K-1戦士ポール・スロウィンスキー壮絶KO負け！3・22『KSW 26: Materla vs. Silva 3』 (ファイト!ミルホンネットお知らせ)

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2014年3月22日に欧州最大のMMA大会である『KSW 26』が地元ポーランドで開催された。次回大会が5月に開催されるが、それに合わせて金網の大会となる。故に、今大会が最後のリングでの大会だ。しかし、エース格である怪力世界一男マリウス・プジアノフスキーやマメッド・ハリドヴを金網スタートの5月大会に温存したのと、元UFCヘビー級王者ティム・シルビアをはじめ、欠場が相次いでスケールダウンしたのは否めなかった。

そんな中、メインでは、ミドル級タイトルマッチで、ノンタイトル戦で王者ミハウ・マテルラに勝利したジェイ・シウバが、今度はタイトルマッチとして再戦する事になった。ハリドヴと共にKSWミドル級のエース格であり2007年から負けていなかったマテルラだが、去年、このジェイ・シウバにTKO負けを喫してしまった。ジェイ・シウバはUFCやベラトールFC参戦経験もあるブラジリアン・ファイターで、共にタイトル以上に負けられないカードだ。試合はシウバがいきなりダウンを奪いパウンドするも地元の大声援に後押しされマテルラも立て直す。その後、両者がグランドで上を取り合う展開が続き、グランドでも打撃一辺倒のシウバと、積極的に極めを仕掛けるマテルラで一進一退。しかし3Rにはマテルラが圧倒、グランドでも終始、上をとって攻め続け、判定でマテルラが勝利。リベンジを果たし、王座防衛した。

セミファイナルでは、背中全部を刺青で覆ったマルティン・ロザルスキーが、アメリカ人ファイター、ニック・ロスボローと対戦。共に、凄い刺青を背負っている大男同士で、激しく殴り合うので迫力満点。最後はロザルスキーがグランドでパウンド連打で勝負を決めた。

また、K-1で活躍したポール・スロウィンスキーがMMA転向3戦目を行なった。前回はマルティン・ロザルスキーに敗れている為、なんとしても勝ちたいスロウィンスキーだったが、対戦相手のミハウ・アンドリューザックもK-1ファイターと、スタンド勝負に挑む訳もなく、すぐにテイクダウン。簡単に倒されたスロウィンスキーはなんとか立ち上がろうともがくが、そこにアンドリューザックがキックを叩きこみKOしてしまった。グランド状態での蹴りという事で反則となり、試合再開となるも、すぐにアンドリューザックがテイクダウンして、今度はキックではなくパンチでKOで勝利。スロウィンスキーは連敗となってしまった。

マーク・ハントやマイティ・モーというK-1戦士がMMAに対応してきて結果を出してきてはいるが、スロウィンスキーは、現時点ではまったくタックルやグランドに対応出来ておらず、グランドになると焦り過ぎて隙だらけになるという感じだ。経験を積んで克服して欲しい。

■　KSW 26: Materla vs. Silva 3
日時：2014年3月22日
場所：ポーランド・ワルシャワ

＜KSWミドル級タイトルマッチ＞
○ミハウ・マテルラ（王者）
　判定
●ジェイ・シウバ（挑戦者）
※マテルラが王座防衛

＜ヘビー級＞
○マルティン・ロザルスキー
　2R TKO
●ニック・ロスボロー

＜フェザー級＞
○アルトゥル・ソウィンスキー
　反則
●アンゾル・アジエフ

＜ライトヘビー級＞
○ゴラン・レルジッチ　
　判定
●カロル・チェリンスキー

＜女子戦＞
○カミラ
　判定
●イリーナ

＜ヘビー級＞
○ミハウ・アンドリューザック
　1R TKO
●ポール・スロウィンスキー

＜ライト級＞
○セルゲイ・グレイチコ
　判定
●ヤコブ・コヴァルヴィックス

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