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今週の「マット界舞台裏」は、小川直也の不可解なIGF出場辞退騒動の真相に迫る!

10.09.16BUTAIURA.jpg 総合格闘技のDREAMが名古屋の日本ガイシホールで大会を開催する今月25日、同じ日に東京のJCBホールでIGFが大会を開催することをつい最近まで知らなかったプロレスファンも結構いたのではないだろうか?

 ただでさえ大会の間隔が開いているIGF。前回大会が5月9日に大阪で行われたので、4カ月強ぶりの大会開催だ。しかも頻繁に記者会見が行われて対戦カードが発表されるわけでもなく、この4カ月強の間にIGFの話題が出ることはほとんどなかった。

 ところが大会まであと1カ月を切った今月3日、IGFのエース的存在である小川直也が突然、自身のブログで9・25JCBホール大会への出場辞退を発表した。
 あまりに突然、突拍子もないことを小川が言い出したため事態が掴めず、どのマスコミも当初はこの件を大々的に取り上げなかった。

 そんな中、ミルホンネットだけは敏感に“何か”を察知し、翌4日に「小川直也が『IGF GENOMU13』JCBホールを辞退!マット界引退か?真意を紐解く」という記事をアップしている。

 この辺りから関係者が慌ただしく動きだし、ゼロワン側も中村祥之氏がツイッターやブログ上で小川に反論。ミルホンネットもすぐさま5日に「9・25『INOKI GENOMU13』小川直也欠場の軌跡〜その真相が書かれた小川直也のブログに、ゼロワン中村代表が猛反論」という記事をアップしたが、この時点でもまだミルホンネットの独占状態と言っていいほどだった。恐らくJCBホール大会に向けての“話題作り”程度に思っているところが多かったのだろう。

 週が明けて7日の東京スポーツでようやく詳細記事が出たが、その頃にはもう小川が9・25JCBホール大会に出ないことは“確定事項”になっていた。

 小川は自身のブログにおいて「IGFはオレと破壊王(故橋本真也)の関係を知りながら、クーデターを起こして破壊王を追放したゼロワンの選手とのカードを言ってきた。(それを承諾したら)破壊王に申し訳ないから今回は見送ることにした」(要約)と心情を吐露しているが、それが本当の理由ならオファーされたカードを拒否すれば済む話。

 IGF側は看板選手の小川にドタキャンされるくらいなら、ゼロワン勢以外の対戦相手を探すからだ。それだけに小川の出場辞退はひどく不可解である。
 そこで今週の「マット界舞台裏」では、元『週刊ファイト』編集長・井上譲二氏がこの件に関する解説とともに、アントニオ猪木と小川の“奇妙な関係”を明らかにしている。

 理由はどうあれ、看板選手であることは間違いない小川が突如出場を辞退するというのは緊急事態だが、井上氏は「深く考える必要はない。小川の我がまま病が出ただけですよ」と小川をバッサリ斬り捨てた。さらにその一方で、師匠である猪木に対しても痛烈な“ダメ出し”をしている。

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 そして今週号の目玉は、編集部担当ページでは井上氏とは別角度からの記事を掲載している点だ。
 渦中の小川とコンタクトを取った高尾淳氏による“小川サイド”からの言い分や、今回の件を詳細にまとめ上げた記事はすべて後追いになってしまう他のマスコミではまずお目にかかれない! これはこの件を最も速く重大事件として扱ったミルホンネットだからこその独占記事である。

 井上氏の記事と、編集部担当の記事、この2つの記事を読んでいただければ、この一見不可解な「小川、IGF出場辞退」騒動の真相が見えてくるはずだ。

週刊マット界舞台裏'10年09月16日号

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2010年09月13日 02:16に投稿されたエントリーのページです。

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