カリスティコが6人タッグマッチで勝利!CMLLアレナメヒコ金曜定期戦

(C)CMLL

 12月21日(現地時間)にメキシコ・アレナメヒコで『アレナメヒコ金曜定期戦』が開催された。
 CMLLの活動中心はメキシコシティでアレナ・メヒコでの定期興行が有名である。かつてはEMLL(Empresa Mexicana de la Lucha Libre)と呼ばれていた。今日現存するプロレス団体において世界最古の歴史を持つことが特徴である。1931年、サルバトール・ルテロ・ゴンザレスがアメリカとメキシコの国境にあるエルパソでプロレス興行を見たことからメキシコでのプロレス興行を企画してメキシコシティの廃墟同然のボクシング会場「アレナ・モデロ」と賃貸契約を結び会場を修復して会場名を「アレナ・メヒコ」に変更。1933年、EMLLとして設立。9月21日、アレナ・メヒコにて興行が開催されたのが団体の興りである。
 今大会はフリーの大物ペンタ・エル・セロ・エメ(ペンタゴンJr.)が登場。ウルティモ・ゲレーロ、バルバロ・カベルナリオと組んで、カリスティコ、ボラドールJr.、ディアマンテ・アスールのテクニコ軍と対戦した。ペンタとカリスティコはCMLLだけではなくインディーマットでも抗争しており、キャリアの差もありカリスティコが優位な状況だ。ペンタとしては本拠地アレナメヒコでカリスティコをひと泡吹かせたいところだ。試合は興奮したペンタがカリスティコの覆面を破るという暴挙を行い、ライバル二人が場外で激しくやりあった。その間にボラドールJr.がカベルナリオを、アスールがゲレーロを仕留めて、テクニコ軍が先取。更に二本目もテクニコ軍が優勢でカリスティコは逆にペンタの覆面に手をかけて攻め続ける。これに対し、ペンタはなんとカリスティコに反則のローブローをしてしまったのだった。レフェリーの目の前だったので、すぐさま反則が取られ、テクニコ軍がストレートで勝利した。ペンタは偶然、急所に当たってしまっただけだと言い訳アピールをするが、受け入れられず。怒ったペンタはマイクでカリスティコにシングルマッチを要求、カリスティコもそれを受けた為、いよいよ直接対決が実現しそうだ。

■ CMLL アレナメヒコ金曜定期戦
日時:2018年12月21日(現地時間)
会場:メキシコ・アレナメヒコ

<6人タッグマッチ>
○カリスティコ、ボラドールJr.、ディアマンテ・アスール
 2-0
●ペンタ・エル・セロ・エメ、ウルティモ・ゲレーロ、バルバロ・カベルナリオ

<6人タッグマッチ>
○エル・テリブレ、エウフォリア、レイ・ブカネロ
 2-1
●クラネオ、エル・バリエンテ、ストゥーカJr.

<シングルマッチ>
○アンヘル・デ・オロ
 ピンフォール
●メフィスト

<6人タッグマッチ>
○ティタン、トリトン、エスフィンヘ
 2-1
●フェリーノ、ルシフェルノ、ポルボラ