9月23日(日)に大阪・テクスピア大阪で行われる『DEEP☆KICK37』のカードが発表され、女子キック“ミネルヴァ”のタイトルマッチが2試合と、ランキング戦1試合が組まれた。

　まず、前大会の『DEEP☆KICK 36』で、女性としてDEEP☆KICK史上初の大トリを務め、韓国の強豪キム・ヒョンジュをスピードとテクニックで圧倒した百花(魁塾)が、今回はミネルヴァ・アトム級タイトルマッチとして、挑戦者の佐藤レイナ(teamAKATSUKI)を迎え撃つ。

　両者は昨年7月2日『NJKF2017 west3rd』(高石・誠至会)のアトム級挑戦者決定戦で対戦し、百花が判定で勝利した。その後、百花がタイトルマッチでC-CHANに勝利して、ミネルヴァ・アトム級のベルトを巻いた。
　一方、敗れた佐藤は百花へのリベンジの機会を虎視眈々と狙い、今年4月30日『絆X』(埼玉・PIT)で行われた同級挑戦者決定戦で、美保を判定で下してこのタイトルマッチにこぎつけた。
　佐藤はサウスポーでミドルキックを中心に組み立て、相手が懐に入れば首相撲の展開に仕掛けるタイプ。百花はオーソドックス、パンチからのコンビネーションでプレッシャーをかけるスピードタイプ。百花が地元大阪でベルトを守るのか、佐藤がリベンジを果たし悲願のベルトを奪取するのか大注目の一戦となる。

　続いて白築杏奈(138KICKBOXING CLUB)が、現在保持しているミネルヴァ・ライトフライ級のベルトを返上する事が明らかになった。白築のタイトル返上に伴い、次期王者挑戦者決定トーナメントを勝ち上がっている同級3位の楓(LEGEND GYM)と、その対戦相手にアトム級2位の美保(KFG URAWA)が抜擢され、この二人によるライトフライ級王座決定戦が行われることが決定した。楓はここまで6戦して無敗。挑戦者決定トーナメントでは、エミNFC(ナゴヤファイトクラブ)や坂本優(CROSS×LINE)を倒し勝ち上がってきたが、他の上位ランカーが立て続けにトーナメントを辞退。これを受けて過去にこのライトフライ級で2度白築と王座を賭け対戦し善戦している美保に急遽白羽の矢が立った。ムエタイスタイルで蹴りが得意な新鋭の楓が、初のタイトル挑戦で無敗のまま王座戴冠を果たすのか。それともベテランの美保が老獪なテクニックで楓を退け悲願のベルトを手にするのか。激戦必至の王者決定戦になる。

　そして元DEEP王者の池本誠知が、自信を持って送り出すQueenマオ(格闘技スタジオSTYLE)のプロデビュー戦が決定した。対戦相手に選ばれたのはプロ4戦目のボンバー西村(契明ジム)。関西のフレッシュな女子対決となった。

　さらにオープニングファイトではアマチュアミネルヴァとして、小左古直美(月心会) vs. 下茅晴美(NJKF・拳心會舘) が55kg契約で決定している。
今後もDEEP☆KICKを含む関西の多くのプロモーションでは、積極的に女子キックのカードを組み、ミネルヴァを活性化させていく意向との事で、女子格ブームが益々加速しそうだ。

■　DEEP☆KICK 37
日時:9月23日（日）　開場12:45　開始15:00（本戦開始までにオープニングファイトあり）
会場:大阪・テクスピア大阪
大阪府泉大津市旭町22-45

＜ミネルヴァ・アトム級タイトルマッチ 3分3R＞
[王者]
百花(魁塾)
　vs.
佐藤レイナ(teamAKATSUKI)
[挑戦者]同級1位

＜ミネルヴァ・ライトフライ級王座決定戦 3分3R＞
ミネルヴァ・ライトフライ級3位
楓(LEGEND GYM)
　vs.
美保(KFG URAWA）
ミネルヴァ・アトム級2位

＜ミネルヴァ 55kg契約 2分3R＞
Queenマオ(格闘技スタジオSTYLE)
　vs.
ボンバー西村(契明ジム)

＜オープニングファイト　アマチュアミネルヴァ 55kg契約 1分3R＞
小左古直美(月心会)
　vs.
下茅晴美(NJKF・拳心會舘)

＜DEEP☆KICK-60kg級 3分3R＞
谷岡祐樹(パラエストラ加古川/同級王者)
　vs.
キム・ジュヨン(X-PERT GYM)

＜DEEP☆KICK-60kg級 3分3R＞
佐藤亮(健心塾/同級1位)
　vs.
中村寛(BKジム/同級2位)

〈チケット〉
VIP席 ￥12,000　S席 ￥8,000　A席 ￥6,000　立ち見 ￥4,000
※当日券は￥1,000UP

〈チケット販売〉
DEEP☆KICK実行委員会（TEL 06-6754-8588）
または出場選手および所属ジム

〈問い合わせ〉
DEEP☆KICK実行委員会（TEL 06-6754-8588）
http://www.deep-kick.com/