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ガチの昇華「ビンス・マクマホンWWE会長解任!神童CMパンク離脱」〜衝撃のWWE RAW

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 なんとCMパンクがWWE王座を奪ったまま、離脱するというショッキングな『WWE Money in the Bank』だったが、翌日の『WWE RAW』でも衝撃が走った。
HEROとは何か? KISS ASSする輩がケツを叩くアンチに敗北の興奮〜『WWE Money in the Bank』CMパンク新王者に!このまま離脱か?

 登場予定だったCMパンクは現れず、番組冒頭、ビンス・マクマホンは、“CMパンク”コールをする観客に向かい、「CMパンクは自己中心的な最低の男だ、二度と奴の名前を口にするな」と追放を宣言、以後、実況席のマイケル・コール、ジェリー・ローラーにもCMパンクという名前を口にさせない様にした。(「レスリング」という言葉は使わないポリシーと同等)

 そして、今から新WWE王者決定トーナメントを開催するとして、トーナメントをスタートさせた。決勝まで残ったのはレイ・ミステリオとザ・ミズであったが、決勝戦は来週行うとしたビンス・マクマホンがいかにWWEは素晴らしいかを説き、全員感謝する様にアピール。そこにジョン・シナが現れた。シナはモントリオール事件でブレット・ハートをはめたショーン・マイケルズの様にCMパンクをはめた男として記憶されるのはごめんだと語り、WWEを愛しているが、ビンスのケツにキスする会には入りたくないとビンスを拒否、引き止めるビンスを振りきって去ろうとする。

 そこでいきなり、トリプルHのテーマ曲が流れる。背広姿のトリプルHが登場。ビンスは娘婿の登場に歓喜するが、トリプルHは神妙な顔つき、静かな口調でビンスに語りかけた。今朝、WWEの重役会があった。そこで、ビンス・マクマホン会長不信任投票が行われ、満場一致で不信任が決定した。よってビンス・マクマホンはWWE会長解任となる。今後、WWEの事業を引き継ぐのはトリプルHという事も決定した事を伝えたのだ。

 あまりに突然の解任劇に、ビンス・マクマホンはリングの上でポロポロと涙を流す。その姿を見たトリプルHは「愛してるよ、パパ(トリプルHは義理の息子)、ごめん」と呟き、会場からは「サンキュー、ビンス」チャントが巻き起こり、ショッキングな余韻を残して番組は終了したのだった。

 勿論、この番組内容はプロレスなのでお芝居なのだが、トリプルHとステファニー夫妻へ体制移行は現実のガチ話だ。アングルはシュートとなって昇華。その微妙な境界線に魔の刻印が押される。これぞWWE劇場の真骨頂であろう。
 以前からビンス・マクマホンは一線を退き、リンダ・マクマホン夫人の選挙活動に力を入れていくつもりであり、2007年のビンス・マクマホン爆破事件(ストーリー上、車が爆発してビンスが死亡したというアングル)は退く為のアングルであった。しかし直後にクリス・ベノワ死亡という事件が起こったので、急遽復帰となった経緯もある。
 今回も元々、体制移行のタイミングを伺っていたので、CMパンク離脱問題が一般メディアをも巻き込む大騒動として爆発、ここに組み込んで現実とドラマをリンクさせて、話題にしたという事だが流石にWWEという感じだ。不信任決議はコーポレイト・ドラマのヤマ場でもある。
 また、副社長ジョニー・エースへの叱責も、アングルを装ったガチだ。海外のニュースで、ビンスがここ最近のCMパンク契約交渉などの失態をみて、ジョニー・エースに失望していると報じられたので、同じくドラマに組み込んだものだ。

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スーツ姿のトリプルHがピンクスリップ(解雇通知)を義理の父親ビンス会長に宣告する残酷
 (c) 2011 WWE, Inc. All Rights Reserved.

 それにしても、ビンス・マクマホンの千両役者ぶりも見事過ぎる。リング上で歓喜の表情から一転、絶望で涙を流す演技はプロの役者も顔負けの名演技。億万長者にも関わらず、お客さんを楽しませる為なら、バカな役も汚れ役も行い、自分への批判すらストーリーに組み込み全て受け入れる器量は、日本のプロレス・格闘技選手、関係者も大いに見習うべきであろう。

 但し、トリプルH体制、最初の大仕事とされるのはシン・カラ獲得だった訳だが、そのシン・カラがウェルネスポリシー違反(WWEで使用禁止指定された薬物や違法ではないが違法性が高い(人体への負担が高い)薬物を使わないという覚書に違反)で謹慎30日が言い渡された(表向きのアングルは怪我で欠場になっている)。売り出しの失敗責任を含めて、WWEガチの内紛劇はPPV大会『サ―マースラム』に繋がることになる。

 この大人のファン大興奮の刺激的展開は、アメプロに圧倒的に強いミルホンネットが電子書籍にてさらなる深淵を解きほぐします。PPV大会『Money In The Bank』と合わせて画像も届きましたので、22日金曜昼発売の『マット界舞台裏7月28日号』をお楽しみ下さい。

WWE
WWE - J SPORTS オフィシャルサイト

WWEは国内最大のスポーツ専門TV局J SPORTSにて放送中!

※ 放送に関する情報はJ SPORTSホームページ
またはJ SPORTSカスタマーセンター(03-5500-3488 10:00〜18:00)まで

『WWE RAW』
日時:2011年7月18日
場所:アメリカ ウィスコンシン州グリーンベイ

<WWE王者決定トーナメント準決勝>
○レイ・ミステリオ
(12分48秒 ピンフォール)
●Rトゥルース

<WWE王者決定トーナメント準決勝>
○ザ・ミズ
(3分45秒 ピンフォール)
●コフィ・キングストン

<ディーバ団体戦>
○ケリー・ケリーズ・チーム
(1分02秒 ピンフォール)
●ベラ・ツインズ・チーム

<WWE王者決定トーナメント1回戦>
○レイ・ミステリオ
(5分00秒 ピンフォール)
●ドルフ・ジグラー

<WWE王者決定トーナメント1回戦>
○コフィ・キングストン
(5分00秒 ピンフォール)
●アルベルト・デル・リオ

<WWE王者決定トーナメント1回戦>
○Rトゥルース
(4分20秒 ピンフォール)
●ジャック・スワガー

<WWE王者決定トーナメント1回戦>
○ザ・ミズ
(4分57秒 ピンフォール)
●アレックス・ライリー

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2009年7月8日
 マニアックなジャパニーズムーブを随所に散りばめ地元のファンを喜ばせ、テーブルが壊れるアクシデントで予定のスポットが遂行できないとみるやすぐに応用して乗り切り、大人のファンを喜ばせる。そしてジェフ・ハーディの良さをも全身で受けた止めたCMパンクが世界ヘビー級王者、そしてメインイベンターとしての真の実力を見せ日本公演トリを締めた。
別冊ミルホンネット 獅子凱旋 新世代の息吹〜アメプロ大全2009

 究極アングルの全容は、『マット界舞台裏』海外情報局のバックナンバーを揃えれば、その経緯がわかります。試されているのは貴方のプロレス頭の理解度なのです。

【タブー満載企画:海外情報局はマニア必携の突っ込み内容が好評です】
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週刊マット界舞台裏7月26日号 vol.97 神童CMパンクビンスに傍若無人要求

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2011年07月20日 03:08に投稿されたエントリーのページです。

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