NXTさらなる高みへ!リコシェと至宝戦ジョニー・ガルガノが新北米王者!TチャンパxAブラック熟練!カイリ・セイン大賞二冠王

photo by George Napolitano

 現地時間1月26日、注目の『NXT TakeOver: Phoenix』が開催。WWEネットワークもなんか何度も途切れたり、画面が飛んだりするし、本誌現地派遣記者との通信もうまくいかなかったりしているが、内容はやはり鉄板だった。終了後のFacebook LIVEでトリプルH主幹が胸を張ったように、またも凄い大会がデリバリーされた。
 リコシェがジョニー・ガルガノと2.99プロレスの極意を披露して、会場は期せずして”NXT””NXT”コールが沸き起こったように、白熱の一進一退の攻防を披露。メインでは、同じく大柄で長い脚なのに飛んで魅せるアリスター・ブラックが受けまくり、トマソ・チャンパがなぜ、自称だけでなく世界No.1なのかを証明する名勝負数え歌に。マットをはがしてのスポットとか、ジョニー・”テイクオーバー”(と、Tシャツにプリントされている)の試合展開と、ややテイストが同じになった嫌いは残るが、妻キャンディス・レラエの心配もむなしく、再び共闘の道を歩むジョニーと、チャンパが2本のベルトを誇示する絵がエンディングだった。

 まだプロレスは2年半のキャリアなのに、セミ抜擢で大丈夫なのかと揶揄もあった女子王座戦だが、シェイナ・ベイズラーのセール表情が格段に進歩。ビアンカ・ブレアの三つ編み髪の毛によるムチ攻撃で、ガチでシェイナの脇腹に傷がつくなど、説得力もあり15分の尺を成立させていた。

 先立つNXT Riverside liveでは、カイリ・セイン、紫雷イオが地元リバーサイド出身キャンディス・レラエと組んで、シェイナ・ベイズラー、マリナ・シェファー、ジェサミン・ デュークのMMAホース・ウィメンと因縁の対決カードが披露され、ホームタウンのキャンディスがピンをもぎ取っている。

※現地取材の完全詳細版は、金曜2月1日発売の2月7号に収録されます。

■ WWE NXT TakeOver: Phoenix
日時:1月26日(現地時間)
会場:アリゾナ州フェニックス  トーキング・スティック・リゾート・アリーナ

<第5試合 NXT王座戦>
○トマソ・チャンパ
 26分30秒
●アリスター・ブラック

<第4試合 NXT女子王座戦>
○シェイナ・ベイズラー
 15分26秒
●ビアンカ・ブレア

<第3試合 NXT北米王座戦>
●リコシェ
 24分34秒 ロープ超しのDDT⇒ピンフォール
○ジョニー・ガルガノ

<第2試合 シングルマッチ>
○マット・リドル
 9分20秒 MMA風タコ殴りにタップアウト
●カシアス・オオノ

<第1試合 NXTタッグ王座戦>
●アンディスピューテッド・エラ (カイル・オライリー&ロデリック・ストロング)
 16分57秒
○ウォー・レイダーズ (ハンソン&ロウ)


 プリショーではNXT大賞が発表されている。

◆NXTイヤーエンド・アワード2018でカイリ2冠、イオはNXTフューチャー・スターを受賞

 2018年に最も活躍したNXTスーパースターに贈られる「NXTイヤーエンド・アワード2018」がNXTテイクオーバー:フェニックス・プレショーで発表された。日本人スーパースターとしては“海賊姫”カイリ・セインがNXT年間最優秀女子スーパースターとNXT年間最優秀スーパースターを受賞して2冠を達成。初めにNXT年間最優秀女子スーパースターを受賞したカイリは「アホーイ!みんなにありがとうと言いたい。2018年は私にとって素晴らしい年だった。今年もベストを尽くします。NXTユニバースとレスリングを愛してます!」とファンに感謝を伝えた。その後に発表されたNXT年間最優秀スーパースターも受賞したカイリは「信じられない。とても光栄です。感謝してもしきれないし、受賞したことを決して忘れません。2019年は再びNXT女子王者になります。約束します!」と涙目になって喜びを伝えた。
 また、紫雷イオは将来のスター候補となるNXTフューチャー・スターを受賞し、「2人ともの受賞! 投票してくださった皆様、本当に本当にありがとうございます。2019年、この受賞に恥じない活躍をすることを皆様にお約束します」とツイッターでファンに感謝と今後の活躍を誓った。

◆NXTイヤーエンド・アワード2018 受賞者

NXT年間最優秀スーパースター:カイリ・セイン
NXT年間最優秀男子スーパースター:トマソ・チャンパ
NXT年間最優秀女子スーパースター:カイリ・セイン
NXT年間最優秀タッグチーム:ジ・アンディスピューテッド・エラ
NXT年間最優秀マッチ:アンドラーデ対ジョニー・ガルガノNXT王座戦(NXTテイクオーバー:フィラデルフィア)
NXT最優秀ライバル関係:ジョニー・ガルガノ対トマソ・チャンパ
NXT年間最優秀新人賞:リコシェ
NXTフューチャー・スター:紫雷イオ
NXT年間最優秀「NXTテイクオーバー」大会:テイクオーバー:ニューオリンズ
※大人のファンなら誰もが翌日の『レッスルマニア』よりこっちのほうが10倍凄いと思ったことだろう。当然だ!


フェニックスの到着した段階から、空港の荷物受け取りにはWWE四連戦のビルボードが歓迎した!


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