14日、新日本プロレス真夏の祭典『G1 CLIMAX 28』が大田区総合体育館で開幕した。
メインではシリーズで最もメイン登場回数が多く、G1の主役となるオカダ・カズチカが同ユニットCHAOSのジェイ・ホワイトと対戦。場外へのバックドロップ、リングサイドでの執拗な鉄柵攻撃と破天荒な攻めでホワイトがオカダを追い込む。それでもレインメーカーで必勝パターンに入ったオカダだったが、ホワイトは回転させられながらも腕を伸ばすとレフェリーに裏拳の要領で命中する。
これでレフェリーがダウンしてしまい、直後に決まったオカダのレインメーカーでのカウントが数えられない。延命したホワイトはローブローからの椅子攻撃とやりたい放題。フィニッシュ技であるブレードランナーがオカダに決まったタイミングでレフェリーが復活。オカダは3カウントを喫してしまい、黒星発進となった。ホワイトはマイクで「CHAOSは俺のもの、『G1 CLIMAX』も俺のものだ!」と主張。
第7試合ではバッドラック・ファレのピンチにタマ・トンガ&タンガ・ロアが乱入。BULLET CLUBを造反した「B.C.Firing Squad」にファレが加入したことが示唆された。BULLET CLUB内紛劇もG1とともに進行するようだ。勝敗重視のG1で繰り広げられる反則殺法への賛否、同時多発するユニット内覇権争い。プロレスの醍醐味は星勘定だけにあらず、星勘定を度外視するほどの野望こそが見たいものでもある。過酷で熱いG1は全19戦で8・12日本武道館大会まで繰り広げられる。
■新日本プロレス『G1 CLIMAX 28』開幕戦
日時:7月14日(土)18:30
会場:東京・大田区総合体育館 観衆3,907人(札止め=主催者発表)
<第1試合>
邪道
〇後藤洋央紀
6分23秒 牛殺し⇒片エビ固め
●成田蓮
トーア・ヘナーレ
<第2試合>
●YOH
矢野通
7分15秒 垂直落下式ブレーンバスター⇒片エビ固め
SHO
〇石井智宏
<第3試合>
タンガ・ロア
〇タマ・トンガ
6分13秒 ガン・スタン⇒片エビ固め
●デビッド・フィンレー
ジュース・ロビンソン
<第4試合>
TAKAみちのく
〇ザック・セイバーJr.
5分29秒 セイバードライバー⇒片エビ固め
●高橋裕次郎
飯伏幸太
<第5試合>
●SANADA
内藤哲也
5分45秒 Skull End
〇チェーズ・オーエンズ
ケニー・オメガ
<第6試合 「G1 CLIMAX 28」Aブロック公式戦>
●YOSHI-HASHI
11分05秒 キングコング・ニードロップ⇒片エビ固め
〇真壁刀義
<第7試合 「G1 CLIMAX 28」Aブロック公式戦>
〇ハングマン・ペイジ
8分04秒 反則勝ち
●バッドラック・ファレ
<第8試合 「G1 CLIMAX 28」Aブロック公式戦>
●EVIL
16分08秒 エルガンボム⇒エビ固め
〇マイケル・エルガン
<第9試合 「G1 CLIMAX 28」Aブロック公式戦>
●鈴木みのる
13分59秒 ハイフライフロー⇒片エビ固め
〇棚橋弘至
<第10試合 「G1 CLIMAX 28」Aブロック公式戦>
〇ジェイ・ホワイト
25分36秒 ブレードランナー⇒片エビ固め
●オカダ・カズチカ