ドクトル・ワグナーJr.組勝利するもルード軍大暴れ!AAA テレビテーピング大会

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 11月10日(現地時間)にメキシコ・ベラクルス州オリサバで『AAA テレビテーピング大会』が開催された。
 AAAはCMLL(当時EMLL)のブッカーを務めていたアントニオ・ペーニャ氏が独立して、メキシコシティを本拠地に設立した団体。CMLLから引き連れたルチャドール達に加えレイ・ミステリオやシコシスといった当時の新世代のレスラー達が活躍、アメリカン・プロレスを意識したエンターテイメント性の強いプロレスを推し進め、ライバル団体のLLI(UWA)を壊滅に追い込み、メキシコを基盤に南米やアメリカへの人気を獲得していった。そしてAAAは2018年2月から大会をインターネット配信Twitchで無料配信する事になり、更にパワーアップしている。
 メインでは2018年最大のカベジェラ戦(敗者、髪切りマッチ)を行ったドクトル・ワグナーJr.とジェフ・ジャレットが6人タッグマッチで激突。カベジェラ戦はワグナーJr.が勝利して、ジャレットを丸坊主にしているが、その為なのかジャレットは星条旗の覆面で登場した。髪切りマッチで最終決着はついている両雄だが、抗争は続いており、ワグナーJr.は当然、ジャレットに狙いを定めて攻撃を繰り返す。そして遂に覆面を剥ぎ取り(※ジャレットは覆面レスラーではない為、覆面を剥いでも反則にならない)控室に逃げようとするジャレットを追いかけ入場ゲートでジャベを極めるワグナーJr.。するとそこにブルー・デーモンJr.が乱入し、ジャレットと二人がかりでブレーンバスターでワグナーJr.を叩きつけたのであった。硬い床に叩きつけられてグロッキーのワグナーJr.を更に攻撃するデーモンJr.。その間にリングではドラ後がファンタズマを丸めこんでフォール勝ち。結果、テクニコ軍が勝利となった。そして、試合後、ドラゴはファンタズマに王座戦を要求するも、ルード軍が襲いかかり大混乱になってしまう。この抗争もまだまだ続きそうだ。
 また、抗争が激化しているオカマ軍団(マキシモ、ピンピネーラ、マンバ)とエル・テハノJr.、レイ・エスコルピオン、ラ・マスカラの6人タッグマッチはマキシモがキス攻撃でマスカラからフォール勝ち。試合後、なんとマキシモはかつての盟友であるラ・マスカラにカベジェラ戦(敗者、髪切りマッチ)を要求。この骨肉の争いも最終決着戦が行われそうになってきた。

■ AAA テレビテーピング大会
日時:2018年11月10日(現地時間)
会場:メキシコ・ベラクルス州オリサバ

<6人タッグマッチ>
○ドクトル・ワグナーJr.、サイコ・クラウン、ドラゴ
 ピンフォール
●ジェフ・ジャレット、キラー・クロス、イホ・デル・ファンタズマ

<6人タッグマッチ>
○ラレド・キッド、イホ・デル・ビキンゴ、アンヘリカル
 ピンフォール
●モチョ・コタJr.、カルタ・ブラバJr.、ティト・サンタナ

<6人タッグマッチ>
○マキシモ、ピンピネーラ、マンバ
 ピンフォール
●エル・テハノJr.、レイ・エスコルピオン、ラ・マスカラ

<タッグマッチ>
○ミエド・エクストレモ、シクロペ
 ピンフォール
●パガノ、ジョー・リーダー

<6人タッグマッチ>
○アエロスター、スペル・フライ、ニーニョ・アンブルゲサ
 ピンフォール
●タウルス、ブラック・デンジャー、ウルティモ・マルディト

<6人タッグマッチ>
○パルカ・ネグラ、トキシン、ランセロ
 ピンフォール
●ディナスティア、ドラゴン・べイン、アンヘル・ディビノ