニア州イングルウッドの控室にもプロレス軍団が大挙応援に来てました。ディーン・アンブローズも来ていたというのが、いろんな意味で興味深いです。

オフレコ オクラホマのダニー・ホッジの孫弟子やからな。

―― WWEの5日連続でもシンドイのに、One Championshipのマニラ大会や、テレビ東京のレギュラー番組も始まりましたからね。アンジェラ・リーがハワイを案内するという。そしてベラトールのDAZNですから。我々は悲鳴を上げました。

毎週木曜深夜2時5分からテレビ東京レギュラー放送中

オフレコ 本誌が早くから指摘しているように、認知症の傾向はアントニオ猪木だけじゃなくて、もうボケ老人になっているビンス・マクマホンの判断も、ズレてしまっている。よって視聴率が落ちる一方で、秋からSmackDownが地上波FOXに移行するというのに、こんなんで大丈夫なのかという。

―― 実際、ロイヤルランブルPPV明けのRAWやSmackDownは、普通はPPVまで見てない大衆の関心があるから視聴率上がるものなのに、今回はSmackDownの数字が酷いことになってしまいました。
それはやはり、ランブルが6時間も延々とやったことが大きいと思います。あのあとに、また3時間のRAWを見なさい、2時間のSmackDownもありますと言われても、もう勘弁してくれとなるのは自然ですよ。

オフレコ まして、我々は日本時間日曜午前のNXT:テイクオーバーから、日本時間木曜午前のNXT番組まで、5日連続WWEやから。週刊番組NXTのほうは、現地に記者を派遣している本誌にしたら内容も結果も全部わかってるんやけど、やっぱりカイリ・セインが出るのは見なきゃとなるからなぁ。

―― 大本営発表を垂れ流すだけの媒体か、どうしようもない素人のファンがブログにしているのとは違うことを書かないといけない。「週刊ファイトはアメプロNo.1」の看板を守るプレッシャーがありますから、もう疲労困憊の週でした。

オフレコ アンブローズに戻すなら、ファイトスタイルは現代のテリー・ファンクなんだけど、ファン層が変わってしまっているから、日本で特に受けてたキャラとは思わないんで・・・。しばらく休養に入るのか、長く辛い巡業にならないAEWと契約するのか。今のところはわからないんだけどね。

ヒデオ・イタミの退団!行く人来る人、KUSHIDAが棚橋弘至と有終の美

―― 読者の関心の順番でいくなら、KENTAの退団だと思います。

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