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5・27 K-1 RISING 2012 ミルコ9年ぶりK-1復帰KO勝利 バダ・ハリもダウン奪い判定勝ち

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K-1エグゼクティブプロデューサー魔裟斗が今大会の開会を宣言した。

 遂に再出発を果たすK-1。その記念すべき最初の大会が5月27日(現地時間)、スペインの首都、マドリードで開催された。

 目玉となるのは、このK-1復活に合わせてキック復帰を果たす、悪魔王子バダ・ハリ、そしてMMAは引退するもキック復帰を宣言したミルコ・クロコップの2大スター、K-1復帰戦だ。更にヘビー級次世代の中心になるであろうダニエル・ギタとウェンデル・ロシェがいきなり一騎打ち。K-1崩壊後にめきめきと頭角を現した新星セルゲイ・ラシェンコなどヘビー級のカードが充実している。

 更に、アンディ・サワーを中心とした70キロトーナメントもスタート。ライバルであるゴールデン・グローリーと真っ向から勝負する様だ。会場ではクイントン・ジャクソンも観戦、豪華過ぎる大会に華を添えていた。

■ K-1 RISING 2012 〜K-1 WORLD MAX FINAL 16〜 in MADRID
日時:5月27日 開場17:30 オープニングファイト18:15 開会式 20:00(現地時間)
会場:スペイン、マドリード パラシオ・ビスタ・アレグレ(Palacio Vista Alegre)
主催:K-1 Global Holdings Limited

Ustreamインターネット配信
日本時間 5月26日(土)
公開計量 18:00-20:30
記者会見 21:00-22:00

日本時間 5月27日(日)
オープニングファイト 25:15
開会式開始 27:00〜

ここから視聴
*地上波、BS、CSなどTVでの放送はありません

<ヘビー級 スーパーファイト>
○バダ・ハリ(モロッコ)
 判定 3-0
●アンダーソン“ブラドック”シルバ(ブラジル)
新生K-1の目玉としてボクシング転向をいったん迂回、K-1復帰したバダ・ハリ。対するは、ブラジル人ながら、欧州を中心に活躍しているキック戦士アンダーソン・シウバだ。
バダ・ハリは1Rからブランクを感じさせぬ猛攻で、早々とパンチラッシュでシウバからダウンを奪う。しかしダウンした事で動きが堅かったシウバも吹っ切れた様に動きが良くなり、逆に失速したバダ・ハリを追い詰めるシーンも出てくる。ダウンを奪っているポイントもあってバダ・ハリが判定勝ち。勝利は文句なしだが、豪快にKO勝利で終わらせたかったバダ・ハリは少し残念そうだった。

<ヘビー級 スーパーファイト>
○ミルコ・クロコップ(クロアチア)
 2R KO
●ローレン・ハヴィエル・ホルヘ(スペイン)
約9年ぶりにミルコ・クロコップがK-1に戻ってくる。その相手は地元スペインで80戦以上のキャリアを誇るローレン・ハヴィエル・ホルヘとなった。入場曲は当然「WILD BOYS」で入場してきたミルコは、試合でも圧倒。2Rに2度のダウンを奪う。最後はミルコがコーナーにホルヘを追いこんでパンチラッシュでダウンさせ、ホルヘが立ち上がる事が出来ず、見事にK-1復帰戦をKO勝利で飾った。

<ヘビー級 スーパーファイト>
○ダニエル・ギタ(ルーマニア)
 2R TKO
●ウェンデル・ロシェ(オランダ)
バダ・ハリと共に新生K-1側のトップを担うダニエル・ギタは当初、ポール・スロウィンスキーと戦う予定だったが、地味な実力者、ウェンデル・ロシェに変更。しかし、対戦相手が変わっても問題無く、ギタの実力が冴え渡った。試合開始早々に左フックでロシェからダウンを奪うと、その後もローキックでまたダウンを奪う。2Rもギタがキックでロシェからダウンを奪い、それでも立ち上がってきたロシェだが、もう無理とロシェ陣営が判断しタオルを投入。ギタが危なげなくTKO勝利、新生K-1のエース格である事を証明した。

<ヘビー級 スーパーファイト>
●リコ・ヴァーホーベン(オランダ)
 延長判定 0-3
○セルゲイ・ラシェンコ(ウクライナ)
アーツ2世の異名をとる恵まれた体格のリコ・ヴァーホーベンにK-1崩壊後めきめきと頭角を現したセルゲイ・ラシェンコと次代のK-1を背負う新鋭対決。
試合は一進一退の攻防で3R戦っても決着つかず、なんと延長戦へ。延長も両者、ほぼ互角だが、僅差でセルゲイ・ラシェンコはが判定勝ち。実力伯仲で接戦だった。

<70kg世界トーナメント 1回戦>
○アルトゥール・キシェンコ(ウクライナ)
 2R KO
●イ・スファン(韓国)
その美男子ぶりからK-1の貴公子と呼ばれるアルトゥール・キシェンコに対するは韓国のイ・スファン。この両者は2007年に戦っており、キシェンコがKO勝利している。
今回もキシェンコが2R開始早々にラッシュでスファンからダウンを奪い、なんとか立ち上がってきたスファンをコーナーに追い詰め再びラッシュ、左フックがスファンの顎を打ち抜き豪快にKO。キシェンコが快勝した。


<70kg世界トーナメント 1回戦>
○アンディ・サワー(オランダ)
 判定 3-0
●エイブラハム・ロッキーニ(スペイン)
優勝候補本命、K-1MAX王者にもなっているアンディ・サワーに対するは地元スペイン人ファイター、WFCA王座など多くのタイトルを取った実績があるエイブラハム・ロッキーニ。
地元の大歓声に後押しされて、気持ちを全面に出し前に出るロッキーニだったが、サワーが老獪なテクニックでポイントを稼ぎ判定勝ちした。

<70kg世界トーナメント 1回戦>
○ムルテル・グロンハート(オランダ)
 3R KO
●ハルト・グリゴリアン(ベルギー)
クリス・ギンビに勝利した実績をもつハルト・グリゴリアンに、プレデターの異名をもつムルテル・グロンハートが挑む。試合はグロンハートが3R、疲れを感じさせないラッシュ、グリゴリアンから2度のダウンを奪ってKO勝利。アフリカ系の強さを見せつけた。

<70kg世界トーナメント 1回戦>
●名城裕司(日本)
 判定 0-3
○リース・マカリスター(英国)
日本の名城裕司と、K-1では珍しいイギリス人ファイター、リース・マカリスターの対戦。長身のマカリスターがリーチ差を生かした攻撃で名城を翻弄し、判定で勝利。

<70kg世界トーナメント 1回戦>
●シュー・イェン(中国)
 3R KO
○城戸康弘(日本)
あの長島☆自演乙☆雄一郎を1Rで豪快にKOした実績をもつ散打王者、シュー・イェンと日本の城戸康弘が対戦。試合はなんと城戸康弘のバックブローがさく裂。シュー・イェンをKOして、城戸がKO勝ちした。


<70kg世界トーナメント 1回戦>
○マイク・ザンビディス(ギリシャ)
 3R KO
●シャヒッド(モロッコ)
K-1MAX初期から活躍する剛腕マイク・ザンビディスに対するは、同じく重い打撃をもつシャヒッド(オラド・アラフ)。この両者は2010年にも対戦しており、その時は延長判定でザンビディスが勝利している。試合は、ザンビディスの剛腕がさく裂、左フックが命中し、耐えようとするシャピッドだが、崩れる様に倒れ、大の字になってダウン。ザンビディスがKO勝利を飾った。

<70kg世界トーナメント 1回戦>
○クリス・ギンビ(コンゴ)
 判定 3-0
●ロンガーン・スーパープロ・サムイ(タイ)
コンゴ出身の戦争難民ファイター、クリス・ギンビ(ナギンビ)はサイモン・ルッソの秘蔵っ子と呼ばれ現在、売り出し中、対するは元ムエタイ、ルンピニー王者で佐藤嘉洋に勝利した実績もあるロンガーン・スーパープロ・サムイ。派手な飛び膝蹴りなどでギンビが攻めこみ判定勝ち。リスティと並びアフリカ系ファイターの台頭を見せつけた。

<70kg世界トーナメント 1回戦>
●ドラゴ(アルメニア)
 判定 0-3
○アンディ・リスティ(スリナム)
K-1MAXでも人気を博した移民ファイター、ドラゴに対するは、日本の日菜太に1Rで完勝したアンディ・リスティ。試合は終始、リスティがリードして判定勝ち。ジョルジオ・ペトロシアンを倒すのはこの男と太鼓判を押されているリスティ、現在、ペドロシアンはグローリー側な為、直接対決は難しいが、K-1で王者になって名を挙げたい所だ。


欧州、北米の通信員を総動員、他媒体の追随を許さない世界最強の海外情報網を駆使したビジネス検証、周辺情報を加えた詳細版は別冊ミルホンネットK-1対Glory全面戦争勃発!マドリード/ストックフォルム炎上+APKF独占に掲載されました。お楽しみください。

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バス・ブーンと直接の交友がある格闘技ジャーナリスト、タダシ☆タナカが独占インタビューに成功。その完全版の全文掲載は無論のこと、その行間の意味までも解きほぐす究極のルポタージュ大全だ。

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