ウルティモ・ゲレーロが雪辱を果たした!CMLLアレナメヒコ金曜定期戦

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 10月12日(現地時間)にメキシコ・アレナメヒコで『アレナメヒコ金曜定期戦』が開催された。
 CMLLの活動中心はメキシコシティでアレナ・メヒコでの定期興行が有名である。かつてはEMLL(Empresa Mexicana de la Lucha Libre)と呼ばれていた。今日現存するプロレス団体において世界最古の歴史を持つことが特徴である。1931年、サルバトール・ルテロ・ゴンザレスがアメリカとメキシコの国境にあるエルパソでプロレス興行を見たことからメキシコでのプロレス興行を企画してメキシコシティの廃墟同然のボクシング会場「アレナ・モデロ」と賃貸契約を結び会場を修復して会場名を「アレナ・メヒコ」に変更。1933年、EMLLとして設立。9月21日、アレナ・メヒコにて興行が開催されたのが団体の興りである。
 今大会のメインでは2018年10月5日に行われたメキシコ軍対多国籍軍のグランプリ2018で決勝まで残ったマイケル・エルガンとウルティモ・ゲレーロがシングルマッチで激突した。グランプリ2018ではエルガンが優勝したのだが、それは素直に称えたゲレーロ。しかし、入り乱れての乱戦ではなくシングルマッチで勝負したいという主張を行い、それが通った形となった。試合は、まずゲレーロがジャベでエルガンからタップを奪い一本先取するも、エルガンもエルガンボムでゲレーロからフォールを奪い一対一となって三本目に突入した。エルガンがパワーで押しまくり、入場ゲートでのエルガンボム、リングでもジャーマンス―プレックスやエルガンボムなどでフォールを狙うが、ゲレーロが意地を見せてカウント2.9で返すという展開。そして攻め疲れたエルガンに遂にゲレーロスペシャルを決めたゲレーロがフォール勝ち。ゲレーロがエルガンに雪辱を果たした。試合後、エルガンはゲレーロを讃え、メキシコを愛しているとアピールしてゲレーロと健闘をたたえあった。

■ CMLL アレナメヒコ金曜定期戦
日時:2018年9月21日(現地時間)
会場:メキシコ・アレナメヒコ

<シングルマッチ>
○ウルティモ・ゲレーロ
 2-1
●マイケル・エルガン

<6人タッグマッチ>
○L.A.パーク、ミスティコ、ボラドールJr.
 2-1
●バルバロ・カベルナリオ、ザ・クリス、エチセロ

<6人タッグマッチ>
○アトランティス、デビット・フィンレー、イホ・デル・L.A.パーク
 2-1
●ペスティア・デル・リング、レイ・ブカネロ、オクムラ

<6人タッグマッチ>
○ドラゴン・ロホ、ポルボラ、テンプラリオ
 2-1
●ソベラノJr.、アウダス、エスフィン