デスモンド・グリーン豪快KO勝利!10・31『Titan FC 31: Torres vs. Green』

(C)Titan FC

 2014年10月31日にフロリダ州タンパで『Titan FC 31: Torres vs. Green』が開催された、
 CBSスポーツネットワークが生放送する全米第四のメジャーMMA団体であるタイタンFCだが、今大会は大変な事件が起こった。当初、メインイベントで行われる予定だったライト級王座戦が消滅。王者のマイク・リッチが体重を落とせず、挑戦者の吉田善行が主催者から打診されたキャッチウェイトのノンタイトル戦を拒否した為、試合が消滅。セミファイナルで組まれていたミゲール・トーレス対デスモンド・グリーンがメインに昇格するという異常事態となった。前日にカードが消滅した為、ポスターの変更も間に合わなかった。

 そんな中、メインとなったのは、WECでは王者になり、UFCと渡り歩き、UFCリリース後は、WSOF、そしてローカル大会に都落ちしていたミゲール・トーレスがタイタンFCに登場。対戦相手のグリーンは、元ベラトール戦士で、共にUFC、ベラトールという上の団体に復帰する為にも、負けられない一戦だ。実力拮抗と思われたが、なんと秒殺という結果になった。グリーンが、試合開始後、パンチラッシュでトーレスを金網際まで追い込み、強烈な膝蹴り、そしてワンツー。トーレスはダウン、グリーンの追撃パウンドをレフェリーがすぐさまストップ。グリーンが見事にわずか46秒でKO勝ちとなった。

 セミファイナルには、日本の長谷川賢とマット・トンプソンが対戦。1Rは、グランドで上をとり長谷川のペース、2Rは、スタンドの打撃で追い詰めたトンプソンという感じで、3Rも長谷川が上をとるも、なんとトンプソンが三角絞めを仕掛け、あわやという展開に。なんとかしのいだ長谷川。そして判定になり、上をとっていた事が評価されたのか長谷川が判定勝ちとなった。

 またプレミアムカードには、元M-1世界ヘビー級王者であるケニー・ガーナーが登場、スプリット判定で勝利した。

タイタンFCオフィシャルホームページ

■ Titan FC 31: Torres vs. Green
日時:2014年10月31日
場所:アメリカ・フロリダ州タンパ

<フェザー級>
○デスモンド・グリーン
 1R 0分46秒 KO
●ミゲール・トーレス

<ライトヘビー級>
○長谷川 賢
 判定 2-1
●マット・トンプソン

<ウェルター級>
○ヘイダー・ハッサン
 1R 3分23秒 TKO
●フィリッピ・ポルテラ

<バンタム級/5分3R>
○サーワン・カカイ
 3R 4分40秒 サイドチョーク
●ジョー・バラハス

<ウェルター級/5分3R>
○テイラー・スティンソン
 判定 2-1
●ホゼ・フィゲロア

<ヘビー級>
○ケニー・ガーナー
 判定 2-1
●スコット・バレット

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