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WOWOW生中継!UFC−究極格闘技− UFC160 ヴェラスケス&ドス・サントス迫力満点豪快KO勝利共演

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(C) Photo Courtesy of UFC

 オクタゴンと呼ばれる金網に囲まれた八角形のフィールドで行なわれる、世界最高峰の総合格闘技大会 UFC。全米を中心に世界各国で開催され、世界中の格闘家たちが“最強”を目指しリアルファイトを繰り広げる!
 今回のメインは、昨年末のUFC155でジュニオール・ドス・サントスへのリベンジを果たし王座に返り咲いたケイン・ベラスケスとブラジルの巨人アントニオ・シウバによるヘビー級タイトルマッチ。またセミメインでは、前ヘビー級チャンピオンのジュニオール・ドス・サントスと、3月の日本大会で豪快なTKO勝ちを収めたマーク・ハントによる豪腕対決も。ど迫力のヘビー級バトルが必見の大注目の大会だ。

UFC160大会のメインカードは、軽量級と重量級、優れたキックボクシングと見事なサブミッション、人気者の勝利と番狂わせ、僅差の判定試合と残り僅かの時点での逆転KOと、格闘技の全ての魅力が詰まったものとなった。今大会に欠けていたものを挙げるとするなら、つまらない試合くらいであろう。そんな中、ヘビー級王者が王座を守り、二人の戦士がそれぞれの階級の王座挑戦に名乗りを上げたのだった。


 この大会は5月26日(日) 午前11:00より、WOWOW UFC-究極格闘技-で生放送されました。

UFCオフィシャルホームページ
WOWOW UFC-究極格闘技-


■ UFC 160
日時:5月25日
場所:アメリカ ネバダ州ラスベガス

<メインイベント ヘビー級タイトルマッチ>
○ケイン・ヴェラスケス
 1R 1分21秒 TKO
●アントニオ・シウバ
全ての階級、全てのMMA大会の頂点と言えるUFCヘビー級王座戦。現王者ケイン・ヴェラスケスに挑戦するのは、アリスター・オーフレイムをKOで葬ったアントニオ・シウバ、1年前の再戦となる。1年前はヴェラスケスがTKO勝利している。
試合は前回以上にヴェラスケスが完勝。スタンドで圧倒し、最後は右フックがシウバの顎に命中、ダウンして亀状態になるシウバに追撃のパウンドでレフリーがストップ。ヴェラスケスが見事に王座防衛を果たした。

 この勝利でヴェラスケスは12勝1敗に。前王者のジュニオール・ドス・サントスとの三度目の決戦が待たれることとなった。一方、敗れたシウバは18勝5敗となった。

<セミファイナル ヘビー級>
○ジュニオール・ドス・サントス
 3R 4分18秒 TKO
●マーク・ハント
前ヘビー級王者であり返り咲きを狙うジュニオール・ドス・サントスに、元K-1王者でMMAに慣れてきて着実にランクアップしているマーク・ハント。会場はドス・サントスに凄い声援が飛んでいる。スタンドの打撃でも手数、ヒット数共にドス・サントス有利で、オーバーハンドの右フックでハントからダウンを奪うが、驚愕の打たれ強さを誇るハントはなんと立ちあがる。2R終盤にはドス・サントスがテイクダウンして攻めるもののラウンド終了。このまま判定になるかと思われた3R、なんとドス・サントスのバックスピンキックが炸裂。ハントの頭をかすめ、そのままハントはダウン、完全に意識を失ったハントに追撃しようとするドス・サントスをレフリーがストップし、衝撃的なKO勝ちとなった。

この勝利でドス・サントスは16勝2敗に。王者ケイン・ヴェラスケスとの再戦に王手をかけた。敗れたハントは9勝8敗に。通算戦績こそ振るわないものの、ハントはこの試合までUFCのオクタゴンで4連勝していた。

「ハントの打撃技は非常に危険だ。でも僕は自分の拳を信じて使ったんだ」とドス・サントスは語った。「彼の最初のパンチで目の上を切られてしまって、『おお、なんて強いパンチだ!』って思ったよ。ブーイングをもらった時は『気にするな。これは僕の作戦なんだ。ハントを混乱させないと』って自分に言い聞かせていたんだ。」

<ライトヘビー級>
○グローバー・テイシェイラ
 1R 2分38秒 ギロチンチョーク
●ジェームス・テフナ
ライトヘビー級、次の王者候補と期待されるテイシェイラ、当初はライアン・ベイダー戦が組まれていたが、ベイダーが負傷欠場で、代役として、現在4連勝中のテフナが抜擢された。会場は、チャック・リデルの弟子だからなのかテイシェイラに凄い声援が飛んでいる。そして、試合もテイシェイラが圧倒。スタンド打撃からテイクダウンを奪い圧倒するテイシェイラ、最後はギロチンチョークを完璧に決めてテフナがタップ。まさに圧勝という感じでテイシェイラが一本勝ちした。

 これで19連勝をあげたテイシェイラは、マイク・タイソンに祝福されて大感激。「マイク・タイソンだぜ! 信じられないよ!昨日の計量のとき、タイソンは僕はいつかチャンピオンになるって言ってくれたんだ。だから今日、彼の前で勝てて最高の気分だ。子供の頃、夜遅くに彼の試合を見ていたんだよ。」

 テイシェイラはこれで21勝2敗、UFCでは4連勝となった。テフナの方は18勝6敗に。UFC127における、アレクサンダー・グスタフソン戦以来の敗戦となった。

<ライト級>
○TJ・グラント
 1R 2分07秒 TKO
●グレイ・メイナード
ライト級王座次期挑戦者決定戦という同階級のトップランカー同士の対戦。当時の王者フランク・エドガーに奇跡の逆転勝ちを許したものの、追い詰めたメイナードと、ライト級転向で4連勝中のグラント。実力拮抗で混戦が予想されたが、試合はグラントが圧倒。スタンドで金網に追い込み、ワンツーでダウンを奪う。そしてパウンド連打、なんとか立ちあがるメイナードに膝蹴り、パンチでダウンを奪うグラント。レフリーがストップして、グラントが見事にTKO勝ちした。

 ライト級転向以来負け無しのグラントはこれで5連勝、戦績は21勝5敗となった。「試合で全てを出し切れば、みんな喜んでくれると分かっていたよ」と、これまでの11戦にわたるUFCでのキャリアを、あまり注目を浴びずに過ごしてきたグラントは語った。「グレイ相手にグラウンド勝負は避けたかったんだ。グレイはあまり足を使わないから、チャンスはあると思っていたよ。特にKOを狙っていたわけではなく、顔面に当てようと思ってたんだ。うまくいくなと思ってたよ。」メイナードはこれで12勝2敗1分1ノーコンテストに。この試合以外の彼の唯一の敗戦は、フランキー・エドガーとのライト級タイトル戦によるものだ。

<ライト級>
○ドナルド・セラーニ
 判定 3-0
●KJ・ヌーン
UFC軽量級の名物男、名勝負製造機である“カウボーイ”セラーニに対するは、ストライクフォースからの移籍組であるKJ・ヌーン。スタンド打撃でも優位を保つセラーニが、テイクダウンを何度も決め、グランドでも優勢。パウンドでヌーンを流血に追い込み、危なげなくセラーニが完勝した。

1月の前戦において、アンソニー・ペディスに生涯初のKO負けを喫したセラーニは、今回見事な復活を遂げてみせた。これで戦績は20勝5敗1ノーコンテスト。2011年にWECからUFCに転出して以来7勝目となる。ストライクフォースで活躍したヌーンは、今回のUFCデビュー戦を勝利で飾れず。これで通算10勝6敗となった。

プレリミナリーカード
<ウェルター級>
○マイク・パイル
 判定 2-1
●リック・ストーリー

 判定は29-28、29-28、28-29でパイルを支持。パイルの戦績はこれで25勝8敗1分となった。パイルは勝利という結果は喜んだものの、試合内容は満足していなかったようだ。「1ラウンドに打たれ過ぎてしまったよ。でも試合が進むごとに、確かな技術を出せるようになっていったと思うよ」

<フェザー級>
○デニス・バミューデス
 判定 2-1
●マックス・ホロウェイ


<ウェルター級>
○ロバート・ウィテカー 
 3R 0分41秒 TKO
●コルトン・スミス

<ライト級>
○ハビブ・ヌルマゴメドフ
 判定 3--0
●エイブル・トゥルヒーロ 

<ウェルター級>
○スティーブン・トンプソン
 判定 3-0
●ナーション・バレル

<バンタム級>
○ジョージ・ループ
 2R 1分43秒 TKO
●ブライアン・ボウルズ

<フェザー級>
○ジェレミー・スティーブンス
 判定 3-0
●エステヴァン・パーヤン

詳細版はマット界舞台裏6月6日号白石補強武藤新日復帰!?混沌IGF野毛道場寮改修パンクラス映画に掲載されました。


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2013年05月26日 03:57に投稿されたエントリーのページです。

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