©2018 WWE, Inc. All Rights Reserved.
現地時間8月27日、カナダ・オンタリオ州トロントでRAWが開催された。大阪エディオン・アリーナ大会直前のテレビ放送収録となったが、ブラウン・ストローマンがヒールターンを鮮明に。どれだけ一部でブーイングを喰らおうが、ローマン・レインズはベビーフェイス王者として売っていく構図の念が押された。
また、秒殺負けなどが続いていたケビン・オーエンが、自国の客を前に「辞める!」宣伝をして余韻を残している。
◆ヒールターンしたストローマン、ザ・シールド3工作員をランニングパワースラム葬
オープニングで先週シールドに権利行使を妨害されたブラウン・ストローマンがローマン・レインズとリングで対峙すると、「俺はヘル・イン・ア・セルでマネー・イン・ザ・バンクの権利を行使してレインズの持つユニバーサル王座に挑戦する」とレインズとの真っ向勝負を宣言。さらにそこへドルフ・ジグラー&ドリュー・マッキンタイアが現れて2人を挑発すると、PPV「ヘル・イン・ア・セル」で対戦するレインズとストローマンが組んでタッグ戦が行なわれることとなった。
レインズとジグラーで試合がスタートすると、レインズはエプロンのジグラーにドライブ・バイを決めたものの、ジグラーとマッキンタイアの巧みな攻撃に捕まって劣勢を強いられた。交代ができない時間が続いたが、レインズがストローマンに何とかタッチすると何故かコーナーから動かないストローマン。すると倒れ込んだままのレインズをジグラーとマッキンタイアが2人掛かりで攻撃して試合は反則裁定となってしまう。このレインズのピンチにシールドのディーン・アンブローズとセス・ロリンズが現れるも、ジグラー&マッキンタイアと結託したストローマンが先週のお返しとばかりにシールド3人をランニングパワースラムで撃沈させた。
PPV「ヘル・イン・ア・セル」は日本時間9月17日にWWEネットワーク(日本語実況版有り)で生配信される。
◆ケビン・オーエンズが「辞める!」と一言、どうなるのか?
セス・ロリンズとのIC王座オープンチャレンジでフォールされたカナダ出身のKO(ケビン・オーエンズ)が、「辞める!」と一言。善玉として”巨獣”を印象付けるブラウン・ストローマンの引き立て役など、酷い扱いを受けてきたが・・・。そして今宵からはストローマンがヒールなんだから、「お仕事やってられない」はガチのスキットである。
感情移入させるキャラだけに、シャナイア・トゥエインも観客も応援しているのだが、どうなるのか?
関連:RAWケビン・オーエンズが簡易トイレごと破壊されるも週末にはシャナイア・トゥエイン公演登場の快挙
◆ナタリアの激勝をロンダ&トリッシュが祝福
ナタリアがアリシア・フォックスとシングル戦で対戦した。女子スーパースターのみのPPV「エボリューション」でアレクサ・ブリスとの対戦が決まっている“WWE殿堂者”トリッシュ・ストラタスとRAW女子王者ロンダ・ラウジーがナタリアのセコンドに付くと、アリシアと共に登場したアレクサは「過去の人と過剰宣伝の人が揃うなんて歴史的瞬間ね」と皮肉ると、「ヘル・イン・ア・セルではリターンマッチ権を行使して私のタイトルを返してもらうわ」とロンダに宣戦布告した。
試合が始まると、カナダ・カルガリー出身のナタリアは会場の声援を受けて奮闘。レフリーの目を盗んだアレクサが妨害したものの、最後はナタリアが必殺のシャープシューターでアリシアを仕留めて快勝。ロンダとトリッシュはナタリアの勝利を祝福した。
■ WWE RAW
日時:8月27日
会場:カナダ・オンタリオ州トロント スコシアバンク・アリーナ
<タッグマッチ>
○ロマン・レインズ、ブラウン・ストローマン
反則
●ドルフ・ジグラー、ドリュー・マッキンタイア
<シングルマッチ>
○ディーン・アンブローズ
ピンフォール
●ジンダー・マハル
<ハンディキャップマッチ>
○ボビー・ラシュリー
ピンフォール
●アセンション
<シングルマッチ>
○ナタリア
シャープシューター
●アリシア・フォックス
<タッグマッチ>
○リバイバル
ピンフォール
●Bチーム
<IC王座オープンチャレンジ>
○セス・ロリンズ(王者)
ピンフォール
●ケビン・オーエンズ(挑戦者)
<シングルマッチ>
○サシャ・バンクス
バンクステートメント
●デイナ・ブルック
<シングルマッチ>
○バロン・コービン
ピンフォール
●フィン・ベイラー