パンクラス大阪~平田丈二が河村泰博に耐えきり初勝利!

■ PANCRASE 大阪大会
日時:12月24日
会場:大阪・阿倍野区民センター大ホール大会 観衆:547人(満員=主催者発表)
レポート:佐佐木澪

<メインイベント バンタム級 /5分3R>
〇平田 丈二(総合格闘技闇愚羅)
 3R 5:00、判定3-0(29-28/29-28/29-28)
○河村 泰博(新潟イエローマンズ)

 1R、パンチで前に出て行く平田に対し、やや下がり気味になる河村。タックルに入りたいが切られてしまう。さらにパンチで出て行く平田。じわじわとパンチを効かせていく。河村はタックルに入れないまま終了。ジャッジは三者とも10-9で平田を支持。
 2R、どんどん攻める平田。ボディにもパンチをうまく当てて行く。鼻から出血している河村。タックルはことごとく切られ、思うように攻められない。平田の右パンチがヒット!ぐらついた河村は、倒れながらも組みついて行くが、平田は頭を抜く。いったんホーンが鳴らされたが、残り1秒の時点で河村にドクターチェックが入り、インターバルへ。ジャッジは3名とも平田。
 3R、タックルを潰された河村は下から首を狙うが、抜けて立った平田。打ち合いから、河村が飛びついて引き込み、足を狙う。ようやく自分のフィールドへ持ち込んだ河村だが、極めることはできず、耐え切った平田が、嬉しいパンクラス初勝利を挙げた。

平田 試合後コメント
「メインで気張っていたので、今ホッとしています。相手は寝技がすごく強いという印象で、作戦を練っていました。実際に戦ってみても、やっぱり寝技がすごく巧かったです。いろんなバリエーションを持っているので、ちょっと焦りました。特に最後の足関節はめっちゃ効きましたけど、あと1分だったので根性で耐えました。自分のパンチが思った以上に当たってくれたのもよかったと思います。
 最近、関西から東京に出て行って活躍する選手が増えていて、すごくカッコ良くて、自分もああなりたいと思っています。来年は、ランカーや強い選手とどんどん試合をして、ランキング入りを目指して行きたいです。そして、関西にもこんな選手がいる、平田丈二という奴がいるんだということをアピールして行きたいです」

<セミファイナル バンタム級/3分3R>
〇土肥 潤(総合格闘技道場MIBURO)  
 判定3-0(30-27/30-27/30-27)
●ハンセン 玲雄(総合格闘技道場reliable)

 1R、積極的に前に出るハンセン。タックルに入ってきた土肥を倒したが、土肥は強引に上に乗っていく。下から土肥の頭部を引きつけるハンセン。しかし、土肥がポジションをキープしたまま終了。
 2R、ハンセンのパンチが効いた!しかし土肥はしがみつくようにテイクダウンし、ハーフマウントを奪う。さらにサイドに移行し、ヒジ、パンチを入れ続けて終了。
 3R、あとがないハンセンは右ハイキック、パンチで押していく。しかし、またも土肥がタックルからテイクダウン! 返したいハンセンだが、土肥は逃さず殴り続ける。終了間際の腕は極まらなかったものの、相手の光を消し去った土肥が勝利。「曲者」の持ち味を十分に見せつけた。

<第9試合 フライ級/3分3R>
〇加マーク納(総合格闘技道場コブラ会)
 3R 2:43、TKO/グラウンドのパンチ
●藤田 健吾(総合格闘技道場reliable)

 1R、ローを打つ藤田に対し、加マーク納はタックルから大きく持ち上げ、豪快にテイクダウン! 藤田がハーフからガードに戻したものの、加マーク納が上からヒジ、パンチを入れて終了。
 2Rも加マーク納が攻める。片足タックルからハーフマウントを奪いヒジ攻撃。立った藤田がタックルに入るも加マーク納が上になり、パンチ連打で終了。
 3R、加マーク納のテイクダウンに苦しむ藤田。なんとか立ったものの攻撃に転じることができない。再び加マーク納が上になって殴り続け、レフェリーが試合を止めた。

<第8試合 バンタム級/3分3R>
〇瀧口 脩生(総合格闘技スタジオSTYLE/初参戦)
 3R 判定/3-0(30-27/30-26/30-27)
●MG眞介(パラエストラ東大阪)

 1R、テイクダウンを奪った瀧口がバックからチョークを狙う。諦めず極めに行くが、時間切れとなってしまう。
 2Rも瀧口がポジションで優位を保つ。終了間際のタックルは切られ、パンチの打ち合いで終了。
 3R、MGがタックルを切りパンチで攻めるが、瀧口が組んでサイドポジション。さらにハーフマウントに移行し殴る。返せないMG。バックに回った瀧口はチョークに入る。残り1分。バックマウントから殴りながら極めに行く瀧口だが、惜しくも時間切れに。しかし、終始攻め続け、ペースを握った瀧口が判定フルマークで勝利を挙げた。

<第7試合 フェザー級/3分3R>
〇岩本 達彦(BLOWS)  
 1R 1:31、TKO/グラウンドのパンチ
●鈴木 敦順(総合格闘技スタジオSTYLE)

 ローを出しながらタックルに入るチャンスをうかがう鈴木。しかし、岩本はジャブで入る隙を見せない。鈴木がロー。やはりタックルに入れない。そこへ岩本が右ハイキック一閃、鈴木がダウン! 追撃に入った岩本をレフェリーが制止。岩本が鮮やかなKO勝ちを収めた。

<第6試合 フェザー級/3分3R>
●名田 英平(総合格闘技道場コブラ会)
 3R 0:58、ギブアップ/フロントチョーク
〇森 宏之(総合格闘技闇愚羅)

<第5試合 ライト級/3分3R>
●野副 忠佑(UBF)
 2R 0:33、TKO/スタンドのパンチ
〇木村 俊也(BLOWS)

<第4試合 フライ級/3分3R>
●後藤 琢也(パンクラス大阪稲垣組)  
 3R 3:00、判定/1-2(28-29/28-29/30-27)
〇杉原 光世(チームプログレス)

<第3試合 ストロー級/3分3R>
〇尾﨑 龍紀(総合格闘技道場コブラ会)
 3R 3:00、判定/3-0(29-28/30-27/30-27)
●Red Pine☆大助(BURST)

<第2試合 バンタム級/3分3R>
●綿谷 誠(BLOWS) 
 3R 1:56、TKO/グラウンドのパンチ
〇浅利 考政(BURST)

<第1試合 バンタム級/3分3R>
●修我(総合格闘技スタジオSTYLE)
 3R 3:00、判定/0-3(27-30/27-30/28-29)
〇増田 拓真(総合格闘技道場reliable)

<3vs3道場対抗グラップリングマッチ第2試合>
●BLOWS
vs
〇総合格闘技道場コブラ会 
※1勝2分

◆大将戦
●小松寛司(BLOWS)
 1:17、腕十字固め
〇キャプテン☆アフリカ(総合格闘技道場コブラ会)

◆副将戦
△深澤駿(BLOWS)
 2:00/ドロー
△手塚基伸(総合格闘技道場コブラ会)

◆先鋒戦
△中務雄太(BLOWS)
 2:00/ドロー
△村上貴将(総合格闘技道場コブラ会)

<3vs3道場対抗グラップリングマッチ第1試合>
△パンクラス大阪
 3戦3分
△パラエストラ東大阪

◆大将戦
△求寿也(パンクラス大阪)
 2:00/ドロー
△野崎晋吾(パラエストラ東大阪)

◆副将戦
△一ノ本大空(パンクラス大阪)
 2:00/ドロー
△高谷奨一(パラエストラ東大阪)

◆先鋒戦
△長屋正悟(パンクラス大阪)
 2:00/ドロー
△岸田海輝(パラエストラ東大阪)

【パンクラスゲート】
<パンクラスゲート第2試合 フライ級/3分2R 延長1R>
●桐山 康平 (パンクラス大阪)
 3R 3:00、判定/0-3(28-29/27-30/28-29)
〇坪内 一将 (総合格闘技道場コブラ会)

<パンクラスゲート第1試合 フェザー級/3分2R 延長1R>
〇堂園 悠 (修和館)
 1R 1:16、ギブアップ/三角絞め
●大川 淳希 (総合格闘技闇愚羅)


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