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8月24日(現地時間)にメキシコ・アレナメヒコで『アレナメヒコ金曜定期戦』が開催された。
CMLLの活動中心はメキシコシティでアレナ・メヒコでの定期興行が有名である。かつてはEMLL(Empresa Mexicana de la Lucha Libre)と呼ばれていた。今日現存するプロレス団体において世界最古の歴史を持つことが特徴である。1931年、サルバトール・ルテロ・ゴンザレスがアメリカとメキシコの国境にあるエルパソでプロレス興行を見たことからメキシコでのプロレス興行を企画してメキシコシティの廃墟同然のボクシング会場「アレナ・モデロ」と賃貸契約を結び会場を修復して会場名を「アレナ・メヒコ」に変更。1933年、EMLLとして設立。9月21日、アレナ・メヒコにて興行が開催されたのが団体の興りである。
今大会は、遂に2018年のCMLL年間最大アニベルサリオで、タッグマッチでのカベジェラ戦(敗者チーム、髪切りマッチ)が決定したボラドールJr.、マット・ターバンとルーシュ、バルバロ・カベルナリオが、それぞれカリスティコ、ベスティア・デル・リングと組んで6人タッグマッチで激突。ボラドールJr.とルーシュに因縁が勃発し、そこにターバンとカベルナリオが加勢する形となっている。CMLLのトップ同士の髪切りマッチが決まっただけに、両チームともヒートアップし、6人が入り乱れる乱戦の中、なんとカベルナリオが丸めこんた時にロープを掴む反則でターバンからフォールを奪ってしまったのだった。当然、納得出来ないターバンは、なんとカベルナリオにシングルマッチを要求するも、言葉が通じない原始人ギミックのカベルナリオにルーシュは説明するように見せかけて、集団でターバンを襲う。ターバンとカベルナリオのシングルマッチは実現するのだろうか。
セミファイナルは、ロス・ゲレーロス・ラグネロスにフリーの超大物L.A.パークが合体し、CMLLへの侵略軍、シベル・ザ・マン(シベルネティコ)、ザ・クリス(エル・ソロ)、シャーリー・ロックスターと対戦した。このシベル軍も、2018年のアニベルサリオに参戦が決定しており共に負けられない。L.A.パークはなんと亡くなったビジャノ3号追悼でロス・ビシャノスの色であるピンクのコスチュームで入場。試合はシベル軍が三対一の状況を作って集団攻撃をして有利に試合を進め、ゲレーロからフォールを奪って一本先取した。しかし、二本目はゲレーロスが逆襲し、奪い返した。そして三本目、勢いが加速したゲレーロスが攻め続けるも、レフェリーの隙をついたシベルが、反則のローブローをゲレーロに決める。そのままフォールしてシベルが勝利。反則攻撃でシベルが勝利したが、当然、ゲレーロもL.A.パークも納得しておらず、この抗争も続きそうだ。
■ CMLL アレナメヒコ金曜定期戦
日時:2018年8月24日(現地時間)
会場:メキシコ・アレナメヒコ
<6人タッグマッチ>
○ルーシュ、バルバロ・カベルナリオ、ベスティア・デル・リング
2-0
●カリスティコ、ボラドールJr.、マット・ターバン
<6人タッグマッチ>
○シベル・ザ・マン(シベルネティコ)、ザ・クリス(エル・ソロ)、シャーリー・ロックスター
2-1
●L.A.パーク、ウルティモ・ゲレーロ、グラン・ゲレーロ
<6人タッグマッチ>
○ネグロ・カサス、メフィスト、エチセロ
2-1
●ソベラノJr.、フライヤー、イホ・デル・L.A.パーク
<シングルマッチ>
○アンヘル・デ・オロ
ジャベ
●ティタン
<6人タッグマッチ>
○トリトン、アウダス、エスフィンヘ
2-1
●ヴィールス、テンプラリオ、カワト・サン