エル・テリブレ復帰戦でロス軍勝利!CMLLアレナメヒコ金曜定期戦

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 9月21日(現地時間)にメキシコ・アレナメヒコで『アレナメヒコ金曜定期戦』が開催された。
 CMLLの活動中心はメキシコシティでアレナ・メヒコでの定期興行が有名である。かつてはEMLL(Empresa Mexicana de la Lucha Libre)と呼ばれていた。今日現存するプロレス団体において世界最古の歴史を持つことが特徴である。1931年、サルバトール・ルテロ・ゴンザレスがアメリカとメキシコの国境にあるエルパソでプロレス興行を見たことからメキシコでのプロレス興行を企画してメキシコシティの廃墟同然のボクシング会場「アレナ・モデロ」と賃貸契約を結び会場を修復して会場名を「アレナ・メヒコ」に変更。1933年、EMLLとして設立。9月21日、アレナ・メヒコにて興行が開催されたのが団体の興りである。
 今大会は、エル・テリブレが怪我で欠場明けアレナメヒコ復帰戦となり、盟友ルーシュと組んでロス・インゴベルナブレス復活、そしてテリブレ欠場中、ルーシュと組んでいたバルバロ・カベルナリオと組んで、アトランティス、キング・フェニックス、ディアマンテ・アスールというテクニコ軍と対戦した。試合はまず、テクニコ軍が先制、フェニックスとアスールがテリブレ、カベルナリオからフォールを奪って一本先取。更に二本目もアトランティスがセコンドも含めたロス軍全員を相手に同士討ちさせ圧倒した。しかし、試合が進むにつれ、ロス軍が一対三の状況を作り、試合の主導権を引き戻し、アトランティスから連続でフォールを奪ってロス軍が勝利。特に三本目はアトランティスがテリブレを丸めこんだところを、ルーシュがキックでカットして逆に丸めこんでテリブレが勝利と復帰戦に華を添える形となった。
 またセミファイナルでは、人気者ミスティコとルードの重鎮ネグロ・カサスが対戦。しかし、試合はカサスが暴走し、ミスティコの覆面を剥ぎ取り、ロープに結んでしまったのだった。当然、試合はカサスの反則負けとなった。

■ CMLL アレナメヒコ金曜定期戦
日時:2018年9月21日(現地時間)
会場:メキシコ・アレナメヒコ

<6人タッグマッチ>
○ルーシュ、エル・テリブレ、バルバロ・カベルナリオ
 2-1
●アトランティス、キング・フェニックス、ディアマンテ・アスール

<シングルマッチ>
○ミスティコ
 反則
●ネグロ・カサス

<6人タッグマッチ>
○ウルティモ・ゲレーロ、エウフォリア、グラン・ゲレーロ
 2-0
●シベル・ザ・マン(シベルネティコ)、ザ・クリス(エル・ソロ)、シャーリー・ロックスター

<6人タッグマッチ>
○サンソン、レイ・ブカネロ、クアトレロ
 2-1
●ストゥーカJr.、トリトン、エスフィンヘ

<6人タッグマッチ>
○ブルー・パンテルJr.、ザ・パンテル、フエゴ
 2-1
●オクムラ、ヴィールス、カワト・サン