サイコ・クラウンが丸めこんで勝利!AAA対エリテ対抗戦!

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 9月21日(現地時間)にメキシコ・メヒコ州トルーカで『AAA テレビテーピング大会』が開催された。
 AAAはCMLL(当時EMLL)のブッカーを務めていたアントニオ・ペーニャ氏が独立して、メキシコシティを本拠地に設立した団体。CMLLから引き連れたルチャドール達に加えレイ・ミステリオやシコシスといった当時の新世代のレスラー達が活躍、アメリカン・プロレスを意識したエンターテイメント性の強いプロレスを推し進め、ライバル団体のLLI(UWA)を壊滅に追い込み、メキシコを基盤に南米やアメリカへの人気を獲得していった。そしてAAAは2018年2月から大会をインターネット配信Twitchで無料配信する事になり、更にパワーアップしている。
 今大会では、AAAとリーガ・エリテとの対抗戦が行われた。リーガ・エリテ(ルチャリブレ・エリート)は、かつてCMLLと友好関係があり聖地アレナメヒコでの興行を行う事も、CMLL所属選手の参戦も許可されていた。しかし、テレビ放送権を巡ってCMLLと対立し、協力体制が崩壊した為、団体の活動が休止となっていた。そして2018年に遂に団体活動再開となり、併せて、なんとAAAとの提携となり、2018年は定期的に対抗戦を行っている。
 メインでは、サイコ・クラウン、イホ・デル・ファンタズマのAAA軍対L.A.パーク、エレクトロ・ショックのエリテ軍の頂上対決となった。しかし、サイコとファンタズマは現在も抗争を繰り広げており、仲間割れが心配されるところだ。しかし、試合はエリテ軍が大暴れで仲間割れの隙すら与えない猛攻となった。L.A.パーク、エレクトロ・ショックは場外乱闘、凶器攻撃でサイコ、ファンタズマを徹底的に攻撃を繰り返す。ベルトを鞭にしてサイコ、ファンタズマの服を脱がして叩きつけ圧倒。しかし、サイコらも逆襲を開始し、最後はサイコがエレクトロをラ・マヒストラルで丸めこんで逆転勝ちした。しかし、試合後、なんとパートナーであるファンタズマが仲間のエル・テハノJr.、レイ・エスコルピオンを呼び込み、サイコを攻撃。覆面を剥ぎ取り顔を隠してうずくまるサイコを攻撃して三人で勝ち名乗り。試合終了後とはいえ、やはりファンタズマはサイコ攻撃をしてきたようだ。そして対抗戦はAAA軍はメインでは勝利したものの、全五試合ではエリテ軍が三対二で勝利した。

■ AAA テレビテーピング大会
日時:2018年9月21日(現地時間)
会場:メキシコ・メヒコ州トルーカ

<タッグマッチ>
○サイコ・クラウン、イホ・デル・ファンタズマ(AAA軍)
 ピンフォール
●L.A.パーク、エレクトロ・ショック(エリテ軍)

<6人タッグマッチ>
○ラレド・キッド、タウルス、パーク(エリテ軍)
 ピンフォール
●ラ・パルカ、パガノ、ジョー・リーダー(AAA軍)

<3WAYタッグマッチ>
○マキシモ、マンバ(AAA軍)
 ピンフォール
●ゴールデン・マジック、イホ・デル・ドクトル・ワグナーJr.(エリテ軍)
エル・テハノJr.、レイ・エスコルピオン(AAA軍)

<6人タッグマッチ>
○シクロン・ラミレス、デムス、アステカ(エリテ軍)
 ピンフォール
●アエロスター、アルヘニス、ニーニョ・アンブルゲサ(AAA軍)

<6人タッグマッチ>
○ケイラ、レディ・マラビジャ、スターファイア(エリテ軍)
 ピンフォール
●ファビー、レディ・シャニ、イエドラ(AAA軍)