2017年12月7日の暴力団排除キャンペーンに武藤敬司が参加した。
[週刊ファイト8月30日号]収録 [ファイトクラブ]公開中
▼記者座談会
プロレス団体と闇社会の本当の関係
・その筋の人とわかるコワモテの姿をすっかり見かけなくなった
・今の新日プロは闇社会とのつながりがほとんどない
・団体のほうから頼みに行くと叩かれます
・興行が成り立たなければしょうがないわけで
プロレス会場に足を運んでいるファンなら気付いているはずだが、最近は明らかにその筋の人とわかるコワモテの姿をすっかり見かけなくなった。だからといって、すべての団体が闇社会との関係を絶ち切ったとは言えないが、メジャー団体を中心に暴力団排除の動きが出てきたのは事実。本誌評論家がその現状と昔の秘話を明かす。
(*編注 A=『マット界舞台裏』特約記者、B=スポーツ紙記者 C=フリーのべテラン記者)
現在の新日本プロレスのオーナー、木谷会長
A 今の新日プロは闇社会とのつながりがほとんどないでしょ?
B ほとんどじゃなく、まったくありません。試合会場も健全そのものです。ただ、新日プロの興行を買ったプロモーターからチケットの一部がそっち方面に流れている可能性はゼロじゃないとボクは見ています。
C プロ野球やプロサッカーはともかく、プロレス、プロボクシング。大相撲といった格闘技系の興行から暴力団を100%締め出すのは難しいですよ。それでも新日プロは05年に『ユークス』体制になってからは関係を絶ち切りましたね。だから、この13年間、自主興行のチケットが闇社会に流れたことなかったと思います。
A 昔は大量のチケットが流されたこともあった?