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今週の「マット界舞台裏」は、猪木が焚きつけている8・27興行戦争だが、実はもうミエミエだという結果に迫る!

110714hyoushi.jpg IGFの7月10日東京ドームシティホールで、アントニオ猪木がいつものようにリング上で挨拶をしている際、8・27日本武道館『ALL TOGETHER』のことが1面になった東京スポーツの記事を背負った覆面男のミスターTが乱入したという。

 その記事を見た猪木は「まぁ、いいけどよ。みんな借金だらけの団体で、K−1も潰れそうだし、借金もオレが面倒みてやるから、みんな俺のところへ来い」と、往年の植木等ばりに無責任なことを言って大笑いしたというのだから、相変わらずである。

 さらに「東スポじゃしょうがねぇな」と言って、とくに攻撃することなく無傷でミスターTを退場させた猪木は、「勝負する元気がないとダメだ。ぶつけろ!って言ってぶつけました。3団体束になってこんなジジイに掛かってこい、両方満員になればいいことなんで」と、敢えて8・27にIGFの国技館をぶつけたことを公の場で告白すると、新日プロ、全日プロ、ノアのメジャー3団体に対して「3団体束になってこんなジジイに掛かってこい」と堂々宣戦布告!

 ただし、『ALL TOGETHER』の主催者が東スポということもあって、「東スポじゃしょうがねぇな」と言ってみたり、「両方満員になればいいこと」といった、猪木なりのフォローを入れている部分は思わず笑ってしまう。

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 やると決まった以上は、この8・27の興行戦争を盛り上げて、猪木の言う通りどちらも満員になることが望ましいが、井上譲二記者にしてみれば「今回(8・27)に限って言えば結果がミエミエで、全く興行戦争になっていない」とひどく冷めた目で見ている。

 ひとあし早くIGFのほうは、8・27国技館で、2億円のベルトを争う「IGFチャンピオンシップトーナメント」の決勝戦として、ジョシュ・バーネットVSジェロム・レ・バンナが決定した。武道館の『ALL TOGETHER』はまだ1カードも発表されていないが、ノアの7・10有明コロシアムで潮崎豪が杉浦貴を破ってGHCヘビー級選手権を奪取したため、恐らく棚橋弘至、諏訪魔、そして潮崎というフレッシュで見た目もいい王者トリオが揃い踏みとなるだろう。

 と、現時点では両方ともこの程度しか判明していないのに、なぜ井上記者はすでに興行戦争の結果までミエミエなのか?
 確かにメジャー3団体の夢のオールスター戦に対し、国技館はIGFだけで単独開催されるため、IGFが不利と思われるが、IGFだって7・10の東京ドームシティホールは超満員札止めとなる3088人(主催者発表)も動員しているし、東スポ批判をして『ALL TOGETHER』出場を辞退した武藤敬司が国技館のほうに現れるのではないかというウワサもある。

 フタを開けてみたらIGFだって、猪木の言う通り、メジャー3団体が束になってかかっていかなくてはならないくらいの勝負になるではないかと思われるが、井上記者の言う「結果がミエミエ」の理由とは何なのか? そこには今回の興行戦争の意外な盲点があった!

週刊マット界舞台裏'11年7月14日号 前田リングス復活会場タダ入告発

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2011年07月11日 01:15に投稿されたエントリーのページです。

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