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7・14GENOME21大阪大会 遂にタイトル移動 絶対王者ジェロム・レ・バンナ陥落 新王者、藤田和之!猪木は諸葛亮公明に

 先週、中国上海大会を大成功させた、アントニオ猪木率いるIGFが、7月14日には真夏の大阪に乗り込み『GENOME21』を開催した。

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試合は前半バンナが圧倒したが、藤田が逆転勝利で新王者に。

 メインでは、IGFの絶対王者として君臨していたジェロム・レ・バンナが、2度目の挑戦となる藤田和之に敗れ、タイトルが移動するという波乱の結果だった。試合前から、バンナが上海大会で肩を痛めているという情報が流されており、タイトル移動プラグが立っていた。そして、試合もいつもは、試合序盤にバンナが挑戦者の攻撃を受けて、後半にK-1仕込みのスタンド打撃でバンナが逆転するという展開だったが、今回は逆にバンナが試合序盤にラッシュ。一応、肩負傷の為、短期決戦に出たという事になっており、そして後半に藤田が、スープレックスからパイルドライバーで逆転のフォール勝ちと分かりやすいプロレスを演じてくれた。

 試合後に、澤田敦士が藤田に挑戦を名乗り出て、藤田は猪木に、対戦していいか聞くと、猪木は「俺に聞くんじゃねえ!」と激怒。今後は藤田を軸に対日本選手路線を行うつもりの様だ。

 このシナリオは、長過ぎたバンナ政権でマンネリ感が出ていた事に加え、バンナが先日、再婚した為の罰ゲーム?なのか。
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 実際は、Gloryとの契約からガチンコのキック試合優先だと思われる。『マット界舞台裏』でスクープされていたように、藤田和之引っ張り出しのための約束の履行という側面もあろう。ただし、IGFが世界に打って出るには、どうしてもバンナやアーツという世界的に知名度が高いスター選手が必要不可欠、いずれはベルトを取り戻しに来るだろう。

 また、恒例の猪木劇場では、なんと三国志で人気の高い軍師、諸葛亮公明に扮したコスプレで猪木が登場。上海興行の成功を報告して、いつもの「ダッー」で会場を盛り上げてくれた。

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猪木が諸葛亮公明に!
ピーター・アーツもGloryと長期契約を結んだ為か、試合のほとんどは圧勝していたのだが、最後に澤田に逆転負けするという役をやらされ、澤田をオーバーさせた。

■ GENOME 21
日時:2012年7月14日
会場:ボディメーカーコロシアム(大阪府立体育会館)

観衆:5,826人

<第9試合 メインイベント 【IGF チャンピオンシップ防衛戦】>
●ジェロム・レ・バンナ(王者)
 4分00秒 ドリルアホールパイルドライバー→体固め
○藤田 和之(挑戦者)

<第8試合 セミファイナル>
●ピーター・アーツ、エリック・ハマー
 9分8秒 腕ひしぎ逆十字固め
○澤田 敦士、鈴川 真一

<第7試合>
○アレキサンダー・コズロフ
 5分14秒 グランドフェイスロック
●鈴木 秀樹

<第6試合 【IGFキックボクシングルールマッチ】>
●角谷 正義
 1R 2分3秒  KO
○天田 ヒロミ

<第5試合>
△将軍岡本
 6分3秒 両者KO
△川口 雄介

<第4試合 【シュートボクシング特別試合】 エキスパートクラス特別ルール>
○ナグランチューン・マーサM16
 判定3-0
●元貴

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<第3試合 【シュートボクシング提供試合】 RENA復帰第1戦 スペシャルエキシビジョンマッチ>
△RENA
 時間切れ引き分け
△MIO

<第2試合>
○毛利 昭彦
 2分28秒 KO
●冨宅 飛駈

<第1試合 【定アキラ 闘魂十番勝負・第4弾】>
○定 アキラ
 4分11秒 エビ固め
●柴田 正人


大会の全容と詳細、他媒体には不可能なタブーに切り込んだ分析版は別冊ミルホンネット7・14藤田和之戴冠IGF大阪 未開の地プロレス7・14-18BattleAid中国記に掲載されました。お楽しみ下さい。

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2012年07月15日 01:00に投稿されたエントリーのページです。

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