11月10日、中国の特別行政区でカジノや世界遺産を中心とした観光地、マカオのベネチアンホテルで打撃系新格闘技イベント『MAS FIGHT(マス・ファイト)』が開催される。特筆すべきはそのルール内容(下記参照)で、1ラウンド9分、判定なし、KO決着のみ、というものだ。
メインイベントでは中国キックの人気選手 一龍(一龙/イーロン)が韓国の巨人 崔洪万(최홍만/チェ・ホンマン)と対戦する。一龍は判定までたどり着けばブアカーオにも勝ってしまう中国キックの絶対的存在で、ファイトマネーも高額だが海外では無名なので中国内でしか試合を行っていない。対する崔洪万は連敗が続いていたが、昨年2017年11月27日の韓国ソウルで開催した『Angel’s fighting』キックボクシングルールで元MAキック & 日本ヘビー級王者の内田ノボル(日本)に判定勝ちしている。
キック最高額ともいえる100万ドルがかけられた賞金マッチはシッティチャイが一龙をKO!!~11・4『武林風』中国昆明大会
過去に体重差マッチでも勝利している一龍はKO連敗中
崔洪万は2016年11月に体重1/2の周志鹏(ゾウ・ジペン)にキックルールで判定負けしている
◇ルール
・1ラウンド9分
・判定なし、9分闘い抜けば引分、KO決着のみ
・3ダウンでKO敗
・立ち技のみ(※投げ可)
対戦カード
K-1でも活躍したアルトゥール・キシェンコ、ミャンマーからByatka(ビルマ語表記ဗ်ကၡ ミャンマーでは英語表記Byaggha カタカナ表記ではビャガァが近いか?)が参戦、対戦相手のデニス・ピューリックは新K-1にも参戦して卜部功也(日本)に1RKO敗けしている。(2015年1月18日K-1 WORLD GP-60kg初代王座決定トーナメント・一回戦)