カザフスタン共和国に初進出成功!Titan FC 51

(C)Titan FC

 12月21日(現地時間)にカザフスタン共和国・アルマタイで『Titan FC 51: The Battle of Kazakhstan』が開催された。
 UFC、ベラトール、PFLに次ぐ北米第4のメジャー団体となっているタイタンFCは全米生中継だけでなく、UFCファイトパスでも中継されている。その為か、UFCの大会と同日同時刻に重ならない様に開催されるようになった。一応、他団体ではあるが、ベラトールの様にUFCと敵対している訳ではなく、協力体制という感じだ。
 今大会は初のアメリカ国外で大会開催となり、カザフスタン共和国での大会となった。メインとセミは、それぞれ王座決定戦が組まれ、しかも米国対カザフスタン共和国というこの大会ならではのカードが組まれた。メインの暫定ライト級王座決定戦は正王者ハウシュ・マンフィオが欠場中に伴い行われたもので、ベイビッド・ナザロフ対マーチン・ブラウンという共にタイタンFCでキャリアを積んできた両雄が激突。下馬評ではほぼ拮抗している。試合は序盤こそナザロフがテイクダウンを奪うなど見せ場を作るも、試合が進むにつれ、ブラウンがナザロフのタックルを潰してグランドで上を奪ってパウンド連打で判定勝ち。ブラウンが見事に新王者に輝いた。
 セミファイナルでは、ホセ・トーレスがUFC移籍に伴って返上したフライ級王座決定戦が行われジュアン・プエルタ対カズベク・アシモフで争われた。タイタンFCで実績を積んだプエルタに対して地元カザフスタン共和国という事で抜擢されたアシモフという事で下馬評はプエルタが優勢。試合も下馬評通り、ブエルタがグランドで上を奪って攻め続け、最後はダースチョークで一本勝ち。ブエルタが新王者に輝き、地元カザフスタンの二人の選手が共に王座決定戦で敗れる結果となった。

■ Titan FC 51: The Battle of Kazakhstan
日時:2018年12月21日(現地時間)
会場:カザフスタン共和国・アルマタイ

<暫定ライト級王座決定戦>
○マーチン・ブラウン(米国)
 判定 3-0
●ベイビッド・ナザロフ(カザフスタン)

<フライ級王座決定戦>
○ジュアン・プエルタ(米国)
 3R 1分25秒 ダースチョーク
●カズベク・アシモフ(カザフスタン)

<ライトヘビー級>
○アレクサンダー・ポペック(ドイツ)
 判定 2-1
●ニリス・ファンノード(オランダ)

<ウェルター級>
○マイク・グレイブス(米国)
 判定 3-0
●グレッグ・エリス(ジャマイカ)

<フェザー級>
○ラファエル・フィジエフ(キルギス)
 2R 0分51秒 TKO
●ナルザン・タツカエフ(カザフスタン)

<ウェルター級>
○ウスラン・カムザエフ(カザフスタン)
 1R 1分32秒 リアネイキドチョーク
●イゴール・ペステレフ(ロシア)