RAW番組改革必死!マクマホン会長!ボビー・ラシュリー新IC王者!ニッキー・クロス印象大!

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 RAW番組改革にはマクマホン一家がテレビにも出ることというアジェンダがあるが、テネシー州メンフィスにも73歳のビンス・マクマホン御大が飛来。ブラウン・ストローマンvs.ブロック・レスナー王座戦が『ロイヤルランブル』の目玉だったが、どうやらケガからの回復が思わしくなく、高級リムジンのドアを壊して引っ込むスキッドに。替わりにフェイタル4 wayがトリとなり、「ビンスはプッシュしてなかった」との嫌味が途中のスキッドで披露されていたフィン・ベイラーが悲願のユニ​バーサル王座挑戦権を獲得した。ジョン・シナも出るとわかったが、そういう結末になることは番組途中で読めたことだろう。
 また、3 way戦でセス・ロリンズ、ディーン・アンブローズを倒してボビー・ラシュリーが初となるIC王座を獲得している。なんか、番組改革に必死というのはわかるんだが、大衆の記憶に残ったのかどうかは別問題だ。

 メンフィスということでジェリー・キング・ローラーもちょっとだけ顔見世した。ただ、3時間番組を通して一番面白かったのはTwisted Sisterニッキー・クロスのRAWデビューだったのではなかろうか。ベイリー&ナタリアと組んでライオッド・スクワッドとの対戦カード。つまり狂人キャラだけどベビーフェイスなのだ。スコットランドはグラスゴー出身、おチビさんだがしっかりレスリングが出来ることはNXTのファンならご存知の通り。ダイナマイト・キッドら蛇の穴の伝統はスコッチのインディー界隈に根付いていたことになろう。ケツはベイリーのエルボーだったが、ロックファンはナザレスの♪LOVE HURTSが聴こえた気がした印象大のお茶の間向けテレビ初試合だった。
 あと、試合には出なかったが、EC3の凄い腹筋が画面に登場している。RAWに合流ということなのだろうか? マクマホン御大は好きそうなタイプになろう。

■ WWE RAW
日時:1月14日
会場:テネシー州メンフィス フェデックス・フォーラム

◆ストローマン、ビンス会長のリムジンを破壊して王座挑戦権を剥奪される

 “巨獣”ブラウン・ストローマンがビンスのリムジンを破壊してPPV「ロイヤルランブル」でのブロック・レスナーへの王座挑戦権を剥奪された。オープニングに登場したブラウン・ストローマンは「俺はロイヤルランブルでユニバーサル王座を手に入れる」とレスナーに対して勝利宣言をすると、突如ステージに現れたバロン・コービンと舌戦を展開。コービンが「お前じゃレスナーは倒せない。皆をがっかりさせるだけだ」と挑発すると、怒ったストローマンはバックステージまでコービンを追いかけた。ビンス・マクマホン会長のリムジンに隠れ込んだコービンを見つけたストローマンはパイプで窓を割ると、なんと鍵の掛かったドアも無理やり破壊してしまう。これにビンスが「俺の車になんてことをしてくれたんだ。修理代は10万ドル(約1000万円)掛かるぞ」と激怒すると、さらにこれに反論したストローマンの王座挑戦権を剥奪。納得のいかないストローマンはリムジンを力任せにひっくり返してその場を後にした。

◆ロンダとサーシャがタッグ戦勝利も王座戦に向けて険悪ムード

 PPV「ロイヤルランブル」で対戦が決定しているロンダ・ラウジーとサーシャ・バンクスがタッグを組んでナイア・ジャックス&タミーナとのタッグ戦勝利するも、試合後のインタビューで口論に発展した2人は険悪ムードとなった。タッグ戦ではサーシャがハリケーン・ラナやスリーパーホールドでナイアに攻め込めば、交代したロンダも飛び付きアームバーをタミーナに仕掛けて試合を優勢に進めた。一時はパワーに勝るナイア&タミーナに捕まったサーシャだったが、タミーナのタックルがナイアに誤爆した隙にバンク・ステイトメントをタミーナに決めてタップ勝ちを収めた。
 試合後のインタビューでは、ロンダが「お互いをリスペクトしているし、サーシャと防衛戦ができるのは光栄だ」と敬意を示すも、「サーシャからの勝利はすごい功績になる」と言ったロンダの発言にサーシャが憤慨。サーシャは「ロイヤルランブルでは負けを教えてあげる」と言い放ち、王座戦を前に険悪なムードが漂った。ロンダ対サーシャのロウ女子王座戦が行なわれるPPV「ロイヤルランブル」は日本時間1月28日にWWEネットワーク(日本語実況版有り)で生配信される。

◆初代王者ベイラーが悲願のユニバーサル王座挑戦権を獲得

 ストローマンの王座戦剥奪で空位となった挑戦権をかけてジョン・シナ、フィン・ベイラー、バロン・コービン、ドリュー・マッキンタイアがフェイタル4ウェイ戦で激突し、初代王者のベイラーがクー・デ・グラでシナから3カウントを奪って悲願のユニバーサル王座奪還に向けて挑戦権を獲得した。

 4人のスーパースターが入り乱れる中、ベイラーはコービンのエンド・オブ・デイズやシナのアティテュード・アジャストメントを食らい苦戦を強いられるも、試合終盤の必殺技を巡る攻防ではクレイモアでシナを沈めたマッキンタイアにDDTを決めると、最後はコーナートップからクー・デ・グラをシナに炸裂させて3カウント。この日、ジンダー・マハルの指名試合にも勝利して1日二連勝を飾ったベイラーがレスナーとのユニバーサル王座挑戦権を獲得した。

◆イギリスにアメリカ国外初のWWEパフォーマンスセンターをオープン

 WWEは現地時間1月11日(金)、イギリス、ロンドンにアメリカ国外初となる専用のトレーニング施設、「WWE UKパフォーマンスセンター」をオープンした。これはWWEの世界中でコンテンツをカスタマイズしていくという戦略において大きな第一歩となった。約5,200平米の施設には2つのトレーニング用リング、ストレングス&コンディショニング用機器、コンテンツ制作用のインフラが整えられ、アスリートたちはリング上でのスキルの向上、体づくりとキャラクター作りを総合的に行うことができる。
 WWEのタレント/ライブイベント/クリエイティブ部門のエグゼクティブ・バイスプレジデントであるトリプルHは、「これは我々の世界各地でNXTブランドを展開していくという世界的なローカリゼーション戦略にとっては大きな出来事であり、次のステップに進めたと言える。私たちはWWE UKパフォーマンスセンターをオープンできたことを誇りに思う。ここではNXT UKのスーパースターたちに、フロリダ州オーランドにあるWWEパフォーマンスセンターと同じく世界レベルのコーチングと育成プログラムを提供することができる」。WWE UKパフォーマンスセンターでトレーニングする30名以上のスーパースターたちは、WWEネットワークで日本時間毎週木曜日に「NXT」に続いて放送する「NXT UK」を中心に活動している。


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’19年01年31日号WWE新日AEW Rランブル ONE修斗 ブル中野 Color’s旗揚 越中詩郎R小川