山口兄弟勝利!健太xタップロン5Rドロー!駿太が高橋聖人を制す~KNOCK OUT大阪

 8日、エディオンアリーナ大阪第2競技場にて『KNOCK OUT 2018 OSAKA 2nd』が開催され激闘が続いた。地元・大阪の山口兄弟は揃って勝利して連敗を脱出。高橋兄弟は、亮が瀧澤博人を判定で下したものの、谷山ジムのBigbangスーパーフェザー級王者で36歳の駿太が、20歳の高橋聖人を振り切りメインを閉めた。
 健太とタップロン・ハーデスワークアウトの激闘は5Rでも勝敗付かずのドローだった。

■ KNOCK OUT 2018 OSAKA 2nd
日時:9月8日
会場:エディオンアリーナ大阪第2競技場

<第7試合 58.5kg契約 3分5R>
○駿太(谷山ジム/Bigbangキックルール・スーパーフェザー級王者)
 判定3-0 (50-48/50-48/50-48)
●高橋聖人(真門ジム/NKBフェザー級王者)


<第6試合 65kg契約 3分5R
△健太(E.S.G./WBCムエタイ日本ウェルター級王者)
 判定0-1 (47-48/47-47/48-48)
△タップロン・ハーデスワークアウト(タイ/ハーデスワークアウトジム/SB世界スーパーライト級(65kg)2位、元WMC世界フェザー級王者)


<第5試合 64kg契約 3分5R>
○山口裕人(山口道場/WBCムエタイ日本統一スーパーライト級王者)
 3R 2分24秒 右肘打ちによる額のカットTKO
●マサ佐藤(名護ムエタイスクール/中国英雄伝説アジア64kgトーナメント2016優勝、蹴拳ムエタイライト級王者)

前大阪大会に続きラウンドガールを務めた原紀舟(きふね)(右)


<第4試合 55.5kg契約(=スーパーバンタム級相当) 3分5R>
○高橋 亮(真門ジム/NKBバンタム級王者)
 判定3-0 (49-47/49-47/49-47)
●瀧澤博人(ビクトリージム/新日本キック日本バンタム級1位・元王者)

<第3試合 64kg契約 3分5R>
○山口侑馬(山口道場/INNOVATIONライト級王者)
 4R 1分39秒 パンチ連打KO
●杉本卓也(ウィラサクレック・フェアテックスジム/J-NETWORKスーパーライト級王者)

<第2試合 女子50kg契約 3分3R>
○小林愛三(NEXT LEVEL渋谷/MuayThaiOpen女子フライ級王者)
 判定3-0 (30-28/30-28/30-27)
●喜多村美紀(テツジム)

こちらも前大阪大会、東京大会に続きラウンドガールを務めた殿倉恵未(めぐみ)(右)


<第1試合 58kg契約 3分3R>
△栗秋祥梧(クロスポイント吉祥寺/WBCムエタイ日本統一フェザー級4位)
※Phoenixx祥梧からリングネーム、Phoenixx Nak Muay Gymから所属変更
 判定0-1 (28-30/29-29/29-29)
△翔貴(岡山ジム/ルンピニージャパン・フェザー級王者)

◆不可思がサイン会

 前回の同地での大会に比べ客数は伸びたという印象は見られずながらも、その熱狂度は本物だった。
 小野寺プロデューサーの述べるところの、「KO劇が観られずとも選手の熱い攻防を堪能できるのもKNOCK OUTの醍醐味」の通りである。
 大阪は土地柄か、キックボクシングのジムや、空手道場という謳い文句ながらもリングも導入しているところが多かったりする。さらなる高み、トップのリングを目指して欲しい。
 ブシロード傘下の一方の新日本プロレス。そのファンもぜひ観戦に訪れて欲しいものだ。シュートとワークの試合の違いというのを見比べて新日本プロレスとKNOCK OUTは別物と捉えず、闘いの表現方法は違えど、これぞ表裏一体との認識を持てるようになればファンとしてさらに心の持ちようは素晴らしいことにもなる。

 大阪を制せばKNOCK OUTはさらに全国区になりえるだろう。今後の飛躍の可能性の足掛かりとなったという感の二度目の大阪エディオンアリーナ第2回大会であった。


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’18年09月20日号新日京都大阪 PURE-J KnockOut パンクラスREBELS 遠藤幸吉 WWE報復