[週刊ファイト11月8日号]収録 [ファイトクラブ]公開中
▼記者座談会
・『オールスター戦級』になり得ない馬場追善興行
・新日プロを主役に据えられないことが最大の問題点
・真のスーパースター不在の時代に例えベストメンバーで最高のカードを組んだとしても・・・
・参加団体にとってはオイシイと思います
・会見に出席した実行委員の坂口征ニ氏、天龍源一郎氏の本当の役割
ジャイアント馬場さん
来年2月19日、東京・両国国技館で開催される『ジャイアント馬場没20年追善興行』。同大会には全日プロをはじめ、新日プロ、ノア、W-1など主要団体が参加するが、多くのスター選手を抱える新日プロを主役に据えられないことが最大の問題点。そうなると、肝心のカード面で多くを望めない大会になるのだが・・・。
(*編注 A=『マット界舞台裏』特約記者、B=スポーツ紙記者 C=フリーのべテラン記者)
A 意外な感じもするのですが、過去にオールスター戦は79年8・26武道館の1回きりなんですね。
C いま考えてもよく実現できたと思います。全日プロと新日プロの冷戦が続いていたし、日テレとテレ朝による放送権争奪戦という問題もあった。結局、両局とも放送しないということで何とか話がまとまったんですが・・・。
B その点、いまの時代にはそういった障害がほとんどないでしょ? いろんな好カードが可能なんだけどなァ。
C ただ、真のスーパースター不在の時代に例えベストメンバーで最高のカードを組んだとしてもオールスター戦級のイベントにはなり得ないでしょ? なんせ39年前のオールスター戦は8年ぶりのBI(馬場&猪木)砲復活があって、セミでは人気絶頂期の藤波、ジャンボ鶴田がミル・マスカラスとトリオを結成しています。だから(マスコミは)『オールスター戦級』とか書き立ててファンに期待を持たせないほうがいいんじゃないかな。
B 試合数は7、8試合。1つくらい超目玉カードが組まれそうですが。
参戦が噂される三冠王者の宮原健斗