それにしても両陣営、死力を尽くした総力戦だった。初回の印象が大きくのちに響くというのはイメージ・ビジネスとしてのエンタテインメント産業では不文律でもある。正確には、Gloryはすでに何度も大会を開催しているが、なにせ70kgのK-1 MAX階級のトーナメント開幕戦となると、あらためて仕切り直した初陣となろう。K-1 Globalにせよ、実際はIT'S SHOWTIMEの大会としてまず日程と会場が押さえられていたものが、K-1名義となる見返りに億円単位の資金が追加投入、バダ・ハリも、ミルコ・クロコップも出場しますという豪華な内容にグレードアップ。エグゼクティブプロデューサー魔裟斗ら日本側スタッフも現地入り、新体制としては文字通りの第一弾であり、数々の困難にもめげず、立派な大会を演出できたのではなかろうか。
写真提供：K-1 Global 魔裟斗の存在感だけでK-1になる魔法だけは誰にも否定できない
＜70kg世界トーナメント 1回戦＞
●シュー・イェン（中国）
3R KO
○城戸康弘（日本）
金色のヒットマンがバックハンドブローKO勝利。欧州では禁止技ルール多いがここはK-1
＜ヘビー級 スーパーファイト＞
○ミルコ・クロコップ（クロアチア）
2R KO
●ローレン・ハヴィエル・ホルヘ（スペイン）
サービスも含めてやたら左ハイキックを繰り出したミルコだが、全部読まれてブロックされた
＜ヘビー級 スーパーファイト＞
○バダ・ハリ（モロッコ）
判定 3-0
●アンダーソン“ブラドック”シルバ（ブラジル）
期待された役割は豪快なKO勝利だったが失速する場面もあり不安を残したバダ・ハリ
欧州、北米の通信員を総動員、他媒体の追随を許さない世界最強の海外情報網を駆使したビジネス検証、周辺情報を加えた詳細版は別冊ミルホンネットK-1対Glory全面戦争勃発！マドリード/ストックフォルム炎上+APKF独占に掲載されました。お楽しみください。
Glory試合結果一覧
Gloryストックホルム大会簡易版グラフ図鑑
5・27 K-1 RISING 2012 ミルコ9年ぶりK-1復帰KO勝利 バダ・ハリもダウン奪い判定勝ち
≪GW期間の記録的ベストセラー作品、そしてロングセラーに突入！≫
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