サイコ・クラウンが四面楚歌!AAA テレビテーピング大会

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 9月30日(現地時間)にメキシコ・グアナフアト州ウランガトで『AAA テレビテーピング大会』が開催された。
 AAAはCMLL(当時EMLL)のブッカーを務めていたアントニオ・ペーニャ氏が独立して、メキシコシティを本拠地に設立した団体。CMLLから引き連れたルチャドール達に加えレイ・ミステリオやシコシスといった当時の新世代のレスラー達が活躍、アメリカン・プロレスを意識したエンターテイメント性の強いプロレスを推し進め、ライバル団体のLLI(UWA)を壊滅に追い込み、メキシコを基盤に南米やアメリカへの人気を獲得していった。そしてAAAは2018年2月から大会をインターネット配信Twitchで無料配信する事になり、更にパワーアップしている。
 今大会のメインはビッグマッチ「エロエス・インモルタレス」でカベジェラ戦(敗者、髪切りマッチ)が決まっているドクトル・ワグナーJr.とジェフ・ジャレットがタッグマッチで激突する予定だったが、直前でカードが変更となった。本来は、それぞれサイコ・クラウン、イホ・デル・ファンタズマをパートナーにして、前哨戦ともいえる試合を行う事になっていたが、ワグナーJr.欠場により、同じくレジェンドであるブルー・デーモンJr.に変更になった。しかし、サイコとワグナーJr.も過去に抗争していたが、それぞれ抗争中のジャレット、ファンタズマが相手となれば協力していた。しかし、デーモンJr.は関係ない為、やはりサイコを裏切り三対一に。デーモンJr.がサイコにローブロー、そしてジャレットがサイトにギターショット、そしてファンタズマがサイコをフォールしてヒール軍が勝利。試合後にはロス・メルセナリオスも乱入し、全員でサイコを暴行、覆面を奪ってしまった。マキシモらが救出に来るものの時すでに遅し。サイコは孤立無援でやられてしまったようだ。
 セミファイナルでは、ファンタズマと共にヒールユニット、ロス・メルセナリオスを結成したエル・テハノJr.、レイ・エスコルピオン、ラ・マスカラが、ピンピネーラ、マキシモ・セクシー、マンバというオカマ軍団と激突。こちらもメルセナリオスが暴走し、反則のローブローで反則負けとなった。

■ AAA テレビテーピング大会
日時:2018年9月30日(現地時間)
会場:メキシコ・グアナフアト州ウランガト

<タッグマッチ>
○ジェフ・ジャレット、イホ・デル・ファンタズマ
 ピンフォール
●サイコ・クラウン、ブルー・デーモンJr.

<6人タッグマッチ>
○ピンピネーラ、マキシモ・セクシー、マンバ
 反則
●エル・テハノJr.、レイ・エスコルピオン、ラ・マスカラ

<タッグマッチ>
○マーダー・クラウン、ラ・パルカ
 反則
●モンスター・クラウン、デイブ・ザ・クラウン

<タッグマッチ>
○プーマ・キング、ゴールデン・マジック
 ジャベ
●アエロスター、ドラゴ

<6人タッグマッチ>
○ニーニョ・アンブルゲサ、レディ・シャニ、アンヘリカル
 ピンフォール
●パルカ・ネグラ、レディ・マラビジャ、アレス

<6人タッグマッチ>
○ディナスティア、イホ・デル・ビキンゴ、ドラスティック・ボーイ
 ピンフォール
●オーストラリアン・スイサイド、ビジャノ3号、キング・バラン