[ファイトクラブ]BSフジ『次課・長州の力旅』第5回で、長州も大満足!?

[週刊ファイト10月25日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼BSフジ『次課・長州の力旅』第5回で、長州も大満足!?
 by 安威川敏樹
・チェーン店には必ず存在する『1号店』にはどんな秘密があるのか?
・イタ飯の1号店で長州が舌鼓
・スパゲッティの次はハンバーガー! 長州が通の食べ方を披露!?
・川崎の世界一短いエスカレーターには、どんな意味がある?
・横浜ランドマークタワーにある、激レアなエスカレーター


 シーズン2を迎えた長州力の冠番組、BSフジの<金曜+1>『次課・長州の力旅』。長州と、お笑いコンビの次長課長(河本準一と井上聡)が、マニアックな事情通の先生と4人で、世の中の謎を探るというバラエティ番組である。
 第5回目は10月12日(金)の23時~23時55分の時間帯で放送された。さて、今回はどんな事情通が長州と次課長を待ち受けるのか。

▼[ファイトクラブ]大好評につき(?)シーズン2! BSフジ『次課・長州の力旅』第4回

[ファイトクラブ]大好評につき(?)シーズン2! BSフジ『次課・長州の力旅』第4回

https://www.youtube.com/watch?v=y1LC4Gj-YKc

チェーン店には必ず存在する『1号店』にはどんな秘密があるのか?

 長州と次課長の3人が、まず向かったのは東京のド真ん中・渋谷。ここで迎えたのは『1号店』の事情通、BUBBLE-B先生(42歳)である(いちいち『BUBBLE-B先生』と書くのは面倒なので、本稿では『バブル先生』と表記する)。なぜ渋谷かと言えば、1号店は渋谷に集中しているからだそうだ。
 1号店があるからには2号店、3号店があるはずで、要するに1号店がある店はチェーン店でもあるわけだ。その中でも、バブル先生は飲食チェーン店の1号店に拘る。

 バブル先生は滋賀県の出身で、ラーメンを食べに京都まで行ったときに、今でも全国チェーン展開をしている『天下一品』の1号店にハマって、1号店マニアになったんだとか。1号店の『天下一品』で食べるラーメンのスープは、他の『天下一品』の店に比べて、まろやかに感じたんだそうだ。
 もっとも、実際にはどの『天下一品』でも同じスープなのだが、逆にそう感じてしまう部分に、1号店に心奪われてしまったのだという。1号店には、創業者の熱意があるのだそうだ。
 ただ、こういう話をバブル先生が熱弁している間、歩きながら長州は「坂道を歩くのはしんどい」と愚痴っていた。ちゃんと先生の話を聞きなさい!

 そして、4人が辿り着いたのは『カプリチョーザ』の1号店。長州は知らなかったが、イタリア料理の店である。『カプリチョーザ』の他の店は、ファミリー・レストランのような、気軽には入れる雰囲気だ。しかし、1号店は違う。
 店の看板からして『華婦里蝶座』と、まるで暴走族のように漢字を充てている。ガンコ職人が拘り続けている店構えだ。

 ここで、バブル先生が基準とする、1号店巡りのルールを紹介する。

① 外観で1号店らしさを探す
② 店内で1号店らしさを探す
③ テーブル周りで1号店らしさを探す
④ 店員に「ここは1号店ですか?」と確認する
⑤ 創業当時からのメニューを食べる

 これらのルールを踏まえたうえで、4人は『カプリチョーザ』1号店の店内に入った。そして長州はルール④に従って、店員に「ここは1号店ですか?」と確認した。もっとも長州は、そんなルールすら忘れていたが、次課長に促されて仕方なく事業本部長に訊いただけである。
 事業本部長によると、開業当初は6坪ほどの小さな店で、シェフ1人で切り盛りしていたため、店内が狭すぎて酸欠状態になったのだそうだ。

 ここで4人はルール⑤に沿って、創業当時からのメニューを注文した。長州が食べたのは、一番人気でもある『トマトとニンニクのスパゲッティ』。「これはウマイ!」と大絶賛の長州、「駒沢に行ってもある?」と訊くほどご満悦。おかわりまでしてしまった。
「俺はもう、ここを早く出ないと、次の食レポはできないよ」
 とまで言った長州。よほど気に入ったようだ。

スパゲッティの次はハンバーガー! 長州が通の食べ方を披露!?

 次に4人がやって来たのは渋谷区富ヶ谷にある『フレッシュネスバーガー』の1号店。1992年創業で、緑の看板がトレード・マークだ。
 ところが1号店は、緑の看板とは無縁の、こじんまりとした木造の一軒家という味のある外観。閑静な住宅街にあり、とてもチェーン店とは思えない。

 入口のドアが狭く、次課長の河本がテッパンネタを長州に振った。
「アンドレ(ザ・ジャイアント)入れますか?」
「入れない、無理! 壁を突き破って人間の形が通って行くよ」
と長州は即答した。ドアと壁に人間の形の穴が空くという、昔のマンガではお馴染みのシーンだ。

 バブル先生は『フレッシュネスバーガー』の1号店について説明する。ここはかつて、演劇の稽古場だったそうだ。それで木造の一軒家というわけである。雰囲気があるので、ここでハンバーガー屋を始めたらドンピシャだ、と創業者は考えたんだとか。
 バブル先生によると、1号店はたいてい狭いという。これは当然の話で、創業当初はチェーン展開するとは考えずに、身の丈に合った商売を始めるからだ。この店内の狭さが、1号店フェチのバブル先生には応えられないんだそうだ。その反面、チェーン店として大繁盛すると、1号店は手狭になって閉店することもよくある。

 ここで、1号店巡りルール⑤に則って、創業当時からのメニューを食べることにする。出てきたのはフレッシュネスバーガー、テリヤキバーガー、ベーコンオムレツバーガーだ。
 長州は、ハンバーガーの食べ方についてレクチャーした。普通はハンバーガーを口に持ってきて食べるのだが、本場(アメリカ?)の食べ方はハンバーガーを下の位置に持ったまま、顔を机まで下げて頬張るのだという。本当かどうかは知らないが、たしかにこの食べ方だと、中の具は下に落ちない。

 これで1号店巡りは終了。そして長州による締めの一句。

  食べすぎて 血圧上がる 秋の食

 おお、俳句らしくなってる! ちゃんと季語も入っているし、食欲の秋と掛けているところもさすがだ。まあ、夏井いつき先生が添削したら『食べすぎて』と『食』の2つが入っているのはムダ、とアッサリ消されてしまうだろうが。

川崎の世界一短いエスカレーターには、どんな意味がある?

 バブル先生とは別れて、長州と次課長の3人が訪れたのは東京を飛び出して神奈川県横浜市の山下町。みなとみらい線の元町・中華街駅だ。中華街ということは、また食べ物の事情通?
 しかし、先生らしき人が立っていたのは、地下駅に下るエスカレーターの前。そう、今回の事情通は『エスカレーター』に詳しい田村美葉先生(34歳)。石川県出身の彼女、15年前に上京し、東京には様々なエスカレーターがあることを発見して、ハマってしまったのだそうだ。

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