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今週の「マット界舞台裏」は、いま明かされるジョー樋口さんが全日プロを離れてノアに移籍した本当の理由!

10.11.18BUTAIURA.jpg 日本プロレス界が誇る名レフェリーであるジョー樋口さんが、11月8日に肺腺がんのため死去した(享年81)。
 今年は8月に山本小鉄さんも亡くなっており、まだプロレスがゴールデンタイムで放送されていた頃の全日本プロレスと新日本プロレス、それぞれのリングでレフェリーとして活躍されていたお二人が相次いで亡くなるという年になってしまった。

 ジョーさんと言えば、試合中にレスラーと誤って激突した際に長い時間失神してしまい、リング上が無法地帯になってしまうことで有名。
 スタン・ハンセンやザ・ロード・ウォリアーズのような荒くれ者な外国人レスラーも多かった全日マットでは貴重な名脇役だった。

 ジョーさんの場合、どんなにヒールレスラーの反則攻撃に気付かなくとも、どんなに長い間失神しようとも、決して試合が“お笑い”になることはなかった。それはジョーさんのレフェリングが厳格だったからだろう。その辺は近頃のレフェリーには、なかなかマネ出来るものではない。
 そのイメージ通り、普段のジョーさんは超マジメ人間で、日本人選手のみならず大物外国人レスラーの信望も厚かったという。

 “縁の下の力持ち”として、ジャイアント馬場さんが作った全日本プロレスを支え続けた功労者なのは間違いない。
 それだけに三沢光晴さんたちが馬場さんが亡くなったあとの全日プロを離脱して、プロレスリング・ノアを旗揚げした際、その旗揚げメンバーにジョーさんがいたことに、少なからず驚いたファンもいたと思う。当時はまさかジョーさんが全日プロを離れるなんて想像も出来なかった。

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 ジョーさんの口から馬場全日プロに対する不満なんて、決して出ることはない。
 だが、すでに高齢のためレフェリーを引退していたジョーさんが、これまで献身的に働いてきた全日プロを離れ、ノアに移籍したのには理由がある!

 そこで今週の『マット界舞台裏』では、最後までジョーさんから語られることのなかった、ジョーさんが全日プロを離れて、ノアに移籍した真の理由を元『週刊ファイト』編集長の井上譲二記者が記事にしている。
 ジョーさんは若い頃、ある大きな夢があった。しかし、全日プロで働き続けたことで、その夢を諦めることになってしまったのだ・・・

 改めて、ジョー樋口さんのご冥福をお祈りします。

週刊マット界舞台裏'10年11月18日号

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2010年11月15日 02:33に投稿されたエントリーのページです。

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