去る8月27日に乳がんと闘病中に早逝した亜利弥’さん、その後を追う様に8月30日に脳腫瘍との闘病中に早逝したRayさん。2人の早過ぎる死を悼んでの追悼試合がPURE-J9・9東京芸術センター大会で行われた。
この日のリング上は、止める医師を説き伏せてまで引退興行を行った亜利弥’さんと、リング復帰を目指して病魔と闘い続けたRayさんの、プロレスを愛した2人の遺影に見守られ、いつにも増して気持ちの籠もった熱戦が繰り広げられる。
亜利弥’さん、Rayさんの遺影が飾られた献花台が設けられた
第2試合、今は無きJd’で亜利弥’さんと苦楽を共にしたKZUKIと藪下めぐみの試合は、お互い亜利弥’さんをオマージュした技の応酬を見せた。
続く第3試合はコマンド・ボリショイが「Rayさんが結びつけてくれた」と語る我闘雲舞の里歩が、同じくRayさんの後輩にあたる真琴と共に登場。初対戦とは思えないスリリングな技の応酬で場内をヒートアップさせたまま15分間を闘い抜いてのフルタイムドローとなった。
試合終了後マイクを握ったボリショイは、
「引退前にもう一つ夢ができました」
と切り出すと、人一倍お洒落なマスクドウーマンだったRayさんの為の興行を開きたいと発表。
綺麗なマスクやコスチュームをご遺族からお借りして展示したいとのことで、リング復帰という願いが叶わなかったRayさんへの何よりの手向けとなりそうだ。
■ PURE-J女子プロレス Chase the Chance vol.2
日時:9月9日(日) 開始17:00
会場:北千住・東京芸術センター ホワイトスタジオ
観衆:150人(=主催者発表)
<第1試合 シングルマッチ 15分1本勝負>
●マリ卍
7分1秒 ジャンピングニーパット⇒片エビ固め
〇有田ひめか(Beginning)
<第2試合 故・亜利弥さん追悼 シングルマッチ 15分1本勝負>
〇KAZUKI
11分12秒 デスバイ・ロドリック⇒片エビ固め
●藪下めぐみ
<第3試合 ボリショイ引退ロードvol.2 故・Rayさん追悼 タッグマッチ 15分1本勝負>
△コマンドボリショイ Leon
15:00 時間切れ引き分け
△真琴 里歩(我闘雲舞)
探していた写真を当時撮影していたカメラマンの方に頂きました!
Ray選手が指名してくれて実現したシングル初対決。この試合凄く覚えてる。https://t.co/NnDCmRZaDa#purej #女子プロレス #東京芸術センター #コマンドボリショイ #Ray pic.twitter.com/YMcc79qlDX— コマンドボリショイ (@piko3purej) 2018年9月9日
明日のRay選手追悼マッチに想いを馳せながら、色んな事を思い出す。
Ray選手との思い出は尽きないし、写真もたくさん。
でも2015年のFMWでやった、最後になってしまったシングルマッチの写真が見当たらない、、 持ってる人いたら欲しいです(^人^) https://t.co/pYQIxX1shC
# PUREJ pic.twitter.com/L00AttxC0e— コマンドボリショイ (@piko3purej) 2018年9月8日
▼FMW大仁田厚58歳「市長選辞めました!プロレス専念」、Rayボリショイ運命の戦い!
<第4試合 ピュアバトル シングルマッチ 20分1本勝負>
〇勝愛実
14分04秒 オレンジ☆ブロッサム
●藤ヶ崎矢子
<第5試合 PURE-J認定無差別級選手権 30分1本勝負>
[王者]
〇中森華子
14分05秒 バズソーキック⇒片エビ固め
●ライディーン鋼
[挑戦者]
※第3代王者4度目の防衛に成功
メインは王者・中森華子がキックの乱打で粘る鋼を振り切った。
至宝を防衛した中森は、SEAdLINNNGの初代シングル王者トーナメント優勝を公約すると、同時にWAVEのタッグトーナメントDUEL SHOCK WAVEに野崎渚とのタッグで出場しての戴冠、さらにボリショイ&LeonのP-Ray-L(プレイエル)が所持するデイリースポーツ認定タッグのベルトを真琴との真華不思議で奪取しての4冠を宣言した。
※490円電子書籍e-bookで読む(カード決済ダウンロード即刻、銀行振込対応)
’18年09月20日号新日京都大阪 PURE-J KnockOut パンクラスREBELS 遠藤幸吉 WWE報復