SEAdLINNNGシングルトーナメント初代女王決定! 高橋奈七永死闘を制す!!

 11・1後楽園ホールでSEAdLINNNG BEYOND THE SEA初代シングルチャンピオン決定トーナメントの準決勝、決勝が行われ、死闘を制した高橋奈七永が自らの腰にベルトを巻いた。

 準決勝第1試合、中森華子の蹴擊に頭を抱えて場外ダウンした中島安里紗だったが、最後はムーンサルトプレスからのジャーマンスープレックスで振り切った。

 続く準決勝第2試合は、壮絶なドツキ合いから後楽園ホールの客席広報通路まで飛び出す乱戦。最後は若い彩羽匠が力尽きた。

 インターバルを置いてメインで行われたSEAdLINNNG同士の決勝戦は、お互い激闘を終えたばかりとは思えない激しい攻防を展開。最後は高橋奈七永が中島安里紗を下し、3年目にしてようやく創設した虎の子のベルトを手にした。
 マイクを持った高橋奈七永は
「いつなんどき誰の挑戦でも受ける」
と宣言。
 女子プロレスの中心である自分を倒しに来いと言い放った。

 一方、収まらないのは準決勝で中島安里紗に敗れ、
「お互いベルトを巻いての再戦」
を要求していた中森華子。
 かつての盟友で、現PURE-J無差別級王者である自分を倒したという事は、Jの代表として決勝に送りだしたとの想いもあった筈。
 だがその想いを託した中島安里紗は、長与千種の愛弟子である彩羽匠を倒した高橋奈七永に敗れ去った。
 かつての対抗戦の図式を当てはめれば、JWP系の代表が全日本女子系の代表に敗れたとの見方も出来る。
 これに怒り心頭の中森華子は会見を終えた中島安里紗の元へ赴くと決勝戦での敗退をなじった。
 そして敗戦のショックで煮え切らない態度の中島安里紗に対し、プロレス的な煽りのトーンとは異質の感情を押し殺した声で自身のPURE-J無差別級王者の次期挑戦者に逆指名。
 震え上がる報道陣に
「何億倍にもしてやり返す」
と、PURE-J12・9後楽園でのシングル対決を宣言した。

 世志琥を病院送りにした悪夢再びかと思われたこの日の蹴擊を越えるとの残酷プリンセス怒りの制裁宣告で、今後さらに過酷な闘いが繰り広げられそうだ。
 
■ SEAdLINNNG〜GO! BEYOND~
日時:11月1日(木) 開始19:00
会場:東京・後楽園ホール
観衆:841人(主催者発表)

<第2試合 SEAdLINNNG BEYOND THE SEA初代シングルチャンピオン決定トーナメント準決勝① 時間無制限1本勝負>
〇中島安里紗
 vs.
●中森華子(PURE-J)

<第3試合 SEAdLINNNG BEYOND THE SEA初代シングルチャンピオン決定トーナメント準決勝② 時間無制限1本勝負>
〇高橋奈七永
 vs.
●彩羽匠(Marvelous)

<メインイベント SEAdLINNNG BEYOND THE SEA初代シングルチャンピオン決定戦 時間無制限1本勝負>
●中島安里紗
 vs.
〇高橋奈七永